関東ではあまりなじみのない魚・ハモ(鱧)。
京の都では「鱧は梅雨の雨を飲んで旨くなる」といわれているそーです。
つまり、ハモは今が旬。
そのハモをいただきました。
毎度おなじみの上野3丁目市場へゆきましたらありましたよ。
ハモが。
しかも、アラが。
どーも、私は魚のアラしか買わないとおもわれているよーです。
そのとーりデス。
なんか文句あっか、オラ!
なんて、下品なことはいいやしませんよ、あたしゃ(根が上品ですから)。
で、アラです。
2匹分の頭と骨、そして腹子(卵)!
「おいくらですか」と私。
「100円でいいよ」とお兄さん。
すばらしい!
人生はバラ色だ。
「骨は素揚げにしたほうがいいんでしょうか」
「お店では出汁(だし)をとるみたいだね」
ワカリマシタ。
そうしましょう。
さっそく調理にとりかかります。
頭と骨はさっと熱湯にくぐらせ血とアクを取ろう。
小鍋に昆布を敷き酒と水を適量。
その中に頭と骨を放り込む。
匂い消しにネギもね。
火にかけます。
う~~~ん、いい香りだ。
さて、腹子。
腹子の調理法はすでにご紹介してますよね。
基本的には同じ(ハズ)です。
ただ、ビックリしたのは、腹子に胆が付いていることでした。
そもそも、わたし、ハモの腹子なんて食べたことないんです。
腹子に胆が付いてるなんて知りませんでしたよ。
鶏のハツとレバーがくっついてることよりはるかに驚きだな。
で、しっかと煮付けました。
鱧(と書いた方が感じが出るな)の腹子と胆をつまみに酒を飲む。
合間に鱧の吸い物をいただく。
隣に美形がいればゆうこたぁないけど、ゼータクはいいません。
今宵は美酒に酔おう。