余韻 | yamaguchi のできるかな。

yamaguchi のできるかな。

未来の自分へ教えてあげたい馬鹿さ加減。

余韻の記憶が鮮明によみがえった。


記憶の余韻ではない。


オイ思い出せよとほっぺたペチペチ叩かれた気分になる。


yamaguchi のできるかな。


このひとの作品をだいぶ前

1度だけ立ち読みしたことがあった。


そのあとふらふら寄り道しているうち忘れちゃったんだけど。


立ち読みで体験した

筆舌に尽くし難い余韻だけは

カラダがしっかりと記憶していたのだった。


きのう注文した2冊がきょう届く。


ひらいた瞬間に吸い込まれる


というよりは


絵本の世界に


ストンと着陸。


地球並みの引力がある。


そして。


まるい。


まんまるじゃないか。


はじまりとおわりの境界がない。


この絵本


生きてるのだ。


驚愕。


触覚を刺激する絵と言葉が

心地好い不規則なリズムを刻みながら


淡々と躍動している。


そこにいること。

そこにあること。


ただそれだけが


どんどん通り過ぎてゆく。


楽観もせず悲観もせず


進むことをけっしてやめない。


いつだって自分の向いてる方が前。


そんな希望さえ湧いてくる。


遠くも近くも過去も今も未来も


全部が空でつながってるような不思議な遠近感。


ゆったりとした


無限の広がりを


感じる


ゆたかな絵本だった。


もしもあのとき


立ち読みして感じた余韻に

考えて答えを出していたら


きょうこの絵本を


手にすることはなかったわ。


いま必要だったのね。


良かった。


アラほらサッサー DASH!