ヨンの許嫁 part46 | シンイ~信義に夢中

シンイ~信義に夢中

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まこ殿 医仙の様子はどうです
ウンスの部屋に入るなりチャン侍医は眉間に皺をよせた

また、派手にやりましたね
豪快に飛んだ扉を跨ぎながらチャン侍医はトクマンをちらりと見た


す すみません
鍵がかかっていて、でも、まこ…殿の叫び声が聞こえて
思わず…
トクマンは頭を掻きながら、でかい図体を小さくさせた

元通りに直してもらえば構いません
ただ…ここに医仙を寝かせておくわけにはいきません

人の出入りの多い典医寺で鍵のかからない部屋に意識の無い若い女人を置いておくわけにはいかない

扉は後で構いません
ウダルチを使って申し訳ないがチェ尚宮様に現状をお伝えし後宮の一室を医仙にお貸し頂きたいとお頼みしてください

は はい!
倒れたままの扉の蝶番(ちょうつがい)を確かめていたトクマンは飛び上がり姿勢を正すとそのまま部屋を飛び出した

変わっておらぬな
シンは拳で口元を押さえると肩を震わせた

チャン侍医 あ 兄様
まこはチャン侍医とシンの顔を見ると安堵の笑みをもらした

此方です
ただのお昼寝とは違うようなのです
寝台に目を閉じ眠る姿はまるで死人(しびと)のようであった
頬が少し赤いのは熱の所為か?
チャン侍医は先ず脈を診た
瞼を開き瞳孔を診るが反応が無い
少し乱れた裾から白い脛が見える

これは…
白い肌に花弁のように散らばる桜色のあざを見つけチャン侍医は顔色を変えた

そのまま裾を捲ろうとして、まこに止められる

治療の為です、離してください

駄目です
殿方に肌を見せるなど、医仙様がお許しになる筈がございません
決して譲らないまこに、チャン侍医は折れた

シン殿 すまぬが女人の薬員を呼んできては貰えませんか
黙って見ていたシンは頷くと薬員を呼びにいく

安堵の溜め息をついたのは、まこよりもウンスだったかもしれない
 








 
クリスマスのプレゼント企画だったのに早いもので、もうバレンタイン
終わるのかこれ?終わらせる?
止められないのを良いことについつい長くなってしまいました
ごめんなさ~い。。。。゛(ノ‥)ノ

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