トリニティはセルゲイ率いる超武による攻撃で基地を失った。何とか宇宙に逃げようと留美に

協力を求めたが、指示を出していたラグナは殺されしかも殺したアリーが、トリニティの前にも

現れ、協力を申し出ような事を言った。しかしこれは罠で不意を突かれたミハエルは、凶弾に

倒れ、スローネツヴァイは鹵獲され、ヨハンも力及ばずスローネアインは破壊され戦死した。


 そこに地球に戻って来た刹那が登場。スローネツヴァイのパイロットがアリーであると知ると

驚きを隠せず、苦戦を強いられた。しかしヴェーダはリボンズによりハッキングされ、現れた

イオリアが、GNドライブ太陽炉に隠された切り札トランザムシステムを解放。飛躍的に能力が

向上したエクシアは、スローネツヴァイを圧倒。何とか追い返す事が出来た。トランザムシステムはまさに、イオリアの理想である戦争根絶を実現させる為に、ガンダムマイスターに万が一の

場合に備えて託されていたのだった。(凄いねイオリアはアレハンドロがしようとした計画の

変更まで予知してトランザムシステムを導入していたとは!)


 資源衛星群ラグランジュⅠでは、待機中のプトレマイオスに強襲用コンテナ及び、キュリオス専用のテールブースターの収納が行われていた。整備も国連軍の襲撃に備えて急いで開始

された。スメラギとガンダムマイスター達は、トランザムシステムについての詳細を話し合って

いた。高濃度の圧縮粒子を全面解放する事で、一定時間スペックの3倍の出力を発揮させる

事が可能なシステムであり、ガンダムの太陽炉にのみに与えられていたのだ。「でもトランザム

を使用した後は、機体性能が極端に落ちる。まさに諸刃の剣!」トランザムシステムは、何度も使用可能ではなく、使用後は急激に性能が落ちる危険性を示唆したスメラギ。(そんな都合の

良いシステムが何度も使えたらそれこそ反則ですまたハムさんに聞いてないぞガンダム

なんて言われますよ。)


 その時刹那からの暗号通信が、プトレマイオスに送られて来た。「地上の擬似太陽炉搭載

モビルスーツ(ジンクス)全機が宇宙に上がった。またガンダムスローネの一機が敵に鹵獲

スローネを奪取したパイロットはアリーアルサーシェス!」アリーがスローネを鹵獲した事実を

知らされ、ロックオンは「どこまでこけにすれば気が済むのか?」怒りを露にした。ジンクスも

宇宙に全機上がり、ラグランジュⅠでの戦闘は避けられない情勢になった。(一応アリーは

ゲーリー・ビアッジというAEUの外人部隊の少尉の肩書きもあるから国連軍として参加

するのですがセルゲイとのやり取りが本当に違和感がありましたまあガンダム鹵獲方法は

だまし討ちにしたなんてさすがのアリーも言いませんでした。)


 プトレマイオスへの帰還途中刹那はラッセから、自分のガンダムに乗る理由の答えが、見つかったかどうか尋ねられた。「分からない。だが俺は俺達は、イオリア・シュヘンベルクに託さ

れた。なのに俺は俺の意志で、紛争根絶の為に戦うガンダムと共に。」イオリアに紛争根絶を

託された刹那は、あくまで自分の意思でガンダムと共に戦う決意をしていたが、まだガンダムに

乗る理由は自分の中で見つかっていなかった。「俺は紛争根絶など出来るとは思っちゃいない。

だが良きにしろ悪しきにしろ、人々の心に残った。今になって思う、ソレスタルビーイングは俺達が、存在する事に意味があるってな。」ソレスタルビーイングの紛争根絶の活動は、心に残っている。たとえ紛争根絶が出来なくても、存在自体に意味があるとラッセは考えていた。(ソレスタルビーイングの存在があるから紛争の抑止に繋がる刹那は根絶をする為に誰の意志とか

関係なく戦えば良いと思いました。)


 そして国連軍のモビルスーツ輸送艦が、プトレマイオスから捕捉された。スメラギはプトレマイオスを資源衛星を利用しての後退を指示して、キュリオスとヴァーチェに防衛戦を命じた。しかし

目を負傷しているロックオンは、プトレマイオスで待機を命じられ、ハッチもロックされていた。

「前回の戦闘で私は彼に救われた。今度は私が彼を守る!」ロックオンが身代わりになった結果助けられたティエリア。今度は自分がロックオンを守ると悲壮な決意で、戦いに挑もうとして

いた。(兄貴はどんな事があっても絶対に戦いに出てくると思いました。)


 キュリオスとヴァーチェが出撃した同時期に、輸送艦からジンクス26機が発進。いよいよ全面

対決が開始された。「敵部隊の中にスローネが居ます!」ジンクス部隊の中に、アリーが乗る

スローネツヴァイの存在が確認された。それを知ったロックオンは、アリーが乗っている事を知り

怒りを露にした。一方ジンクス部隊の指揮を取るセルゲイは、発進したガンダムが2機であると

認識すると、それに対応したフォーメーションを取って、囲い込んで殲滅させる作戦を出した。

何だかコーラはいつもの通りですけどダリルが肩に力が入っていますあのハワードを殺したガンダムは味方に居るのですけど。)


 「先制攻撃を仕掛ける行け!」飛行形態でのキュリオスの新兵器が火を噴いた!不意を突かれたジンクスを撃破した。これがきっかけで戦闘が開始。「しゃらくせえ!」先制攻撃された

パトリックを筆頭に一斉に反撃を開始した。しかしキュリオスには、機動性アップを可能にした

テールブースターが装備され、攻撃をかわし次の攻撃でまたジンクスを撃破した。そこにヴァーチェも合流し、セルゲイはフォーメーションを守りつつ、1機ずつガンダムを撃破を命令した。


