今日は朝から真夏の陽気。
半袖で出勤してしまいました。



★究極の旅行代理店と呼ばれて ~高萩徳宗の毎日ニッポン横断~

東京は春霞。隅田川もぼんやりと霞んでいます。




さて、だいぶ前に読んだ本の紹介です。




「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」
 3%のビジネスエリートが実践していること
          美月あきこさん著


★究極の旅行代理店と呼ばれて ~高萩徳宗の毎日ニッポン横断~


装丁も美しく、著者のお写真も美しく、
成功者の真似をしなさいと言う「王道本」です。



とても読みやすい本ですのでご一読をお奨めします。



そして読んだからには、ファーストクラスクラッカー


しかし、

国際線のファーストクラスなど夢のまた夢。


しかししかし、

JALの国内線には8000円の追加で乗れる
ファーストクラスが誕生しています。


先日、札幌に出張した際、

清水の舞台から飛び降りんばかりの
勢いでファーストクラスに乗ってみました。



成功者の空間アップとはどう言うところか、と。



座席は12席(だったと思います)


ファーストクラスですからご経験豊かな客室乗務員の方が
接客に当たります。


上着を預かってくれ、新聞を聞いてくれ、
シャンパンまで勧めてくれる。


これがファーストクラスのサービスか!



そして美月さんが言われる「総資産1億円以上」の人たちとは
いったいどんな人かと周りを見ると・・・。



通路を挟んだ反対側の中年男性が眼を疑う行為を。


いきなり皮靴を脱いで、


そしてあろうことか更に靴下を脱いで、


黒光りのする靴下を丸めて革靴に入れ、
素足を前のポケット(機内誌が入れてあるところ)に大きく
投げ出したのです。



おまけに足を組んでいるので汚い足の裏がこちらを向いています。

この中年男性、みた感じが下品と言うのではありません。


どこかの大企業の役員クラスと思われます。
しかし、素足を前に投げ出しているのは不快そのもの。


この男性は通路側に座っていたのですが、可哀想に

窓側には中年女性がひとりで搭乗しており、

汚い足で行く手を阻まれている。


途中、トイレに行くときはこの足を跨いでいました。

(足をどけないのもどうかと思うけど)


年配の客室乗務員の方はもちろん注意するでもなく
親しげに話していましたから、常連なのでしょう。


私はその丸まった匂いそうな黒い靴下と、
足の裏がこちらを向いていた時点で食欲を喪失しました。


まあ、

私は背伸びしてファーストクラスに紛れこんだだけの
サイレントマジョリティですが。



一方、私の左隣の男性。


よく言えばスキーか何かで日焼けした、
悪く言えば日サロで汚くやいた中年ロンゲの男性。


乗った時から不機嫌そのもの。



客室乗務員さん「お客さま、新聞などはなにか」
ロン毛「トースポ」


客「お客さま、お飲み物をお持ちいたしましょうか」
ロ「コーヒー」



私は飛行機に乗るたびに思うのですが、
どうして日本人中高年男性(の多く)はこんなに"偉そう”なのでしょう。


どれだけあなたが偉いかは知りませんが、
客室乗務員さんに「トースポ」「コーヒー」はないでしょう。


せめて「トースポ・プリーズ」くらいは言って欲しい、
人生の先輩として。


男として情けないです。


私は日本が大好きですが、

男の人が不必要にいばっているのは
本当に不愉快ですし辟易します。



もっとデリカシーを持って欲しいですし、
もっとスマートでいて欲しいです。



ファーストクラスの8000円は、
匂わんばかりの靴下と日サロ・ロン毛のおっさんに挟まれた
シンプルな時間でした。


JALさんも大変だと思いますが、客質の低下は目を覆うばかり。


いつもこんなではないでしょうが、乗務員の方は
この本には書かれていませんでしたが、

「私はアナタの奥さんじゃありませんから」と思っているでしょう。


奥さんは相手にもしないから外でやるのでしょうけれど。



すみません、本の話からそれてしまいました。


本はシンプルな良い本です、参考になります。

私もそうありたいと思います。



私がまだ解決できていない問題がひとつ。

私が客室乗務員の立場だったら、どうしただろう。


汚い素足を前に投げ出して
明らかに周りに不快な想いをさせているKYな中年男性に
やんわりと注意して止めてもらう方法はあるのか。


こう言ったプライドだけが高い中年男性は、
どうであればプライドに傷をつけると


「社長に言いつけてやる」


などと、情けない罵声を浴びせること必至です。


でも、注意しないで見過ごすのも違うと思うんだよなあ。
窓側の女性、本当に見ていて気の毒でした。

私も90分のフライトが「いや~な感じ」だったし。


あなたなら、どうしますか?

靴下脱いじゃうおじさん。