週末にことみが初めて熱を出しました。軽い風邪だろうと思っていたら、その後の下痢が止まりません。今もほとんどおっぱいしか飲まない状態。ぽっこりしていたおなかがへこんでしまいました( ´(ェ)`)昨日少し収まったので保育園に連れて行ってみたらやっぱり駄目でお迎えにきてくださいの連絡。今週から四時半になって自分の時間ができるはずだったんですが、なかなか思うようにはいきません。まずは元気になってもらわないと。


とはいえ、先週は一時まで預かってもらえたので、久しぶりに少し仕事っぽい本を読んでみました。頭だけでも感覚取り戻さないと(;^_^A


去年の本なので今頃、という感じですが。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる/梅田 望夫
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かなり刺激的でした。グーグルの例が特に印象的。グーグルの組織マネジメントの考え方は、「ベスト・アンド・ブライテスト」主義。ものすごく優秀で頭のいいやる気にあふれたやつらが集まって、情報共有すれば物事はより早いスピードで進む。平たく言えばそういうことです。以前、グーグルの採用試験のことをテレビでやっていて、(空港だったか無人島だったかで)一ヶ月一緒に過ごさなければならないとしたときに仲間として楽しく過ごせるか、という観点で最終の採用を決める、というのを見たときに、ほお、面白いけど厳しいことをやっているなあ、と思ったものですが。

これって、優秀で自信を持っている人にとってはとても魅力的な環境なんだろうけど、力のないものにとっては別世界ですね。まあ、それでいいのだろうけど。

この本の主題自体は、もっと別のところにあるのですが、組織としてそういう考え方をしているところが今、ウェブ世界を引っ張っていっているんだ、ということの現実がちょっと痛かった。この本、ウチの会社の推奨本なんですよね。おいおい、どーすんだ、という感じ。

それとは別に、ヤフーとグーグルの違いが、テクノロジーの介在の割合、というところも面白かったです。ヤフーは最後は人間の判断をあてにするけれど、グーグルは逆に人間の判断をまったく排除するほうへ進めている。どちらが優勢になるかどうかはまだ分かりませんが、なるほどそういう考え方なのね、と腑に落ちました。



もう一冊。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か/エリヤフ ゴールドラット
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これもしばらく前の本ですが、こちらも面白かったです。小説形式になっているので物語としても面白く一気に読めました。工場閉鎖まであと三ヶ月、という状況に追い込まれた工場長が、物理学者のアドヴァイスを受けながら、起死回生の逆転をする、というような内容です。まずは、会社にとって究極の目的は何なのかを突き詰めるところから始まります。それは「お金を儲けること」。工場の中は本当にその目的のために動いているのか?遊ばせておく人員がもったいないから必要のない部品までつくらせて、結果在庫を増やしていないか?とか、工場の中で足を引っ張っている部分(ボトルネック)を探せ、生産能力はボトルネックによって左右される、とか、なるほど、と思えることが次々に出てきます。

あとがきでは、内容に賛同してくれる人は多いけど、実際に使える人は驚くほど少ない、とあって、それもそうかもしれない、と思いました。頭で分かることと実際にやるのとはまた別物ですからね。

私も仕事に復帰したら、頭じゃなくて、ちゃんと結果を出さないと。結果が出てナンボですものね。いやいや。