夢を舐めちゃいけないよ | 負ケ猫ノ遠吠エ!!!!!!

夢を舐めちゃいけないよ

夢診断 (講談社現代新書613) 秋山さと子著



を読みました。



だいぶ古い新書だったので、



読みづらく、理解しづらいかなと思ったのですが、



思いのほかすんなり読めました。



たぶん、夢っていうのが曖昧で、



人によって違う捕らえ方ができてしまうっていう、



はっきりとした正解がないおかげで、



理解してやろうって気で読む必要がないからだと思います。



研究している人のなかでもフロイトの見方があったりとかするわけだからね。



だから漱石の夢について分析しているのですが、



そういう見方もあるのかーという風に見れるので、



楽に読めましたね。



仕切りに言っていることはこの本を読んで軽はずみに自分の夢だったり、



人の夢だったりを分析するのはとても危険ですよ、ってことを言っています。



これが夢にファンタジーなイメージしかない僕には想像しがたいことなのです。



理解を誤ったり、夢のドツボにはまったりして、



自分自身が狂ってしまう場合はもちろんのこと、



さらに恐ろしいのは、



自分の夢の元型(アーキタイプ)が、



他人を刺激してしまう恐れもあるっていう。



ここら辺がわかるようなわからないようなです。



ユングに関しての発表をしなくてはいけなくて、読んだ本で、



発表で適当に自分の夢を分析すればいいかなーとか思っていたのですが、



どうしたものか、



ま、ようするに、舐めちゃいけないぜってことだと思うんですけどね。



夢は自分だけれども、それにともっなって起こる事態に対しては、



何の責任ももってくれないんだからね。