71、霊能力(1) | 綾小路有則のスピリチュアル・レポート

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第一章「読者からの質問」



「霊能者の 江原啓之 さんは、


 『天国の先祖には毎日感謝の念を送り、

  さまよえる先祖には、正しい生きざまを見せることによって反省心をうながす。

  これが、最大の供養である』


 と、オーラの泉 でおっしゃっていましたが、

 私は、お盆の儀式も重要な供養だと思います。

 この点に関しまして、江原氏に異を唱えたいのですが、

 あやんさんは、どう思いますか?」



私は、お盆に先祖供養をすることは、大事なことだと思いますよ。


お盆になりますと、何千万人もの方が先祖のことを思って祈りをしますので、霊界と地上界に「念波の架け橋」かかります。


ですから、通常より故人に思いが伝わりやすくなるのです。


しかし、「江原氏は間違っている!」と決めつけるのは早計でしょう。


なぜなら、テレビで「供養」に関する見解を詳しく語ったとしても、番組の都合上、カットされてしまうことはよくありますから。


現に「江原啓之 公式サイト」の「江原啓之からのメッセージ(2005年07月17日)」では、



「『オーラの泉スペシャル』は、極端な編集をされてしまったので、

 私がお伝えしたいことが曲げられてしまいました。(´ヘ`;」



と、江原氏の苦情が掲載されていました。


また、江原氏本人がおっしゃっていますが、「霊能者は、万能ではない」ということを知っておいた方が良いでしょう。


霊能者の「悟り」が向上し、新たな真理を発見した場合、過去に自分が説明していた真理を修正せざる負えなくなることがあります。


それは、世界的に有名な「預言者」であっても例外ではありません。


精進によって霊能力が高まっていきますと、今まで交信していた神々よりも、さらに上位の神々と交流ができるようになります。


また、自分が信仰する宗教の枠を超えて、他宗教の神々とも交流できるようになることもあります。


たとえば、沖縄の神々から情報を得ていた巫女が、霊能力が高まったために、キリスト教系やイスラム教系の神々(天使)から情報を得られるようになったとします。


ローカルな神々(天使)より、世界宗教に属する神々(天使)の方が、霊界情報が豊富であることは当然でしょう。


神さま(人格神)といえども、個々の悟りに応じて、認識力は様々です。


宇宙の「創造主(超宇宙意識)」と違って万能ではありませんので、認識している情報に個人差があるのです。


ですから、巫女が他国の神々から情報を得た上で、もう一度沖縄の神さまに突っ込んだ質問を致しますと、



「それについては知らなかった」


「私が住んでいる霊界では、○○と教わっているのだが、他国だと違うのかな?(^^;」



と、人間と同じように、認識力の甘さを露呈してしまうことがあります。


なぜなら、通常、霊能者が交信している神さまは、高級霊界のはじまり「六次元」に在住している霊が多いからです。


彼らは、人間から見れば神さまに見えますが、もっと上位の「如来(大天使)」から見えれば、「菩薩(天使)」になるための修行をしている「人霊」であります。


霊界知識、テレパシー能力、透視力、予知力、念力など、生前より格段に進歩していますが、思考形態や感情面においては、人間に近い感覚から脱しきれていません。


さらにややこしい霊界事情があります。


通常私たちが心に描いている仏さまや神さまは、「おもて霊界」に在住している高級霊で、慈悲(愛)、智慧、礼の精神、自助努力、勇気、などをモットーとしていますが、


天国には「うら霊界」がありまして、そちらには、支配、超能力勝負、弱肉強食、力こそ正義なり、我こそ最高の神なり、などをモットーとする霊人も存在します。


彼らは、祟り神、破壊神、天狗、仙人、妖怪などとして世界中に伝説を残しておりますが、「支配心」や「我こそ最高の神なり」という意識がものすごく強いので、人間を指導する際に「ウソ」をつくことが多いです。


たとえば、「うら六次元の1年生の霊人」であるのにも関わらず、


「我は大天使ミカエルである。我に従え!」


と居丈高に支配してくることがあります。


こういった神々の指導を受けていた霊能者でも、日々の精進によって悟りが高まって、上位霊界や他国の神々との交信ができるようになりますと、うら霊人のウソを見抜けるようになります。


