88、神々のリーダー(1) | 綾小路有則のスピリチュアル・レポート

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プロローグ



先日、『永遠の法』というスピリチュアル・アニメーション映画を観てまいりました。(^^)



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パンフレットより抜粋



有史以来無数の人々が「死んだらどうなるのか」について語って来ました。


死が避けられないものである以上、霊界について知りたいというのは古今東西を通じた根源的な問いです。


ただ、残念ながら今までの霊界知識は、地域や民族の枠をこえることはできず、狭いものであったことは否めません。


しかしこの映画では、すべての宗教や民族を包含する「霊界知識」が描かれ、なぜ天国や地獄はあるのか、憎しみではなく愛しあうことが大切なのかが明らかにされています。


この映画を観たとき、あなたの心にも本物の人類愛が生まれ、生きる希望が湧いてくることでしょう。


さまざまな民族や宗教が共生する21世紀のグローバル社会のために天上界から与えられたメッセージ、それが映画「永遠の法」なのです。



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で、この映画ですが、内容的にどうだったのかと言いますと、



「いやぁ~、おもしろかったです。♪(^^)」



■ 人は死んだらどうなるのか


■ 転生輪廻ってあるの?


■ 霊界って多次元構造になってるの?


■ 天国ってどんなところ?


■ 地獄は?


■ 天使って何?


■ 天使も生まれかわることがあるの?


■ 神さまって何?


■ どうして神さまは私たちを創ったの?


■ 人生の意味って何?


■ 私が生きている価値って…?


■ 夫婦の赤い糸って本当にあるの?



とまあ、これだけ多くのテーマを限られた時間の中で、非常によく描ききっておりました。


たぶん、霊的に敏感な方がこの映画を観ると、ビリビリくると思いますよ!(^^;


私も、天使たちが語りかけて来るシーンは、かなり泣けました。(;_;)


あと驚きだったのは、この映画、日米合作で、ハリウッドの最新VFXを縦横に駆使していることです。


主人公達が体外離脱をして、霊界探訪をする物語なのですが、高次元世界の光の描写が、実に見事に描かれていました。


特に映画のラストの○○○シーン(←内緒です。(^^;)の描写は、圧巻でした。


スピリチュアル・アーティストとしては、


「やられたー!(^^;」


という感じでした。


『永遠の法』は、上映されたばかりですので、たぶん、10月一杯は上映していると思います。


全国東映系映画館でロードショー上映されていますので、スピリチュアルに興味のある方は、是非ご覧になってみてください。


さて、この映画の中では、「トス(Thoth)」という神さまにスポットが当っているのですが、みなさん、この名前、どこかで聞き覚えがありませんでしょうか。


そうです!


過去のレポートの中で何回か紹介したことがありますよね。(^^)


欧米で有名な神秘の書、『ヘルメス文書』を書き記した神人。


今から数千年前にギリシャ全土を統一し、現代の貨幣価値制度など、 西洋文明の源流をつくった、偉大な王さま「ヘルメス(Hermes)」


そのギリシャの王「ヘルメス(Hermes)」の過去世が、アトランティスの王「トス(Thoth)」であると言われているのです。



※ 参考書籍『エメラルドタブレット』



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第一章「ヘルメス・トリスメギストス」



今から12,000年ほど前、地球神の魂の一部が、「アトランティス」に「トス(Thoth)」という名前の王さまとして生まれ、宗教と科学を融合した理想の文明を建設したと言われています。


アトランティスは、今から約一万年前に水没してしまいましたが、飛行船等で各大陸に逃げ延びた数多くの人々によって、アトランティスの科学文明と王「トス(Thoth)」の偉業について伝承されていきました。


