士郎とセイバーは、お互いの力を合わせて強敵バーサーカーを倒す事が出来た。そして強敵を
倒す事が出来た最大の要因が、セイバーが生前所有していた剣カリバーンだった。ただセイバーは
アーサー王としての振る舞いが、兵士達から認められていなかった。それを夢でみた士郎は「セイバーは、皆を守ろうとしていたのにどうして責めらなければいけないんだ。セイバーは、どうして何も言ってくれなかったんだ?」と思っていた。セイバーは、聖杯を手に入れる目的を「生前果たせなかった責務を果たしたい。やり直したい!」と話していた事を士郎は思い出していた。
そして朝食時に桜と大河が、久し振りに登場した。(デザートもあるそうです)その朝食時凛が
桜達にイリアを自分の遠い親戚の子供として紹介した。(藤ねえも士郎が遠い親戚と言ったらまた
タイガーモードにチェンジしていたでしょう)何だか衛宮家は、完全なハーレム状態になりました。
あのハーレムおじさんも真っ青ですね。しかもマスターの2人は思いっきり張り合っているし、デザ
ートの取り合いでタイガーが、めちゃくちゃ張り切っているのが痛かったですね。
そんな楽しい朝食の時間にテレビのニュースで「集団昏睡事件」が発生した事を知らせていた。
これでなんと30件以上も頻発しているのという。さすがの大河も学校での騒動もあったという事で
嫌悪感を示していた。朝食後タイガー道場に集まった士郎・セイバー・凛は、今回の昏睡事件が
大規模になって来た事に気付いた。その要因として凛は「バーサーカーが消えた事で、柳洞寺に
潜んでいるマスターは好き放題やり始めているから。」分析した。このままだと更に被害者が増加
すると危惧している士郎!だが柳洞寺に攻め入るにしても、境内には人が住んでいるのでセイバーの宝具エクスカリバーを使うわけにはいかずに手の出しようが無い。
対策を練っている3人の前にイリアがやって来て「私さっきのニュースに関係ある情報知っているんだけど。」と情報提供を持ちかける。その情報とは、昏睡事件の首謀者は柳洞寺のマスターではなく、サーヴァントキャスターであるという事なのです。キャスターは、魔術師のサーヴァントであり
彼女自身が、アサシンを召喚するほど優れているのです。だから自分を召喚したマスターを殺して
柳洞寺に立てこもり魔力を集めていた。そして彼女のマスターは魔術師では無く、彼女のあやつり
人形としての人間だった。
その話を聞いて激高するセイバーだが、キャスターの真名は、ギリシャ神話における裏切りの
魔女メディアなので、召喚したマスターを殺す事は当たり前なのです。昏睡事件の犯人がキャスターである事を知った士郎は、自宅を訪ねてきた一成から「教師の葛木宗一郎が、柳洞寺に3年前から生活していて、休みの今日も学校に通勤している事。」を聞いた。話の状況から判断して葛木が
キャスターのマスターである可能性があると思った凛は、士郎とセイバーに「夜襲撃して確かめよう。」と話を持ちかけた。士郎は「違ったらどうしよう。」とためらったが、結局決行する事になった。
後半学校から柳洞寺へ向かう道に隠れて様子を窺う士郎達。凛は、万が一に備えて結界を張っておいた。そして狙い通りに葛木が歩いてきたので、隠れていた凛が後ろからガンドを放つ。しかし
空間転移して来たキャスターによって無効化された。しかもキャスターは、凛だけでは無く士郎とセイバーの存在にも気付いていた。
出てきた士郎は、強化の魔術を掛けて葛木と対峙した。その時のやり取りです。
士「葛木あんたキャスターに操られているのか?」
葛「その質問には出所は何だ衛宮、疑問には理由があるはずだ聞こう。」
士「あんたは魔術師じゃなくまともな人間だろう。ならキャスターのやっている事を知らないと
思って。」
葛「キャスターがやっている事だと?」
士「そいつは柳洞寺に巣を張り、街中の人間の魔力を集めている。昏睡事件は、全部そいつの
仕業だ。このまま放っておいたら死んじまう人間も出るだろう!」
葛「それは悪い事なのか衛宮?」
士「何だって?」
葛「キャスターも半端な事をしているなあ、一息に命を奪ってしまえば効率がいいだろうに。」
士「あんたは、無関係の人間が巻き込まれてもいいって言うのか?」
葛「構わんな!善悪で言うのなら悪だが、他人が何人死のうが私には関係ない事だ!」
士「葛木あんた一体?」
葛「私は、魔術師ではないし聖杯戦争にも関係ない。私はそこいらにいる朽ち果てた殺人鬼だよ。」
一連のやり取りが終了後キャスターが、士郎に攻撃するがセイバーが弾き返す。そのまま「ここで死しても構わんのだなキャスターのマスターよ!」と怒りの台詞を残し葛木に攻撃を仕掛ける。だが
葛木は、ただの教師ではなかった。セイバーの攻撃をかわし、凄いスピードでセイバーを殴ろうと
するが、セイバーも持ち前のカンの良さですばやい攻撃をしのぐ。しかし葛木は、セイバーの首根っこを掴み地面に叩き付けた。(強いよおっさん)
キャスターは、葛木にセイバーの止めを刺す事を志願し、これを了承された。一方で葛木は、凛と
士郎に攻撃の対象を絞った。凛は詠唱している間に胸を殴られ、士郎は強化した武器を破壊されて大ピンチ!このままではやられると思った士郎は、アーチャーが持っていた双剣を投影し何とか
葛木と互角に渡り合う事が出来た。
しかしここでキャスターが「野蛮な殺し合いを止めて私達と手を組まない?」と協力を申し出たの
です。キャスターは、士郎達の目的と自分達の目的が、聖杯を手に入れる事という共通の目的で
ある。そこで自分は、聖杯を召喚する事が出来るので協力するなら聖杯の恩恵を分けると持ちかけて来たのだ。ただその召喚には、聖杯の核になる魔術師とそれを維持する為の大量の魔力が必要とされる。だからキャスターは、聖杯の核になる魔術師を桜に絞ったのです。
ただ聖杯の召喚の為には、大量の人間を殺しその魂を魔力に変え続ける事といけにえとしての
魔術師が必要なので、当然士郎達はその話を拒否した。しかしキャスターは「すでにふさわしい魔術師は他にいるわ!」と言い残し空間転移の魔術を使い去って行った。
士郎達は、キャスターの指す魔術師がイリアではないかと思い衛宮家に戻って行った。まずセイバーが先に到着すると、桜が倒れていた。しかしその桜は、キャスターが化けていた。あらゆる魔術契約を無効にする事が出来る宝具「ルールブレイカー」をセイバーに使ったキャスターは、セイバーの宝具「エクスカリバー」を封じる事に成功した。そして桜を取り返したければ、自分の神殿に来いと
言い残し去って行った。
来週はタイトルが「決戦」です。いよいよ面白くなってきましたね!