なんか１週違う話を入れられると、肩透かしを食わされたみたいでしらけてしまいます。それでも
楽しめるのがハルヒの面白さではないでしょうか！ただやっぱり連続で観た方が楽しめたのは
事実ですが、それもシリーズ構成ですから仕方ないです。では今週のお話です。
ハルヒは、自分が名探偵になるという願いを持ちながらＳＯＳ団メンバーと共に夏合宿という名目で一樹の親戚の館にやって来ていた。最初は、何事もなく平穏に過ごしていました。しかし天候は荒れ始めて、波が立ち始めて。缶詰状態になったＳＯＳ団！そんな時に事件が起こった。
一樹の親戚で館の主人多丸圭一が殺害され、その弟の多丸裕が行方不明になる事件が発生
した。圭一の部屋に集まるハルヒ達だったが、みくるは死体を見たショックで気絶をしてしまう。そんな状況を冷静に分析するのが一樹！彼が気づいた事は、ナイフが手帳を貫通して刺さった事！
これは、腕力の強い人間でなければ出来ない芸当である＝犯人は男！そして状況はクローズド
サークル外部と連絡や行き来が出来ない状況であり、しかもドアをこじ開けて中に入ったので密室になっていた。
夜になりみくるは、気絶してからショックでうなされている中でハルヒは、有希に「誰が来ても鍵を
開けちゃ駄目よ！」と言いつけてから、キョンを呼び出した。ハルヒは、自分が希望したシュチュエーションになった事に驚いていた。（殺人事件を望むなよハルヒ！）キョンは「これもハルヒが望んだから発生した出来事なのか？」と考えながら、事件の最有力容疑者を裕であると推理していた。ハルヒも、昨日海で遊んでいた時みくるから、圭一と裕が言い争いをしていた事。自身も外部にパスポートとトラベラーズチェックを要求する電話をしていた事を聞いていた。
じっとしていられないハルヒは、圭一の部屋を調べようとするしたけれども新川から「警察が到着するまで立ち入り禁止！」という通達を受けている聞かせれた。しかも天候の状況により到着は、
翌日以降という事になった。そこで詳細を聞こうとするハルヒだったが、新川となどは全く知らなかった。なぜなら新川とメイドの園生は、一週間前から別荘に雇われてやって来たパートタイマーであり
圭一と裕の関係についての詳細な情報は知らなかった。しかしキョンは、新川と一樹が会った時の
様子を思い出し違和感を感じていた。
新川の話を聞いた後キョンとハルヒは、裕を探していた一樹とメイドの園生に会った。そこで園生
は「裕が昨晩急いで玄関の方に向かって行った！」事を目撃したとハルヒ達に教える。一樹は裕が
船を奪って外に逃げて行ったと推測した。そこでキョンとハルヒは、嵐の中で船の有無を確認しようと出て行った。案の定船は無くしかもハルヒは、謎の人影を発見し「真犯人かも！」と叫びその陰の方角に向かった。しかし嵐の中狭い道を歩いている間にハルヒが足を滑らせて転落した。幸いハルヒ達に怪我は無かったが、元の道には戻れない！そこで洞窟を見つけたキョンとハルヒは、雨宿りをした。洞窟の中で２人は、改めて事件の事を語り合った。園生の話では、裕が出て行ったのが深夜１時ぐらいだったが、圭一の死体を触ったハルヒはまだ暖かい事に気が付いていた。つまり死亡推定時間は、死体発見時に近いという事です。キョンは、裕の行動が理解出来なかったけれど、
ハルヒは「真相がわかった！」と言い出した。
後半ハルヒは、真相の推理を次の様に語った。
①事件に計画性は無く、衝動的な事件だった。
②裕は、圭一の胸を刺したが本が邪魔をして胸までナイフは到達せずに気絶しただった。
③気が付いた圭一は、ぼんやりした頭で鍵を掛けた。しかし足が縺れうつ伏せに倒れて、そのはず
みでナイフが刺さり死亡した。
しかしこの推理には矛盾点がある。それは、うつ伏せではなく圭一は仰向けで倒れていたという
事だった。その点を改めて考えてみたハルヒは、新たな推理をしようとしたが何かに気づきキョンには言わなかった。その後一樹が、２人の救出にやって来て、また館に戻った！キョンは、シャワーを
浴びてから事件の推理をしていた。そんな時キョン妹がつまみ食いをしようとしていたのを止めた。
これから園生が、各部屋に運ぶと事になっていたのですが、ただ一皿人参だけ残してある皿があった。「それは、朝から食事をしていない新川の食事です。」と園生が言うのですが、この皿が実は
この事件の結末に関わってくるのです。
みくる達の部屋に戻ったハルヒは「もう探偵は辞める。後は警察に任せる！」と言い出す。キョンと
一樹は、２人で部屋で事件について話し合った。一樹は、ハルヒの推理が途中まで合っていた事
と真相が、自分達がドアをぶち破る時に鍵を掛けた圭一を押し倒した弾みで殺した事に気づいた
から、自分の胸の中にしまって置こうとして探偵を辞めると言い出したとキョンに教えた。キョンは
自分が犯人であるとばれないように一樹の首を絞めて殺した。更に一樹は、ナイフで戻って来た
裕に殺された事にして、異常な性癖をもつ裕を強調するために圭一の死体にナイフを刺そうとした
瞬間にこのサプライズの事件は終演を迎えた。
全ては、多丸兄弟・一樹・新川・園生がグルになってやったお芝居だった。それをお芝居と見破ったのがハルヒで、皆の前でどうして芝居だとわかったか説明した。
①ハルヒは、一樹の推測通り圭一を殺したのはドアを破ったキョン達だと推理したが、ドアには
傷が全く無かった事（キョンの推測です）
②新川達が一週間前に雇われたばかりなのに一樹が「久し振り！」と言った事。（これもキョン）
③圭一の部屋に駆けつけた時、館に来たのは初めてなのに真っ先に一樹が向かった事。これは
事前に知らなければ出来ない！
④食事をナイフとフォークで食べるのは、圭一だけ！その証拠に嫌いな人参が残されている。
以上の点からこの殺人事件が、お芝居でありしかも逆にハルヒ達も芝居を打った真相になる。
まあ自信満々なハルヒでしたが、裏には「機関」の仕込みがあった事は言うまでもない。ただ
あのキョンの首筋にあったホクロとハルヒが見たという影の謎は不明です。ハルヒの影については
また作り出したのかもしれません。
