血小板の推移変動 | 金剛の健康体回復法ーがん病を克服して百寿を与う!!

血小板の推移変動

2007/4/5日、或るがん患者へのコメントです。


タイトル:〇〇〇さんへ

抗がん剤の投与によって骨髄抑制の副作用が強く出る人と、そうでない人と夫々の状態で大きな差が出ます。

基本的には、血液総体の血清資質を現す血小板の推移変動が深く関与します。

最初の抗がん剤投与時の血小板が基準値内に納まっている方では、投与後のブログ上の書込みでも副作用はとても少なく体調は、とても安定しています。

酷い頭痛(微熱、悪寒)、目眩(ふらつき)などの貧血症状は、白血球の低下(1000)と考え合わせれば、血小板数の極端な低下が大きな要因と思われます。

今後も血小板数の推移変動が総てを決定付けていきますのでしっかり把握していきましょう。

・・・以下に抗がん剤投与時の基本認識が書かれた或る抗がん剤の「警告文」の一部を抜粋します(静注点滴の場合はほぼ同様との認識です)。

骨髄機能抑制による致命的な副作用の発現を回避するために,特に次の事項に十分に注意する 
ア)投与予定日(投与前24時間以内)に末梢血液検査を必ず実施し,結果を確認してから,投与の適否を慎重に判断する 

イ)投与予定日の白血球数が3000/mm3未満又は血小板数が10万/mm3未満の場合には,投与を中止又は延期する 

ウ)投与予定日の白血球数が3000/mm3以上かつ血小板数が10万/mm3以上であっても,白血球数又は血小板数が急激な減少傾向にあるなど,骨髄機能抑制が疑われる場合には,投与を中止又は延期する尚,本剤の使用にあたっては添付文書を熟読のこと(但し、抗がん剤の種別によっては、数値に応じて減薬の場合も有ります)

・・・〇〇〇さん、白血球云々よりも血小板が基準値下限以上になれば自ずと白血球も安定的に上昇します(PLT:15~35×104/μL)。

但し、お食事で安定的に中位まで上げるのが最善ですが、之が意外と難しいが故に(難攻不落)がんが完治に導けない一つの所以でも有ります。

〇〇〇さん、注意を怠らずお大事に!


(参照:テーマ/ 抗がん剤と副作用/カンプト 、トポテシン(点滴)
(参照:テーマ/考察/抗がん剤と抗がん剤の副作用の考察(2))
(参照:テーマ考察//抗がん剤と抗がん剤の副作用の考察(1))
(参照:テーマ/考察/抗がん剤と抗がん剤の副作用の考察(3))


(参照:テーマ/ 抗がん剤と副作用/パクリタキセル/タキソール(点滴))
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

本剤の投与にあたっては、白血球及び好中球の変動に十分留意し、投与前の臨床検査で白血球数が4,000/mm3未満又は好中球数が2,000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまでは投与を延期すること。投与後、白血球数が1,000/mm3未満となった場合には次回の投与量を減量すること。


血小板減少症
▽血小板の減少。正常値は 150,000 から 250,000。血小板の値が 50,000 以下になると出血しやすくなります。 10,000 以下になると出血の被害が深刻になります。


(参照:テーマ/治癒概念と投稿文/治癒概念と投稿文/血小板と随伴症状))