全国高校サッカー選手権の前のハイレベルな戦い | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

全国高校サッカー選手権の前のハイレベルな戦い

Jユースカップ の予選の最終節が行われたので、東京V対千葉を見てきた。別件が延びてしまったため、後半からしか見ることができなかったが、前半を0-2で千葉がリードしているとは思えないほど、東京Vの方が試合の主導権を握っていた。

しかし千葉も、東京Vの俊足FW陣に脅えず、DFラインをできるだけ高くキープし続け、GKも判断良く飛び出して守り続けた事で、東京Vのエースで中盤を組み立てるドリブラー富所のドリブルスペースを消したり、両サイドへの配給に優れる高木善も自由にさせなかった。そのため、FW真野やMF高木俊といった俊足に良い形でボールがあまり来なかった。

調子が良い時の東京Vは、ドリブラーたちへバランスよくパスが渡り、ドリブルを仕掛けると同時に周りの選手がパスコースに入って、リズミカルで分厚い攻撃ができるのだが、今日はそれがほとんど見られなかったのが、そうさせなかった千葉の勝因とも言えるだろう。

12/7(日)から始まる決勝トーナメントの注目はクラブユースを制したFC東京と高円宮杯で決勝に残った浦和と名古屋。そして、浦和を予選で破った柏に、東京VやG大阪がどこまで絡めるか。