女王感染者がいなくなった場合村人達が一斉に雛見沢症候群を発症してしまう。それを
防ぐ為三四は「緊急マニュアル」と呼ばれる、村人皆殺しの計画を故意に実行しようと考えて
いる事を富竹と入江に教えた梨花と羽入!「鷹野さんが故意に緊急マニュアルを実行するとは考えられない。」富竹には三四の行動が理解出来なかった。ただその背景には、三四が雛見沢
症候群の研究の中止を通告され、自暴自棄になっての行動ではないかと推測された。更に三四を抱き込み、政治的派閥争いでライバルを蹴落とそうと企てる輩が、存在がいる事も梨花の口から2人に公表された。(東京内部の派閥争い。確かにありますな)
「富竹もしかしたら山狗に暗殺されるかもしれないです。」梨花は警告したが、富竹はその言葉を信じようとしない。しかしそこに大石が現れて「彼女は5年前に雛見沢連続怪死事件を予言したのですから。」と言うと、梨花に会いたい人物赤坂衛を連れて来た。5年前梨花の言葉を信じず東京に帰った赤坂だが、彼女にとっては心強い味方の登場で、思わず感情を現し涙を流し抱きついた。その後入江と富竹に自己紹介をし「梨花ちゃん今度は私が恩返しをする番だ!」と
妻の命を救った梨花に対して協力を約束した。
赤坂は捜査が圧力によって打ち切られた裏金が、入江機関に流れている事を入江に教えた。
最も雇われ所長で、雛見沢症候群の治療法確立に尽力して入江には、全く心当たりが無い。
そして梨花の言葉を信じなかった富竹も「ボクは古手神社の跡取り、オヤシロ様が付いている
のです。」という言葉を聞いて、梨花が持つ情報の信じ協力を申し出て裏金の証拠を山狗から
身を隠しながら集め始めた。ただ大石だけは、定年間近で退職後の生活もあるので「鷹野を
別件で逮捕出来ませんか?」という梨花の申し出を受けずに手を引いた方がいいと勧め
られた。大石も第1の被害者であるダム建設現場監督殺しの捜査が出来なくなる事を考慮して
手を引こうと考えた。しかし「大石雛見沢連続怪死事件の黒幕は、園崎家ではないのです。その内説明するのです。だから犯人が園崎家という考えは捨てて欲しいのです。」梨花は事件の
犯人が園崎家であるという考えを捨てる様に促した。
その後圭一達に昨日「マンガのストーリー」として話した、三四の梨花殺害計画と緊急マニュアルの執行と東京の派閥争いが事実である事を打ち明けた。最初は驚いた魅音だが、梨花の決意が本気なので、全力で協力する事を約束し、圭一とレナにも協力を要請した。レナは直ぐに
承諾したが、圭一は本当かどうか真偽を疑っていた。ただ梨花が「皆を巻き込んでしまって、本当に申し訳無いと思うのです。」と真顔で謝った。それを聞いていた沙都子は「何も言ってもらわない方が申し訳ないのですわよね!」と圭一に言うと、ようやく信じた圭一は、やる気を出して
沙都子に今までにないトラップ作りを促したり、レナには普段とは違う、いざとなった時の凄い
力の存在を指摘したりしてメンバーのやる気を引き出そうとし「こいつは俺達の祭だ。いっちょ
大きな花火を打ち上げてやろうじゃねえか!」と部活メンバーの結束を訴え心を一つにまとめ
梨花はその様子を見て羽入に、仲間が協力してくれる嬉しさを率直に話した。(圭一もレナの
言う通り、どんなに絶望的な状況でも、それを打ち破る力がありますね。そうです記憶が無くても圭一達は経験を通じて成長してるのです)
一方入江機関では「鷹野さんは入江機関が閉鎖された後も雛見沢症候群の研究を続ける
つもりですか?」入江が三四に今後について探りを入れつつ質問した。「個人の研究は難しい
でしょうね。機材も設備も無いですから、誰からも顧みられず余裕も無く1人っきりで、私の祖父の様に・・・・・・・・・・・・!」三四は自分が高野に引き取られた事や、悲願である雛見沢症候群を世間に認めさせるという事はもう不可能であると話をした。(そう思っていないはずです!)