 ヴァーチェに攻撃を加えた部隊は、GNフィールドが強化されていたので、中々ダメージを

与えられなかった。そこに「任せろ!行けよファング!」アリーのスローネツヴァイがジンクス

部隊の加勢に入り、GNフィールドを破壊した。(ひろしの「行けよファング!」という台詞

それほど違和感が無かったです。)GNフィールドが破られ、一斉砲撃を受けるヴァーチェは

一転して大ピンチに陥った。そして救出に向かったアレルヤは、背後から直撃を受け、再び

脳量子波の影響で頭痛に見舞われ、宿敵ソーマ・ピーリスが現れた。


 プトレマイオスには、キュリオスのテールブースターが破損し、ヴァーチェは集中攻撃を受け

ている不利な状況に陥っている状況が報告された。「ガンダムに後退命令を!」2機のガンダムに後退を命令したスメラギに、デュナメスが強行発進しようとしている情報が報告された。勿論

身体を気遣い発進を止めようとするが、ロックオンは両親と妹の敵を目の前にして、我慢出来

なかった。(自分の体よりも家族の敵を取りたい兄貴の心意気は本当に格好良いです。)


 その頃押されていたキュリオスにソーマのジンクスが、ビームサーベルで迫り、危機に瀕していた。しかし脳量子波はハレルヤが遮断。キュリオスはトランザムシステムが発動し、一気に

形勢が逆転した。(ハレルヤGJぶち殺す為と言うのはちょっといやな理由ですけどでも

トランザムシステムはGNドライブ搭載のガンダムには全機使用可能なんですねエクシア

しか使えないと思ってました。)そして一斉攻撃を受けていたヴァーチェも、トランザムシステムを

発動。形勢を逆転すると、粒子残量が少ない中でGNバズーカを発射。ジンクスを撃破した。

やっぱりコーラは格好悪い退場の仕方でしたどうせならやられちゃえばいいのに。)


 「よくもやったな!」反撃をしようとするダリル。しかし横から、GNアーマーと合体したデュナ

メスが参戦。利き目が使えないロックオン。「今は狙い撃つよりも、圧倒させてもらうぜ!」

新兵器GNアーマーの武器を最大限に利用。ジンクス部隊を撃破した。「ロックオンそんな

身体で。」身体を気遣うティエリアだが、ロックオンは身体よりも戦いを選択。輸送艦を次の

ターゲットとして狙いを定めていた。同時期キュリオスは、セルゲイとソーマをトランザムシステムの効果で圧倒。退却に追い込んだ。これでキュリオスとヴァーチェは、極端に機体性能が

落ちるので、粒子のチャージを含め行動不能になった。


 ジンクス部隊を突破したデュナメスは、総司令官カティが乗船している、輸送艦に狙いを定め

3艦の内2艦を撃沈させ「これで終わりだ!」カティの乗る最後の1艦に狙いを定めた瞬間、アーマーに攻撃を受けた。攻撃したのはスローネツヴァイ!ついに敵であるアリーと遭遇したロックオンは、復讐に燃え砲撃を開始した。しかし利き目が使えず中々当らず、ビームサーベルで

両モビルスーツは刀を交えた。


ロ「KPSEのサーシェスか?アイルランドで自爆テロを指示したのはお前か?」

ア「クルジスのガキに聞いたかAEUの軌道エレベーター建設に中東が反発するのは

  当たり前じゃねえか!」

ロ「関係無い人間まで巻き込んで!」

ア「てめえだって同類じゃねえか戦争根絶のテロリストさんよ!」

ロ「咎は受けるさ!お前を倒してからな。」

 互いの主張をぶつけ合い火花を散らす2人の戦い。そこにハワードの敵を討つべく、ダリルの

ジンクスが乱入した。「邪魔をするな!」ミサイルを放ったデュナメス。しかし意地の体当たりを

受けると、アリーに右側が見えていない事を悟られ、ファングを発射された。何とか砲撃で破壊したものの、右目が見えないハンディはやはり大きく、直撃を食らいデュナメスは戦闘不能に

陥ってしまった。(ダリルの「俺はユニオンのフラッグファイターだ!」という言葉意地は感じたけどジンクスに乗っていたら説得力はゼロです!)


 デュナメスが戦闘不能になり、ロックオンは銃を持ち1人宇宙に出た。「あばよ相棒!」パートナーのハロにデュナメスとGNドライブを託し、別れの言葉を掛けた。それは死を覚悟した最後の戦いの始まりだった。デュナメスを探すスローネツヴァイに狙いを定めるロックオン。両親と妹の

敵だけは、何としてで取らなければならない。「俺はこいつを殺らなきゃ前に進めねえ。世界とも向き合えねえ。だから狙い撃つぜ!」魂を込めたランチャーが発射された。


 それはスローネツヴァイを直撃した。その代わりにアリーに先手を打たれ、GNアームズは

直撃を受け破壊された。「わかっているさ。こんな事をしても元には戻らないって。変えられないって。それでも明日は、生きる未来を!お前らこんな世界で満足か?俺は嫌だね!」戦争の

無い平和な世界を目指し戦ったロックオン。GNアームズの破壊と共にその命は尽きた。


 それはプトレマイオスのクルーとガンダムマイスターに衝撃と悲しみを与えた。勇気ある戦いを

見せたロックオン・ストラトス!彼の戦いの歴史はこれで終わったが、刹那達には悲しむ時間は

与えられていない。私は兄貴が死んだとは信じられなかった。もの凄くショックのまま今回の

話を書きました。あの地球に指鉄砲を向けて力尽きるシーンは本当に印象的でした。