そうしますと、今まで自分が語っていたスピリチュアル理論を訂正せざる負えなくなるのです。


これは、広大無辺な霊界の実状を考えると仕方のないことだと思います。


そういえば、番組「オーラの泉」で、これを裏付けるような展開がよくありました。


江原氏と美輪明宏氏が、ゲストの後ろに立っている霊を、お互いにどう見えているか確認し合っているのです。



「あなたには、○○が見えているのですね。

 でも、私には、△△が見えていますよ」



「そうなんですか?

 それは、私には見えないなあ…」



このように、霊能力者の悟りの段階には差がありますので、同じものを見ていても、同じようには見えないことが多いのです。


つまり、霊能者の、



現時点での悟りの高さ、広さ、深さ


 地上に生まれて来る前の魂の出自(何次元から生まれて来たかということ)
 

 思念波としてキャッチしている情報を、この世的に視覚化(翻訳)する能力


 思念波としてキャッチしている情報を、この世的に聴覚化(翻訳)する能力



等々、様々な要因が絡みますので、


見聞きした情報が同じ内容として見えている(聞こえている)とは限らないのです。


これが、霊能力が持っている、大きなデメリットだと思います。


話は変わりますが、『生きがいの創造』の著者「飯田史彦」氏は、2005年12月28日、意識障害に陥られて昏倒され、救急車で搬送後、脳外科にて緊急手術を受けられました。


飯田氏は、青年の頃に霊道を開かれ、霊と交信する能力があった方で、その能力を活かしながら、数多くのスピリチュアルな書籍を出版されていました。


飯田氏は手術中に体外離脱をして、霊界で「光の存在」にお会いしたとおっしゃっています。


その後出版された、自らの臨死体験の報告書では、以前とは自分の認識が変わったことを告白しています。


臨死体験をする前の飯田さんは、



「人間は死んだら、全ての人が光の意識となって同じ世界に還っていく」



と説明していましたが、臨死体験後は、



「魂が還る世界は、多次元世界になっており、

 自分の魂にぴったりシンクロする世界に帰天することを

 今回の臨死体験を通してはじめて知りました」



と、以前主張していた意見を修正する旨を説明しています。


やはりこれは、江原啓之氏がおっしゃっているように、



「霊能者は、万能ではありません」



ということを裏付けているのだと思います。


飯田史彦氏も、これから数多くの霊界探査を続けていくでしょうから、その際に新たな発見をし、さらに見解が進化~変更していく可能性があるわけです。



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第二章「エマニュエル・スウェーデンボルグ」



18世紀に、エマニュエル・スウェーデンボルグ という、偉大な科学者であり、霊能者でもあった方がいらっしゃいました。


この方は体外離脱能力を持っていて、生きたまま霊界を探訪し、数多くの天使と語り合い、膨大な霊界探訪記録を残された方です。








しかし、スウェーデンボルグは「ルター派教会」に対する批判を行っていましたので、体外離脱をして霊界を探訪し、多くの天使たちと会話をして来たにも関わらず、



「プロテスタントの創始者マルティン・ルターは、地獄に落ちた!」



と主張してしまいました。


しかし実際、マルティン・ルターの魂の出自は天使でした。


スウェーデンボルグと思想的な違いはあったかもしれませんが、天命を遂行していた偉大な天使だったのです。(エマニュエル・スウェーデンボルグ も、マルティン・ルター も、八次元出身の如来(大天使)だという説があります。)



しかしスウェーデンボルグは、人間としての表面意識に邪魔をされ、体外離脱をして霊界に行っても、



マルティン・ルターも同じく天使であるという情報を、自分の指導霊から入手できない



あるいは、



 入手しても、魂が体に戻ってしまうと、表面意識からの否定が入り、その部分の記憶が消されてしまう



あるいは、



 わい曲されてしまう



ということが、度々起こっていたようです。


このように、体外離脱をして見てきた内容がまったく変わってしまった、というケースは多々あるのです。



レポート「霊能力(2)」に続く




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