「腹ヲ指シテ婚ト為ス」とよむのでしょう。



小王がこんな言葉を持ち出してきました。



子どもがお腹の中にいるうちから親同士がお互いの子の結婚を約すとゆう意味らしい(生まれた子が同性同士だったらダメだけどね)。



昔の中国では広汎に行われていた風習のようです。



「貧乏人の子沢山」なんて諺がわが国にありますが、中国だって同じこと。



ほかにタノシミがないからせっせと貧乏父さんは子づくりに励んだものの、どーやってメシを喰わせていけばいいんぢゃい。



生まれてきたはよいけれど。



おお、困った。



そこで浮かんだのが金持ち父さんのお家と縁組することだったんでしょう。



しかも、子どもがお腹の中にいるうちから。



貧乏父さんにしてみれば、口減らしにはなるし多少の収入も得られるだろーから、一石二鳥だったんだろね。



きっと。



でも、子どもがタイヘンだよ。



生まれたときから結婚相手が決まってんだから。



私は自立した女(男)です、相手は自分の意思で決めます、なんてこたぁ言えないよな。



ま、そんなことを言ったら、さる賢きあたりのご息女(子息)なんかも似たり寄ったりかもしれないけどね。



男系だ、男子だなんていってたらいつかは途絶するにちがいない。



いくら、多産の家系であっても、女は子を産む機械ぢゃないんだから。



どーしてフェミニストたちはこのあたりをきっちり論じないんだろ。



あ、そーか。



そんなことより制度そのものをモンダイにするからなんだな。



おっと。



脂の乗った寒ブリの刺身をいただきながら「指腹為婚」の意味するところをかんがえていたら、話が脇道に逸れちゃいました。



小王によれば、今の中国ではこんな風習はないそーですので、みなさんご安心ください。