昨日は掲載したのですが、何故か更新中に文章が消えてしまいました。楽しみにされて

いた方本当に申し訳ありませんでした。改めて書き直しますので宜しくお願い致します。

 存在するはずの無い赤坂が雛見沢にやって来たり、圭一達が過去自分達が異なる世界で

体験した事を夢で見てから、同様の状況になっても他人に相談したりして、惨劇に繋がる道を

回避したり、何度も同じ時間を繰り返し生きている梨花も「必ず自分が殺されている。」という

事態を回避する為に「山狗」と呼ばれる三四や入江に関わる組織から身辺を守られ「もしか

したら昭和58年6月の死の運命から逃れられるかもしれない。」と希望を見出していた。

 しかし雛見沢にある人物が戻って来てから事態は急変した。梨花が自宅に戻って来ると沙都子がいない事に気付くと羽入に声を掛けるが不在だった。「嫌な予感がするまさか・・・・・

神様どうか私の予感が外れていますように。」祈りながら走る梨花の前に、酒瓶の袋一杯に

詰めて北条家に帰って来た沙都子と出合った。実は北条家には、美人局で金を巻き上げて

いたパートナーの間宮リナが殺されて行く所が無くなった、叔父の北条鉄平が戻っていて

鉄平はかつて沙都子に酷い仕打ちをした人物だった。それでも「梨花私今日からこっちの家で

暮らそうと思いますの。私の叔父さんが帰ってきましたのだから・・・・」梨花と2人の生活は

鉄平の登場により終了した。(鉄平はもの凄くムカつく奴ですよ、ああ最悪だ

 沙都子の身に何か起きれば、また惨劇の引き金になりいつもの繰り返しなってしまう。何とか

鉄平から沙都子を救出しようと考えた梨花は、夜興宮警察署にいる大石に電話をし「赤坂と

話がしたい。」と取り次ぎを頼んだ。しかし大石は赤坂は温泉旅行に出掛けて警察署内には

おらず、連絡先もわからない旨を伝えた。頼みの赤坂が不在だったがまだ諦めない!」梨花は

次に入江診療所を訪ねた。

 自分を警護する為に配備されている「特殊部隊「山狗」を沙都子救出の為動かして欲しい!」

それしか方法が無いと入江と三四に訴える梨花。鉄平の噂を聞いている連絡役の三四だったが

「まずは警察か児童相談所に話すのが先決じゃないかしら。」と山狗を動かす事を躊躇う。入江も山狗を動かすつまり鉄平を消すという事になるので乗り気ではない。「一生のお願いなの

です沙都子を助けて欲しいのです!」必死に訴える梨花。その熱意に答えて、入江達にとっても大切な研究材料である沙都子を見殺しには出来ないと思い、山狗を使って鉄平を消す事を

認め三四に連絡を取らせた。だが鉄平は、リナ殺しの参考人として警察にマークされていて

もし殺せば隠密行動の山狗の存在がばれてしまうので、動かす事が出来ない事が判明した。

 その事実にショックを受けた梨花は我を失い「あれだけの力を持ちながらどうして沙都子を

救えないのか、この世界が袋小路である事がよくわかった。お前は山奥で焼かれて死ね!

お前は睡眠薬で自殺しろ!みんなみんな死んでしまえ!」怒りの形相で入江と三四に怒りを

ぶつけた。そして自宅に戻ると「ほんの2週間ほどの世界を何度も何度も繰り返さなければ

ならないの。その前に私の頭がどうかしてしまうわ。もうどうでもいい、この世界もこれからの

世界もどうでもいい。」羽入の慰めの言葉も絶望感一杯の梨花には届かなかった。

 翌日沙都子は学校に登校して来なかった。心配するクラスメイト達や担任の知恵留美子を

尻目に「うるさいなもう帰るわ!」とウザったくなり帰ろうとする梨花を留美子が呼び止め事情を

聞いた。「これから北条さんの家に行って事情を聞いて来ます。」留美子は北条家に行こうと

した。しかし沙都子がかつて児童相談所に嘘の通報をしている事を知っている梨花は、留美子の行動が無駄であると判っていたのだった。

 話が終わり職員室から出て来た2人の前に圭一達が待っていた。特に鉄平が沙都子や兄の悟志に対して酷い仕打ちをして来た事実を知っていた詩音は、涙ながらに「沙都子と悟史くんが

あいつにどんな事をされたか知ってるんですか?1年前と同じ事を繰り返そうと言うのですか?

