狂言を楽しむ | 猫の鳴き声

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週末に、子供向けの狂言舞台を観に行った。狂言と言っても本格的なのではなくて、学校公演みたいなのね。

萬斎さんとの対談があった後だから、子供の付き合いとはいえ、必要以上に興奮気味の私。
会場前に到着するなんて、FaOI幕張以来だ。

息子は友人の姿を見つけると、さっさと前の方へ座に行く。
私は後ろのオトナ席へ。この会場では珍しい若者に挟まれて座る。



子供向けなので、随分わかりやすい。


柿山伏
二人袴
神鳴


大笑いした後に、子供だけじゃなくオトナまで立ち上がり、狂言の型を教えてもらう。

両脇の若者達は立ち上がらないが、私はすっくと立ち上がり『型』を学ぶ。

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歩き方…足はハの字に開き膝外側に腰を落とす。腹を出さず尻を出さず。両手は前のパンツラインに置く。
パンツラインですよ!オトナだけならビキニラインとか、Yラインとか言うトコです。


座り方…エイエイ言いながら右ひざ左ひざをついてから座る。
ノリノリでイエイ!イエイ!言っときました。


笑い方…大声で、はーっ、はーっ、はっ。
喪黒福造は、ほーっ、ほーっ、ほっ…。


みたいな…感じね。全力でやったわりにはうろ覚え。




型が大切なんです。型が!

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型あるものの宿命か、私の両隣りの若者達は立ち上がらないので何かとぶつかる。

足を広げれば膝がぶつかり、座る型では肩をぶつけ、大声で笑えば冷たい視線を投げかけられる。
…ような気がする。

会場で、座っている人は圧倒的に少ないのだが、それが私の両脇に集中しているのだ。

恥ずかし…くはない。

数々のキャンペーンで羞恥心を捨ててきた私には、こんなことで恥ずかしく感ずることはないのだ。もう。

目立つ空間で『型』を本気でやる私。かなり楽しむ事が出来た。



帰り道、「ママ、目立ってたよ。」と息子。



私は恥ずかしくなかったが、息子は相当恥ずかしかったらしい。


すまんな。息子よ。




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