世界の自殺は100万人。
WHOの国際比較によると、自殺率ワースト10は、リトアニア、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、ラトビア、ハンガリー、エストニア、スロベニア、…と見事に旧共産国家が続き、何と10位は日本です！
自殺は共産国や唯物論国に多くみられます。
これは、「自殺をすると天国にいけない」という教えが、ある程度の抑止力になっているからのようです。
たとえば、キリスト教では、「自殺は悪である」とはっきり教えていますし、仏教においても、「不殺生」の教えがあるので、自らの命を絶つことは罪になります。
日本でも、宗教的知識を持っている人は、自殺者はスムーズに天国に行けないのではないかと、少なからず感じているようです。
死後の世界のことは現代の科学では証明することはできません。
でも、世界の三大宗教が説く、
「死んでも生命は続いていく」
という思想は、
「今ある苦しみは、この世に生きている間、各自に与えられた『問題集』である」
という考え方に到ります。
この考え方は、たとえ自殺したい程辛い時でも、
「ゴールまで努力して 生き抜いてみよう」
という勇気を与えてくれるようです。
近年の日本では、リストラや失業、倒産などから自殺が増え続け、その数は年間３万人を超えると言われています。
これは大変な数です。
単純計算しても、30年に約百万人が自殺していることになります。
最近、ようやく日本でも、自殺をくい止めるための機関が動き始めました。
自殺抑止の動きが、国民運動として展開していくと良いですね。
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※以下、共同通信より
★自殺予防で緊急フォーラム ＮＰＯ、10日の世界デーに
７年連続で３万人を超えた自殺の予防対策を考えようと、民間非営利団体（ＮＰＯ）「自殺対策支援センターライフリンク」（東京）は１０日に東京都内で、相談活動や医療などの現場で自殺予防に取り組んでいる遺族や医師、行政担当者らの緊急フォーラム「自殺対策のグランドデザインを考える」を開く。
10日は世界保健機関（ＷＨＯ）が2003年から定めた「世界自殺予防デー」。
海外では昨年、27カ国で予防のためのイベントが開かれたが、国内ではこれまで 自殺予防デーに関連する取り組みはなく、初めての開催。
ＷＨＯが後援する。
フォーラムには、厚生労働省や国立精神・神経センターのほか、青森、愛媛、 宮崎など自治体の担当者が出席。
民間からは、遺族らでつくる自助グループ メンバーや大学の医師、弁護士らが参加する。
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※以下、毎日新聞９月９日朝刊より
★世界自殺予防デー：三国町のＮＰＯ、
東京のフォーラムで現状報告へ／福井
福井県三国町の東尋坊で自殺防止活動をするＮＰＯ法人「心に響く文集・編集局」の茂幸雄代表らが１０日、東京都渋谷区の国連大学で開かれる「『世界自殺予防デー』緊急フォーラム」に参加する。
フォーラムは、ＮＰＯ法人「自殺対策支援センターライフリンク」主催、世界保健機関（ＷＨＯ）後援。
自殺対策を担当する厚生労働省や全国の自治体職員、大学の研究者、遺族ら約１００人が出席する。
ライフリンクは、
「国を挙げての自殺対策の出発点にしたい」
としている。
茂代表らのＮＰОは、先月19日にも東尋坊の岩場で、体の不調と金銭問題などで 自殺を考えていた神奈川県の男性（37）を保護。
昨年４月の活動開始から計69人 （7日現在）を保護したり、相談を受けたりした。
フォーラムでは茂代表と川越みさ子・事務局長が、水際の現状や課題などを発表する。
茂代表は
「自殺対策を民間だけに任せるのではなく、国が早急に取り組むよう訴えたい」
と話している。
【樋口岳大】
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