私達はまた何も出来ない・・・・」自分が動かなければ何も変わらないと訴えた。「そんな事には

なりません!」強い口調で訴える留美子は、北条家に向かったが応対した鉄平に「沙都子は

風邪じゃ、明日なんて知るか!」と軽くあしらわれてしまった。

 学校に戻り生徒達に状況を様子を伝えると、詩音が怒りを爆発させ「私が沙都子を助け出す

悟史くんに頼まれたんだから、沙都子を頼むって言われたんだから。北条鉄平を殺してでも

助け出す。今からあいつを殺しに行く、それが一番手っ取り早い方法です!」北条家に乗り込み

鉄平を殺しに行くと宣言した。「ダメ行かせないよ!人殺しなんてしたって何の解決にも

ならない。」必死に説得するレナ!それでも沙都子のつらい境遇を知っている詩音は、あくまでも殺す事が最善策だと信じて教室を出て行こうとする。「待ちな!」その時圭一がドアの前に

立ちはだかる! 

 殺気だっている詩音は圭一に退く様に要求するが、圭一は説得する為に一歩も引かない。

あくまでも殺して鉄平の存在を消すのが、沙都子にとっても最善策だと訴え逮捕されても

構わないと覚悟を示す詩音!それに対して皆が楽しく暮らせる時間を戻したいと本心では

思っているはずと考える圭一。互いの感情がぶつかり合いついに詩音は椅子を持ち出し

「園崎詩音はやりますよ。冗談だと思っているのでしょ。私はそういう事が出来る人間なんだ。」

邪魔者を排除する行動に出る。思わず止めに入ろうとする魅音だったが、レナは「圭一君は

大丈夫!しーちゃんを説得できる。」魅音を説得した。(それは過去の経験がフィードバック

したからかな)ついに詩音は立ちはだかる圭一の頭上に椅子を振り下ろすと、頭部から出血

する圭一は、詩音に冷静さを取り戻させようとしていたのだった。(前は圭一が鉄平を殺した

話がありましたね。今回は詩音がやるはずだったけど、圭一が止めた。流れが変化している)

 夜留美子が報告して校長が児童相談所に連絡をして、職員が北条家に向かったのだが

沙都子が「必要ないです。自分は虐待なんか受けてない。」と保護を断った事実を魅音とレナ

から聞かされた圭一は、梨花が悟史が失踪したのは、自分が頼り切り負担を掛けたと考えて

いたので、我慢する事で罪滅ぼしになると思っているので拒否した理由だった事を知った!

 かつての世界で鉄平を殺した経験のある圭一は、結果が自分にとってつり橋から転落する

という最悪の結果である事を覚えていた。そこで沙都子が認めない以上、自分達で力を合わ

せて解決しなければという結論に達したのだが、圭一には具体的な案が無く途方に暮れて

いると父親が「ルールに乗っ取って戦わなければ、つまり方法は決まっているんだ!」と正攻法で事態を解決する様にアドバイスを送った。

 翌日圭一達は、事情を完全に把握していない児童相談所にきちんと説明し対応する様に

働きかけようと直談判に向かった。だが梨花は「どうせ何も変わらない。」と既に諦めムード

だった。早速対応した職員に状況を説明したのだが、鉄平と沙都子が親子関係であると

勘違いするほどで、圭一達が民法を持ち出し鉄平が「育児放棄」しているのではないかと

訴えた。だが「担当の福祉士さんに伝えておきます。」という言葉を残して具体的な解決に

動こうとはしなかった。

 直談判も失敗に終わり諦めムードの圭一達、その時冷静さを装っていた梨花が「私やっぱり諦めらめたくない。沙都子を救いたい。この運命から沙都子を助けて!」涙を流して自分の本心を

口にした。梨花の涙の訴えに圭一は「ここが正念場だ、しょぼくれる所じゃなくて怒る所だ!」

改めて闘志を燃やし「俺が最も得意とする手を使う時だ!」新たな沙都子救出の作戦を実行

しようとしていたのだった。

 果たして圭一の作戦とは何か?沙都子を救い出し、梨花は死の運命から逃れる事が出来るのか急展開のひぐらし。来週も楽しみですよね!