そしてその数千年後、王「トス(Thoth)」は、神「トート(Thoth)」となって、古代のエジプトで崇拝されていきました。


「トート」というのは、「トス」が、エジプトの方に流れて変化した言葉です。


ゲルマン、つまりラテン語の方に流れていった言葉では、「トス(Thoth)」と表記されています。


そして、上記に表示してありますように、「トス」も「トート」も、共に英語表記は「Thoth」であります。


そして、今から四千数百年前、地球神は、再び魂の一部を使って、ギリシャで「ヘルメス(Hermes)」という名前で降臨します。


王となったヘルメスは、愛と思想の力で巨大な文化圏をつくりました。


ヘルメスは、国と交流した諸国が豊かになっていくカルチャーをつくり、全ギリシャを統一しました。


ヘルメスは帰天後、主としてギリシャ霊界を指導していましたが、時代を経るに従って、ギリシャからエジプトの方に移していきました。


なぜなら、ギリシャの神「ヘルメス」は、エジプトの神「トート」と融合し、エジプトに巨大な霊文明をつくる計画を遂行していたからです。


それは、地球神の「魂の兄弟(グループ・ソウル)」として、御霊分けした「ヘルメス」と「トート」というふたりの神霊が、ふたたび融合して「地球神」として人類を指導する、壮大な計画です。


融合した「ヘルメス」と「トート」は、


「ヘルメス・トートの神」


あるいは、




という名で、エジプト人を指導しはじめました。


「トリスメギストス」というのは、「3倍偉大な」という意味です。


ですから、「ヘルメス・トリスメギストス」というのは、


「3倍偉大なヘルメス」


または、


「偉大なる、偉大なる、偉大なるヘルメス」


という意味です。


これは、アトランティスやギリシャに降臨した「御霊分け神」としての「トス」や「ヘルメス」ではなく、本体の「地球神」がエジプト文明を指導していたことを示しているのです。



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第二章『ヘルメス文書』



「ヘルメス・トリスメギストス」の神秘の教えは、『ヘルメス文書』という神秘の書の中に編集されています。


学者の間では、考古学的に発見された『ヘルメス文書』は、エジプトのアレキサンドリアという町で、西暦1~3世紀に編集されたものであろうと言われています。


大ベストセラー『神々の指紋』の著者「グラハム・ハンコック」は、自著の中で、



「アレキサンドリアの セラペイオン図書館 には、

 5,000年前の、氷のない南極大陸の地図が存在していた」



と語っています。


これはアトランティス時代に、飛行船等を使って計測して作った地図のようです。


ちょっと驚きです!


そのような古代の叡智が、セラペイオン図書館には、数多く集められていたといいます。


なぜ、こんなに凄い図書館が、現代では有名になっていないのでしょうか?


その理由は、下記で説明致しましょう。



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第三章「セラペイオン図書館の悲劇」



西暦383年にキリスト教がローマで国教化されてからは、


「異国の神の教えは、全て悪である!」


として、他の宗教が全て禁止されました。


そして西暦391年にキリスト教の人々が、セラペイオン図書館を「異教徒の館だ!」ということで襲撃し、そこで勉強していた学僧や神官やグノーシス派の人々を皆殺しにし、図書館にあった資料をほとんど燃やしてしまったのです。(´;ω;`)


しかし、事前にこの徴候を察知して、資料を持って逃れた人々がたくさんおりました。


そのうちのひとつは、初期のイスラム教のスンニー派の「スーフィズム」に流れていきました。


この時代には、霊能力者が大量に生まれていましたので、神秘主義思想が、非常に重要視されていたのです。


まさにアラビアンナイトの世界です。


それから、ギリシャのマケドニアの方に、「グノーシス派」という、霊的に優秀な一派がおりましたので、そこにも古代の神秘思想は流れていき、生き延びていきました。


また、11~12世紀のスペインで勃興した、ユダヤ教の中の神秘主義の中にも流れていきました。



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第四章「コシモ・デ・メディチ」



セラペイオン図書館の襲撃から約1000年後の1389年、フィレンツェ共和国(イタリア)に「コシモ・デ・メディチ」が生まれます。


コシモ・デ・メディチは、『ヘルメス文書』に非常に興味を持ちました。


なぜなら、古代の智恵者の多くはギリシャに生まれ、その後、皆エジプトに留学している、


そういった事実をコシモ・デ・メディチは知っていたからです。


その智恵者とは誰か。


まずは、「ピタゴラス」


ギリシャに生まれてエジプトに留学し、「ピタゴラスの定理」を生み出しています。


賢人「ソロン」もそうです。


哲学者の「プラトン」は、ソロンの子孫なのですが、プラトンは、



「賢人ソロンはエジプトに留学をして、

 エジプトの神官から不思議な書物を見せられた」



ということを『ティマイオス』に書き残しています。






そしてソロンは、エジプトからギリシャに帰って、民主主義改革を行いました。


プラトン自身もエジプトに留学しています。


プラトンもエジプトの神官に何かを見せられたようです。


そしてそれを研究した後、自身のオリジナルを発表しています。


また、一説によりますと、イエスさまは青年期にエジプトに留学して、神官の家に下宿しています。(当時エジプトの神官が学んでいたものは、『ヘルメス文書』です。)


