「囚人のジレンマ」からの脱却 | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

「囚人のジレンマ」からの脱却

今シーズン、流通経大の卒業生13人がプロサッカー選手になる。
その経歴はバラバラで、Jリーグクラブのユース出身もいれば、地方の高校を卒業した者もいる。

Jリーグ(特にJ1)の新加入者の平均年齢が高くなっているように感じられる。正確なデータを取っているわけではないが、以前は高校卒業後にJリーグ入りする選手が多かったものの、ここ最近は大学を経てから入る選手が多いようだ。

以前はクラブが可能性のある中学生や高校生の囲い込みを争っていたが、若手の成長度合いが思ったほど伸びずに20歳前半で解雇となるケースも多く、また大学サッカーのレベルも上がってきたことからも、この傾向になってきたのだろう。

それまでの青田買いによる「囚人のジレンマ」から脱却できたのは良いことだと思う。あとは、大学に進んだ生徒たちがプロと接する機会がもっと増えると彼らはもっと成長するはずだ。