契約から始まる恋 ~ 嫉妬 | シンイ~信義に夢中

シンイ~信義に夢中

ブログの説明を入力します。

 
何を笑っておる
俺の問いに答えぬか!
俺は苛立ちをそのまま侍医にぶつけた

ふぅ…
隊長、この手をお離しください
侍医は溜め息をつきながら襟を掴む俺の手を握る

答えれば離してやる 答えろ 侍医!
頭の中では、生まれたままの姿で抱き合う二人の姿がちらつく
そうだ、最初イムジャは侍医に偽りの婚姻を頼んだと言うておられた
だがキ・チョルには、侍医の立場では勝てぬと俺の元へ来たのだった
…この方は侍医が良かったのだ
俺ではなく…侍医が…
俺は掴んでいた侍医の襟から力無く手を離した

すまぬ侍医、俺との婚姻は偽りに過ぎぬ
この方を案ずるあまり我を忘れた
侍医…後を頼む
俺は、この方の頬に触れ、そっと撫でると直ぐに離れた

お待ちください隊長
貴方は何も気付いておられぬのですね
侍医は襟元を直しながら俺に言う

何をだ
やっと治まった筈の怒りがまた、込み上げる

医仙は…
侍医が何か言いかけた時

ん … っ …
目を閉じたままのこの方の指がぴくりと動いた

イムジャ… ウンス、目を覚まして下さい
両肩に手を置き、この方をゆする

んっ…
閉じていた瞼がゆっくりと開いた

イムジャ!
医仙!
典医寺に二人の声が響いた

大丈夫ですか?
何処か痛む所はありませんか
俺の問いかけにこの方は信じられない言葉を投げかけた

あなた だあれ?






 
まさかの記憶喪失?
韓国ドラマに有りがちな展開でごめんなさ~い
続きを早く読みたい方は、これ連打してね
これ↓

にほんブログ村