第九・・・そして焼豚
8日にザルツブルクのコングレスハウス(会議場)で、第九の本番がありました。
ミラベル庭園のそばにあるコングレスハウス、ナカナカ素敵な建物で、いつも気になっていたのですが、入るのは初めて。
なんの催しかよくわからず参加していたのですが、どうも、ザルツブルクの銀行の新年会で、社員や、お得意様を招いてのパーティーだったようです。
それが、全館貸切で、どのフロアにもお酒と軽食とお花で飾られていて、そこに入っただけで、シンデレラにでもなったような気分でした。(←自分がとっくの昔にオバちゃんになってるってことはスッカリ忘れているの巻)
そして、ここにはヨーロッパホールと言われる、なかなか立派なコンサート会場もあり、まずはそこでオーケストラやダンスの演奏会があり、その演奏会の最後の第九を私たちが歌いました。
テレビの中継も入っていて、舞台上のスクリーンにも歌っている顔がアップになったりするので、ちょっと緊張しました~
服装は、「エレガントな洋服で。」とのことで、私もHジュも普段よりちょっぴりオシャレな装い。
この頃、歌手業をしなくなったので、ドレスを着る機会もなく、オシャレどころか、首タオルがトレードマークになりつつある今日この頃だったので、久しぶりのオメカシには心ときめきました。
だって、女の子だもんっ。
帰りはお花もいただきました。
すぐにお部屋に飾ったのですが、やっぱり生花がテーブルの上にあるのは良いですね。癒されます。
で、コンサートが終わっての帰り道、劇場の横を通ったら、この日は「ラ・カージュ・オ・フォール」の公演日だったのですが、劇場のバルコニーに沢山お客さんが出てこられていて、ちょうど休憩中みたいでした。
「あ、今、休憩中だね~。」
ってHジュに言うと、「M二ョンに電話して劇場の食堂でお茶しよ!」と、Hジュが電話してくれて、公演中のダンナどもと、休憩を共にしました。
F田君の衣装、本当は上着もあるので、それを着ているとあまり感じませんが、上着を着ていないと、ネックレスといい、シャツの柄といい、ヤクザの下っ端みたいです(笑)
「ちょっと怖そうな顔してみて~」って言うと、調子に乗ってやってくれました(笑)。
で、彼らの休憩も終わったので、妻組は家に帰りました。楽しい1日でした~。
そして、今日は午後から今年初のタンデムがあり、久しぶりにVレンティナとSテラがやってきて、今日はドイツ語を頑張りました
しかししゃべるとなると、言いたい気持ちが先行して、文法がグチャグチャになります。まだまだアカンなぁ~、と、反省
ほんでもって、明日からは、若手の演出家のコンクールを見に、グラーツに行きます。
明後日、課題オペラの演出のプレゼンがあるので、それを聞くのが目的ですが、明日の夜はグラーツ歌劇場で”魔笛”を観ます。
韓国人の友人、Sギョルも出演するので、舞台上の彼を見るのも楽しみだし、明日と明後日は、Sギョルのお宅にお世話になります。Sギョルの奥さんと息子さんに会うのも楽しみです。
で、今日、作り置きできるものを作っておこうと思って、オーブンで作る焼豚と、コンソメ野菜スープを大量に作っておきました。
オーブン焼豚は、初めて作ったのですが、これがなかなか上手にできたのですよ~。
パーティーの時とかに、中華蒸しパンとか作って、一緒に出してもいいなぁ・・・なんて思いました。
作り方はチョー簡単。
ジップロックに、
醤油・・・120cc
酒(こちらには日本がないので、赤ワインで代用)・・・100cc
すりおろし林檎・・・林檎半分ぶん
はちみつ・・・好きな甘さになるくらい
オイスターソース・・・大さじ2
上記を混ぜ合わせて、豚肉(700グラムくらい)を、一晩漬けといて、次の日に170°のオーブンで、1時間半~2時間(700グラムくらいの場合)途中で、2回くらいひっくり返して、その都度、タレを回しかけながら焼きます。
そしたら出来上がりです。
ご飯の上に千切りキャベツを乗せて、焼豚も乗せて、タレ(豚肉を取り除いた後に残っているタレ)とマヨネーズと七味をかけて、焼豚丼にしたら、サイコーに美味しいと思います。
魚介類は全然ダメダメなオーストリアですが、豚肉は半端なく美味しいし、スーパーで塊肉が簡単に手に入ります。
こんな料理が気軽に作れるのは嬉しい。
さて、この焼豚をF田君に残して、明日からグラーツに旅立ちます。グラーツまでは電車で4時間の旅なので、焼き豚入りオニギリでも作ってい~こうっと