エジプトから戻られたイエスさまは、その後、悟りを開かれ、伝道をはじめています。








歴史の偉人たちが学び続けて来た神秘の書『ヘルメス文書』。


コシモ・デ・メディチは、その神秘の書に目をつけたのです。


しかし、これを公にすると、死刑になってしまいます。


そこで、頭の良いコシモ・デ・メディチは、まずは、自身の信用を高めることに集中しました。


首相兼、バチカンのパトロンになったコシモ・デ・メディチは、バチカンの資金を握っていきました。


これでバチカンは、コシモ・デ・メディチに手を出せなくなっていきました。


50歳を過ぎた頃、コシモ・デ・メディチは、本心を表わします。


ギリシャのマケドニアに『ヘルメス文書』があると睨んだ彼は、部下に命じてそれを探させます。


そして1460年、コシモ・デ・メディチが60歳のときに、部下が『ヘルメス文書』を発見します。


そこでコシモは、義理の息子のマルシリオ・フィチーノに、プラトンの翻訳を一時中止にして、『ヘルメス文書』の翻訳をするように命じました。


ギリシャ語からラテン語に翻訳された『ヘルメス文書』は、1463年に完成し、全ヨーロッパに発刊されます。


ひと昔前でしたら、コシモ・デ・メディチは火あぶりだったのでしょうが、彼はフィレンツェの首相で、バチカンのスポンサーとなっていましたので、誰も彼に文句を言うことはできなかったのです。



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第五章「ヘルメス文書の軌跡」



実は近代の自然科学の多くは、『ヘルメス文書』から生まれていることを皆さんはご存知でしょうか。


西暦2~3世紀頃のエジプトは、「地動説」が主流でした。


しかしキリスト教がローマで国教化されてからは「天動説」が主流となり、


それから「ニコラウス・コペルニクス」「ガリレオ・ガリレイ」が『ヘルメス文書』を読み、再度常識をひっくり返したのです。


1543年、ニコラウス・コペルニクスは、自分が死亡する直前に「地動説」を発表しました。


発表してからすぐに亡くなってしまえば、打ち首になることはないからです。(^^;


それを引き継いだのが、ガリレオ・ガリレイです。


彼が異端審問にかけられて、1603年にシスティーナ礼拝堂を去るときに残した有名な捨て台詞が、


「それでも地球は回っている」


です。





「私が読んだヘルメス文書には、

 『この宇宙には地球のような星がいくつもあり、

  私たちのような人間がたくさん存在している』

 と書いてあった!」



と言っています。


そして、「アイザック・ニュートン」が万有引力の法則を発表したのが、1670年です。


ニュートンも若い頃、エジプトに行っています。




全て源流は『ヘルメス文書』でした。


ローマとフィレンツェの間には、シエナ(イタリア)という町があり、「シエナ大聖堂」があるのですが、そこは床が大理石になっていて、「モーセとヘルメス・トリスメギストスのモザイク画」が描かれています。



その絵は、モーセが、ヘルメス・トリスメギストスから『ヘルメス文書』を頂いている図柄になっています。






実はこれはとんでもないことなのです。


キリスト教の神さまは、「ヤハウェ」だというのが常識だった時代に、



「モーセに啓示を与えている神は、

 ヤハウェではなく、ヘルメス・トリスメギストスである!」



と、コシモ・デ・メディチは、暗号として絵に表わしていたのです。


これは、命がけの工作です。


ヨーロッパ全土がひっくり返るような秘史を、絵の中に暗号として組み込んだのですから。


このあたりが、コシモ・デ・メディチの頭の良いところです。


モザイク画には、モーセとも、ヘルメス・トリスメギストスとも、何も記してありません。


いざというときは、しらばっくれることができるわけです。(^^;


「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も、このように絵に暗号をたくさん隠していると言われていますが、当時の芸術家たちは、このようなことをたくさんやっていたようです。



「神々のリーダー(2)」につづく




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