胸板 | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

胸板

日本のフットサルは今オフシーズン。ゆっくり休んだり、民間大会へ出たり、クリニックを行うなどオフを満喫する選手もいれば、すでにトレーニングを行っている選手もいたりとさまざまなようです。


1年間ずっと行うのはさすがに大変ですね。怪我もそうですが精神面でどこかでプツリと切れてしまうこともありますからね。そういうときに怪我もしやすくて、精神と肉体の疲労をうまく取り除くことが大事なことなんでしょう。


と、今はオフシーズンですが、海外サッカーはシーズンも終盤。今朝はレアル・マドリーとバルセロナの「クラシコ」が行われましたね。盛り上がった方も多かったのでは??


昨シーズン6冠を達成し、今シーズンもリーガ、欧州CLの2冠の可能性があるバルセロナですが、その中心選手を見るとメッシ、チャビ、イニエスタ、ダニエル・アウベスあたりは身長が決して高くありません。ダニエル・アウベスは驚異的な運動量、メッシはドリブル、シュートにおいて飛びぬけた能力を持っていますが、チャビ、イニエスタはずば抜けた身体能力を持っているわけではなく、どんな状況でも確実にプレーできる能力が優れています。



最近(かなり前から?)、日本はスペインを参考にすべきと言われています。スペイン代表の中盤の4人(チャビ、イニエスタ、セスク、シルバ)のパスワークなどは習得できるならぜひそうしたいものです。しかし、スペインの何を参考にしたらあのすばらしさを習得できるのかが抜け落ちている感じがしてなりません。


フットサルのポルトガル代表もある種、上記のサッカーのスペイン代表の4人と似ており、リカルジーニョやペドロ・コスタ、アンドレ・リマなど身長が170cm前後の選手たちが世界最高峰のスペイン代表を相手に平然と華麗なパス回しをして、対等に渡り合っています。


こういったプレーができれば言うことないのですが、リカルジーニョ、ペドロ・コスタと日本人では、体のつくりが決定的に違っていました。

わかりやすい部位では胸板でしょう。よく水泳選手は肩幅が大きく、ウエストが絞られた逆三角形体系となっていますが、彼らは同じ逆三角形でも、胸が異常なまでに厚いので横ではなく奥行きが逆三角形でした。


速さや相手を受け流すプレーなどもあると思いますが、胸板や太もも、尻もがっちりしているために、小柄でも安定したプレーができるのでしょう。


そういえば、海外でプレーした日本人選手とその知人が海外リーグの選手名鑑を見てこんなやり取りがあったそうです。


知人:「この選手(ブラジル人選手)ってあなたと同じ身長(175cm程度)だね」

選手:「でも体重が20kgくらい違うけどね。それだけがっちりしてるんでしょ」

知人:「でも写真で見る限り、デブじゃないよね」

選手:「尻や胸板が凄すぎるよ」















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