ラーメン二郎食べに行って胃袋が爆発しそうになったりましたが、私は元気です。


あれはラーメンじゃなくて、ラーメン二郎っていう食べ物だって言われているのがよく分かりました。



まぁ、それはさて置き。今回はシリアスとネタが入り乱れて温度差が激しい結果になりました。


メッセと戦闘中の台詞はとことんネタです。

いや、今回初めてシャイニングニラフィンガーを装備したのでそれっぽい事をやりたいなと。

ガンダムも師匠もレインもアレンビーもいないがな!



(´・ω・)



他のネタも少し混ざっていたりしますけど。

オース君の怒りが収まりません。リマ君もいつ怒ってもおかしくない\(^o^)/



以下今回の日記本文です。

宝玉を手に入れたので書こうと思ってたんですが、なかなかカッとしなくて形にならず。

一通り書いたものをちょこちょこ手直ししていたら更新時間になり、最後までなんかもやもやしていました。

でも、寝たら今回はもやもやしたまんまでも別にいいかなという気もしてきました(爆)


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今日は晩飯を食った後、気が済むまでギターを弾いた。弾いたというよりも掻き毟ってるのに近くて、弦が何本か切れた。
なりふり構わずかき鳴らしまくったけれども、ちっとも眠くならない。
木の間から見える狭い空には小さな白い星が静かに光っている。綺麗っちゃ綺麗だけど毎日毎日見てると流石に飽きてくる。故郷で自慢できる事と言えば星がよく見えることぐらいだ。逆に都会の星が見えない空の方が見てみたい。

でも、今は手の届かないゴミみたいな小さな光なんかよりも、もっと面白いもんがある。手を伸ばせばすぐ届く所に。

寝袋から抜け出てカンテラを点けた。鞄の中から小さな革袋を取り出し、広げた上着の上に中に入ってるものを散らした。

灯りに照らされる五色の宝石。ベルクレアの連中を倒して手に入れたもんだ。
戦う前はふざけた野郎だと思ったけど、奴らは文字通り死に物狂いで襲いかかってきた。
ボロ雑巾みたいになっても何度も立ち向かってくるもんだから、一瞬こっちが悪役みたいな気分がしたけども、ベルクレアの連中は過去を変えるなんてろくでもない目的のために宝玉を集めてんだ。
…だから、俺達がぶん取ったって悪くない。財宝目当てなんかで集めちゃいないし、人様に迷惑を掛けるようなでかい事をやらかすつもりもない。
俺はただちょっと力が欲しいだけだ。この島に居る時だけでもいいから。それぐらい望んだっていいじゃんか。流れ星に願掛けする時の方がよっぽど欲張りだ。

なんとなく赤い宝玉を手に取ってみる。
拾った時は掘り出すのに必死でじっくり見てる暇なんかなかったけれども、今見ても何で出来てるのかわからない。
親父の工房にあった材料を色々思い出してみたけども、どれも違う。宝玉って呼ばれてるぐらいだから、何で出来てるのか分かんなくても別に不思議な事じゃないのかもしれない。俺が分かるようなありふれたもんで出来てたらガッカリする。

でも、持っていて特に変わった事は起きてない。話に聞いてたような力が湧き出るような感覚もなくて、普段とほとんど変わらない。
珍しいものなのかもしれないけれども、これが本当にあいつらが死にそうになってまで守るほどのもんなのか。それとも5個しかないから何も起きないのか。

光にかざしてぼんやり眺めていたら、一瞬、宝玉の中で炎が小さくうねりを上げているように見えた。
驚いてもう一度宝玉を覗きこむと、丁度暗い中でライターを点けるみたいに、頭の隅に追いやっていた考えがぽっと浮かんだ。







―お袋が本当は結婚する気がなかったのに親父と一緒になったのも、親父が自分の子どもじゃないあいつを俺の姉貴として育てることになったのも―





「全部…俺の…」



その時、後ろで木の枝を踏みしめる音が聞こえた。
振りかえると少し離れた木の幹に姉御がもたれかかっていた。姉御は何をするわけでもなく、ただ黙って俺を見ている。


「……姉御。」

居心地の悪さに耐えきれなくて先に口を開いた。


「親父やお袋や…あいつが……無理矢理家族の振りしてたのって……俺の……ためだったのかな?」

姉御は少ししてゆっくりと口を開いた。

『そちの“せい”だと言ったら?』

その一言は俺の一番脆い所を突いた。気付かない振りをしてようやく抑えていた怒りが一気に噴き出した。

「じゃあどうしろってんだ!!俺がお袋の腹から出る前に嘘はもう始まってたんだ!俺に何が出来たっていうんだよ!!何が選べたってんだよ!!俺を産んだのはお袋じゃねぇか!!なんでそんなことまで俺のせいにされなきゃいけねぇんだよ!!ふざけんじゃねぇ!!」

視界がぼやけて、次に気が付いた時には姉御にエレキを振りおろしていた。
姉御は閉じた扇で受け止め、はじき返した。ギターが手を離れて宙に飛ぶ。

『…そちは己が何をしたのか分かっておるのかえ?』


姉御は恐ろしいぐらいの無表情で俺を見下ろしていた。
でも、それと同じぐらいに自分が今やろうとしていた事が怖かった。顎をつたって汗が地面にぽたぽた垂れる。
殺される。もうおしまいだ。


『…馬鹿馬鹿しい。好きな方を選べばよかろう。“ため”も“せい”も同じ事実を指しているに変わりはないというのに。元来そこに意味の違いなどありはせぬ。良く捉えようが、悪く捉えようがそれはどうでもよいことなのじゃ。意味などなくても世界は変わらず回り続ける。』


地面にうずくまった俺に姉御はそう言っただけだった。



「………じゃあ…どうして…。」


姉御の言葉に応えたんじゃない。声と一緒に自然と言葉が漏れ出た。


『それほど気になるのであれば、そちを産んだ母親に直接訊いてみるかえ?そちがこの世に生を受けた意味を。じゃが、一言だけ助言を与えるのなら…』



姉御は言葉を切り、俺の耳元に口を近づけた。




『全ては偶然でしかないのじゃ。必然など何処にもありはしない。』


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