古豪で生き残るには | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

古豪で生き残るには

帝京高校が今年も全国大会行きを決めた。4-4-2で両サイドハーフが攻撃的なスタイルだったが、チームの攻撃をけん引していたのが10だった。

小柄ながら右サイドをドリブルでガンガン抉って、チャンスを作る。前半の先制点も彼がP.A内へドリブルで突っ込んだ時点で勝負が決まったようなものだった。

彼を見ていると、レギュラー争いが激しい帝京で生き残るには卓越したスピードが無いと難しいと同時に、背が低ければドリブルを磨けば生き残れると感じさせられた。Jリーグで活躍する帝京出身の低身長ドリブラーといえば、田中達也(浦和)を筆頭に、木島良輔(熊本)、大沢朋也(佐川)、関口訓充(仙台)ときりがない。

野洲や柏レイソルユースのような華やかな攻撃はないものの、彼らがボールを持つ場面ができたら、その時が注目です。