EOS M購入(被写界深度(ボケ味)検証編)
前回同様、JPEG撮影した写真を掲載しつつ、EOS Mでどれだけボケ味がある写真を撮ることができるのか?パンケーキレンズを使って検証してみましょう!
パンケーキレンズとは、EF-M22㎜ F2 STM
感度はそんなに明るくない店内ということもあって、ISO3200~ISO6400を使ってみました
ボケ味→被写界深度
被写界深度が深い→写真全体にピントが当たっていてボケ味が少ない
被写界深度が浅い→ある範囲にのみピントが当たっていて、それ以外の場所はボケている
ボケ味を左右するのはレンズのF値、そしてセンサーサイズです。
今回はF値を変化させて、被写界深度がどのように変化するのかを見てみましょう。
【F2.0】 このレンズの開放値です。ボケ味のある感じですね
(クリエイティブフィルター:トイカメラ風)JPEG撮影
(クリエイティブフィルター:トイカメラ風)JPEG撮影
【F5.6】 さえらさんのフルーツサンドを撮影してみました!全体的にピントがあたっていますね
JPEG撮影
【F2.0】 スモークチキンはボケて、フルールサンドの手前側だけがクッキリしています
JPEG撮影
【F5.6】 バナナミルク(田村個人が好きなのです/笑) ドリンク表面にピントが当たります
JPEG撮影【F2.0】 ドリンク表面の上半分くらいにピントが合っていますが、下半分はボケています
どちらが良いかは撮影者のお好みで。JPEG撮影
F11まで絞ってしまえば、全体的にピントが当たるのは当たり前
JPEG撮影
【F2.0】 奥に行けばボケていくのが見て取れるかと思います
JPEG撮影
【総評】
現在キヤノンからラインナップされているミラーレス用のレンズEF-Mで一番明るいパンケーキレンズを使って実験してみましたが、十分なボケ味を出していると思います。
前述したようにボケ味はセンサーサイズによる影響も大きい中、APS-Cサイズで、ここまでのボケ味が出るのは優秀だと思います。
絞りを開いた際にはピントがシビアになりますので、それをいかに上手く使い、被写界をコントロールするかがカメラマンの腕の見せ所なんでしょうね。
マウントアダプターを使ってもっとF値の小さいレンズを使えば、もっとボケ味のある写真が撮れるはずですのでまた別の機会に実験してみたいと思います。