三四の梨花殺害を阻止する為魅音は、梨花・羽入・沙都子を隠れさせようと考えた。その間は
赤坂が梨花達の自宅に詰めて夜も在宅している様に見せかけ、盗聴されている可能性が高い
電話にも出ない緊急避難役を担当する。当座の防御は何とかなるが「敵に揺さぶりを掛けられ
ないかな?」圭一は積極的にこちらから作戦を立てるべきだと主張した。そこで魅音が鷹野の
目的である、梨花を殺し女王感染者を消して村人を皆殺しにする緊急マニュアルを執行する事が出来なければ、混乱に陥ると考えた。すると梨花と圭一が梨花が死んだ事にすれば、何も
かも上手く行くと考え付いた。つまり梨花が死んだ事になれば、雛見沢症候群が発症し、三四は緊急マニュアルを執行しようとするが、梨花は死んでいないので何も起こらない。逆に三四
と山狗があぶりだされるというのである。
入江は定期回診と称して赤坂が詰めている梨花達の自宅に食料を持ってやってきた。既に
監視されている気配を感じていた赤坂は「いざという時の連絡方法を決めて置きましょう!」と
入江に申し出た。その方法は電話の呼び出し音の長さ、入江が1分間電話を鳴らせば、身の
危険を暗示し、それ以上ならば園崎家に行く様に指示するというものだった。一方圭一達は
大石を呼んで梨花が死んだ事にする為、死体が見つかった事を警察から公式発表して、三四
を騙ます作戦への協力を要請した。(これが成功したら山狗と三四は混乱しますね)勿論大石を
無理に巻き込む訳にはいかないが、梨花達の気概を知った大石は、協力への受諾を即決せずに同僚を巻き込む事を考慮し、意向を聞いてからという答えを出した。(退職金が飛んでも魅音が何とかしてくれるそうです。ヤッパリ命張りますからね)そして富竹は、協力者から入江機関
には裏金が存在する事、高野の親友小泉から三四に10億もの大金が提供され、その金で山
狗を買収した事実が伝えられ、三四が陰謀に加担している可能性も指摘した。(そうです三四が野村さんの口車に乗せられて、東京内部の派閥争いに巻き込まれている訳ですから)
綿流しの祭が近づいて来ているが、梨花と沙都子が学校に来ていない事を知った村の老婆
達が入江に様子を聞いて来た。「あなた達は北条を恨んでいないのですか?」梨花はともかく
沙都子を心配する老婆達に違和感を感じていた入江の前にお魎と公由がやって来た。お魎は
梨花がどうしても綿流しの演舞をやりたいという意志を知り、入江に治療を懇願した。そして
ダム戦争はもう終わりだね。村の子が風邪を引いたら心配するのが年寄りの務めだね。」と
過去を払拭して全てを水に流す事を公由と話し合った。それを聞いた入江は沙都子が喜ぶ
だろうと思い声を弾ませた。
夕方になり大石は現場監督の墓参りにやって来た。今まで信じていた犯人が園崎家である
という考えが覆ろうとし、自分がリスクの高い事件に首を突っ込もうとしている事を報告し、連続
怪死事件の真実が判るかもしれないと考えていた。その時墓に手向ける紫陽花とお魎が作った
おはぎを持って詩音と茜が大石の前に現れた。実は園崎家では毎年紫陽花と手作りのおはぎをお墓に供えていたので、驚いた大石が「犬猿の仲なのになのになぜ?」と質問した。その
答えは、雛見沢を継ぐ子供達にダム戦争という遺恨を残さない為であると茜は説明した。
その事を聞いた大石はようやく決意し圭一達の計画に賛同し、それを同僚の熊谷などに話を
したら二つ返事で了承され、梨花に強い味方が揃って来たのだった!さていよいよ役者が揃い
初めて三四との全面対決が近づいて来ます。果たして結果はどうなりますか?