期待と不安 | 杉浦文哉オフィシャルブログ「スポーツライターは現場でしょ!?」Powered by Ameba

期待と不安

2ヶ月ぶりに再開したFリーグ。2日間のセントラル開催は各チームの良さも見えたが、その反面、不安な部分も見えた。

特に名古屋や浦安を追いかける神戸と町田の元気の無さが気になった。

この2節で町田は2勝したものの、格下の花巻と大分を相手に後半まで苦戦する展開で、花巻戦は前半から相手のプレスに苦しみ、後手に回る展開が続いた。花巻の持久力と集中力が落ちた終盤に逆転できたように、相手に助けられた感がある。

大分戦はホブソンやジャッピーニャの両ブラジル人の活躍で勝利したものの、相手に押される展開が終始続いた。これまでホブソンやジャッピーニャの活躍が無かっただけに嬉しい兆しだが、逆に言えば彼らに期待しすぎるのは危険な気がする。それだけに、他の選手で点が取れなかった事は不安が残る。

また、神戸も1勝1敗と決して悪い成績ではないものの、大分には勝利したものの押されており、相手のミスで同点に追いつけて、その後相手が慌てふためかなければ逆転も難しかったように、相手に助けられたと言ってよい試合だった。
大阪戦も淡々と時間だけが進み、神戸の相手を威圧する攻撃や個で負けない粘り強い守備が影を潜めたように感じられた。大阪の連携が良かったこともあるが、あまりにも淡白な戦い方だった。オーシャンアリーナカップの頃の神戸に戻った感じが見受けられた。

浦安が名古屋に勝利してリーグ戦が面白くなってきただけに、この2チームが追随しなければ盛り上がりに欠けてしまう。