ビバ!トルコなクリスマス☆
昨日から、皆さんのブログには様々なクリスマスの様子がアップされていて、本当に楽しいです。それぞれに力を入れたお料理の写真も、見ているだけで幸せな気持ちになるし。
実は3年前は日本の鳥取でクリスマス。2年前はシュトゥットガルトで、去年はライプツィヒで、今年はレーゲンスブルクでと、気が付けば毎年同じ場所でクリスマスを迎えていない私たち。来年のクリスマスはどこにいるんでしょうね・・・。できればココにいたいもんですが・・・
さて、うちも今年は”鶏の丸焼き”をしようと思って、材料を買っていたのですが、昨日のイヴはF田君の同僚で最近までウチで一緒に暮らしていたMト夫妻がディナーに招いてくれたので、自分では料理は作らず、お招きにあずかっていました。
奥さんのSナが精魂込めて作ってくれた料理は全てトルコ料理。
テーブルも綺麗にセッティングされて、クリスマスって感じです。
Sナ自らお皿に取り分けてくれました。
真ん中のカプレーゼ以外、どれもこれも食べたことないものばかり。
初めてのお味・・・。どれもニンニクとレモンがきいていて、爽やかです。
あまりに初めてのお味すぎて最初は良くわからない感じだったけど、食べ進めていくうちに、どんどん好きになっていきました。悪い男のような料理です。
コチラはメインの鶏肉。
上にかかっているのはパプリカ味のポテトチップスを崩したもの。
今日のお酒はゼクト(シャンパンのこと。ドイツで作られているものはゼクトと言います。)を一本と、赤ワイン2本。この赤ワイン、とっても美味しかった~
食事中、「今年はどんな年だった?」と聞いたら、MトとSナが「今年はミュンヘンとレーゲンスブルクを何度も車で行ったり来たりしたけれど、病気も事故もなく生活できたし、君たちのような良い友だちもできたし、劇場に契約団員だけど仕事もありつけた。とっても良い年だったよ。」と言ったのを聞いて、思わず泣いてしまいました。
全く未知の味のお料理を食べて、”こんな味を普通に食べている人たちがいるんだな。この人たちにとっても日本の味は変わった味なんだろうな。”とか思って食べていると、世界には色々な人間が住んでいるんだな・・・と思い、更にMトとSナの言葉を聞いて、”こんなに文化の違う人間同士でも仲良くなれるんだな、分かり合えるんだな。”と思うと、なんだか涙がでてきちゃったのです。
世の中は広いなぁ~、って。
みんなが幸せだったらいいなぁ~、って急に思えてきて。
そんな舞台が作れたらいいなぁ~、って。
トルコ料理を食べながら思いました(笑)
さて、トルコでは日本と同じで、たくさんお茶を飲むそうです。コーヒーよりもお茶なんですって~。
私はお茶好きなので、いい感じです。
これはトルコ式のお茶セット。
上のポットには多目の茶葉とお湯。下の段にはお湯が入っていて、カップにまず上段のお茶をそそぎ、その後下の段のお湯で薄めるのです。これまた初めての体験。へ~~~ぇ!って感じでした。
お茶の味は、ほうじ茶と紅茶を混ぜたような感じ。とっても美味しくてチョー気に入ってしまい、二人が里帰りするときには買ってきて~!と思わずお願いしてしまいました。
トルコのお菓子、”バクラバ”(稲荷寿司じゃないよ!)。ものすごく薄いパイ生地が何層にもなっていて、中にはピスタチオでできた餡のようなものが挟んであります。
実は以前にも他で食べたことがあるのですが、その時のバクラバには、甘いシロップがかかっていて、甘すぎていまひとつでした。
でも・・・昨日のコレは、シロップもかかってなくて、バターの香りがして、本当に美味しかった
なんでもバクラバマイスターが作っているミュンヘンのお店でわざわざ買ってきてくれたんだそうな・・・
さすがマイスター
ビバ、バクラバ
そして、この後は夜10時から大聖堂のミサへ・・・
これがまた・・・
ホントにホントに素敵だったんです。
大聖堂には、ドームシュパッツェン(大聖堂の雀たち)と呼ばれる専属の少年合唱団があるんですが、そのシュパッツェンたちの歌声と、弦楽四重奏、中世に立てられた大聖堂でのミサ・・・。
昔、アニメや絵本で見た世界そのままの空間でした。
なんともなんとも・・・現実の世界ではないような・・・。
ミサですので写真はとれなかったんですが、終わって外に出たときに、教会の鐘が鳴り響いている様子を動画に撮ったので、もしアップできたらまた今度アップしますね!
ではでは・・・
今日はこれからいよいよ”鶏の丸焼き”に挑戦したいと思います。
3年前、シュトゥットガルトで作る予定でしたが、その時お世話になっていてKっくんが全部作ってくれたので、自作は初めて。
上手にできますように~