アズガルが何時も肌身離さず身につけている、3つの赤い宝石がついた首飾り。
この首飾りには、とてもとても深い意味が秘められている。

アズガルの一族の雄には、生まれた時からこの首飾りを渡される。
首飾りの赤い宝石は「うつる人」と呼ばれ、持ち主の死後、その持ち主の魂が宝石に移り、何時までも存在し続けると言われている。
この「うつる人」を2つ使って作られた首飾りは、 持ち主が生涯をずっと共に過ごしたいと思う相手、つまり愛すべき相手が出来た時、宝石を分けて2つの首飾りにし、愛する者同士でそれを着用する、という習慣がある。
人間の文化でいう「結婚指輪」に近い存在である。
「うつる人」の首飾りによって誓いを立てたつがいは、死後も魂が離れる事無く、何時までも共に存在し続けるのである。
アズガルの一族は、こうして夫婦となり永遠の愛を誓う。

今、何とも言えない表情でぐっすりと眠っているアズガルがつけている首飾りの「うつる人」は、1つ。
そう、彼は2つの「うつる人」を、自分が最も愛する人物に渡したのである。

疲れた彼は、唯眠る。
受け渡された「うつる人」が3つであった事を幸せに思いながら。
自分が受け入れられた喜びを深く深く噛み締めながら。




文章がまとまっていないやら、何言いたいか判らないというのはご愛嬌。
どうせ下手ですよ。(フ