練習の目的

今年に入って3つ目となるフットサルの指導者向けの講習会となる、バルドラール浦安のカンファレンスに行ってきた。

・スペインリーグ3位のミキ
・イタリアリーグ優勝のベラスコ
・Fリーグ準優勝のシト

という書き方をするとなんだかシトの格が下がるような表現になってしまうかもしれないけれど、3つの中では一番丁寧な講習だったと思う。

フットサルの守備に絞った事でわかりやすかったし、通訳の在原氏もふだんからシトの通訳をしているだけあって、「シトがいなくても在原さんだけでやっていいのでは？」と思えるくらいスムースに話が流れたので、2人のコンビネーションが抜群だった。

これは今回に限らず、どの講習でも気になるのだけれども、必死にメモをとったり、練習メニューのあれこれを聞く人は今回も気になっていた。
シトが何度も言っていたが、「メニューが重要ではなく、練習の目的が重要」である。

GKの練習の紹介が終わり、北野GKコーチと話していたら、「渡辺と大野とヒューマンのGKの3人に対してシュートなどのスピードを変えていたのわかった？」と聞かれたので、3人のレベルに応じて少しずつ速さだけでなくタイミングなどを変えていた事でプチ盛り上がった。

「そんなの当然でしょ?!」

と思われる方もいるかもしれないけれど、目的を見失ってしまう人が多いのが実際のところなんだそうです。