ぜひ、読んでほしい1冊です
この本に登場する9名の方が、幼いころからご自身の外見のことで幾度となく辛い体験をされてきただろうことは容易に想像できます。
でも、著者はそこにあまり深くは触れず、彼らが様々な体験を経て感じたこと、気づいたこと、変わったこと、変わらないこと、学んだこと、今も努力していること、大切にしていることなどに重点を置いています。
本文にある著者が「彼らから学んだこと」をいくつか抜粋すると、
☑自分が自分に対して注目している部分と、他者が自分に対して注目している部分は、違っている場合が多い。
☑今の自分をそのままの状態で受け入れてくれるようなコミュニティを見つける。
☑人との間にある壁は、相手だけじゃなく自分も作りだしている。
☑自分に合った場所を探し続ければ、居場所は必ず見つかる。
☑どん底に落ちたときは、「底」を踏み台にして上がることができる。
☑コミュニケーションが苦手だと思っている人も、心の奥には「人と話したい」という欲求がある。
☑人生には「変えられないこと」と「変えられること」がある。変えられないことに囚われるのではなく、変えられることに目を向ける。
☑相手に警戒されるのは、外見の問題ではなく、コミュニケーションの問題である。
とあります。これらの言葉は、私が摂食障害を克復していく中で気づき、納得し、改善していったことでもあります
皆さんも、この本の中に勇気付けられる、ヒントをもらえる、気づかされる言葉が見つかるといいなと思います
追伸
本に登場する方達は皆さん、自己肯定感が強いなぁと思いました。自己肯定感が強いと逆境力も強いのです←詳しくは、あや相談室の今月のひとことをご覧ください。
多分、彼らの心は病んでいない。そんな彼らの体験談は客観的に読める分、学べることも多いはず。