ぬるぬる動いている内容物(綾羽裕)の妄想の掃き溜め。

どうせやるなら
とことん
や ら な い か。

使用キャラ:ジゼル・ルビースカイ
      イクトミ
      Cantarella (以上ソ連)

      エルゼ・フラウエンローゼ(第二期偽島)

      ユーグレ・A・ルビースカイ(三期偽島&六命)

      (わかる人だけわかればいいと思う)


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【六命】焔の月 18日目+第2回闘技大会など

2012-05-20 06:20:07 テーマ:六命
( ゚∀゚)o彡゜18回目の更新来たよ!YATTA!YATTA!
久しぶりなものでいつもより余計にテンションが上がってます。

PTメッセでは前回スタリナさんが紫の謎物体を魔法で飛ばしてきましたが、ダイスの女神様が空気を読んでくれたようです。とりには当たりませんでしたが。さて、当たるとどうなるのか。

ただ、料理を見たらスタリナさんのふとももを料理しようとしたとか書いてあって噴きました。
食材とふとももを取り違える自然な状況がどうしても思い浮かばなくてどう転んでもHENTAIにしかなりそうにありません。また新たなお仕置きが加わりそうです。

サンドバッグ、女難の相からの卒業なんて夢だった。妄想だった。


カメーリエは今回テストだったんですが、果たして赤点を回避して夏のお楽しみ行事に参加できるのか。
まぁ、赤点を回避しても身体測定で覗きをしたりとか、SNSの方で魔法の薬入りの走るケーキを作ったりとか色々やらかしたのでタダじゃ済まなそうです。
走るケーキでは日記のネタに使って頂いたり、色々遊んでもらえて楽しかったです。遅ればせながらどうもありがとうございました!
小さくなっちゃった方はちょっとうっかり小脇に抱えてさらっちゃいそうでした。
このロリコンめ!とそろそろ罵られそうです^q^

あと第2回の闘技大会についてですが、cno.1425 せかいせーふく同盟さんのセルフォリーフ枠PTに入れて頂く予定です。
とりあえず参加してみようとか隙あらばネタに走ろう的なゆるい方針で参戦しようと思っています。

闘技大会に便乗してマントをぶわっとなびかせて高笑いしてみたい方や「わしと手を組むのなら世界の半分をお前にやろう」とか言ってみたい方は同盟のボスと契約してPTメンバーになって頂けると嬉しいです。 [壁] ‿‿ ◕人\
こちらがコミュ主さんの闘技メンバー募集のブログ記事になります。→ † はがねのつるぎ †


うちのキャラは服を葉っぱに変えるHAPPA怪人とかそんな感じですかね。
お前も葉っぱ1枚にしてやろうkうわらば


以下18日目の日記です。
文が繋がってなかったところを少し修正。
島は偽島のことです。偽島3期の日記と話が繋がっています。もうそろそろ20日目だしとりあえず風呂敷を広げておこうかと。

…さて、どうやって畳もう……。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あー…つっかれたーあー」

どう見ても中に人がいるバイオレンス山猫を追っ払った後、少し時間が余ったから適当な木陰を探してゴロゴロしていた。

『ゾンビの時とは随分態度が違うな。あの娘さんの前ではやけに生き生きとしてたのに、今は10歳ぐらい老けて見える。』

声のした方に顔を向けるといつの間にかジャネが傍に立っていて俺を見下ろしていた。

「っせーなー…いきなり“こんにちは、死ね!”なんて挨拶してくる怪しいきぐるみよりシスターさんと一緒にいる方がテンション上がるに決まってんだろ…あのシスターさん、あともうちょっとで見えたのに…。

『…スパッツだったよ。残念だったな。』

「マジかよ、なんだ…って、え!?え!?」

背中を向けて小声で零したのにしっかり聞かれていたことよりも、耳に飛び込んできた予想外の言葉に驚いて体を起こす。ジャネは隣に座ってこっちをじっと黙って見てた。

いつもの無表情な顔とほとんど変わらないけれども、気のせいかなんとなく笑っているように見えた。

「……なに。」

『いや、別に。』

いつもとどこか違う視線を向けられているのに落ち着かなくて眉間に皺が寄る。
ジャネは涼しげな顔で頭を振った。何か言いたそうな様子でもなくそのまま黙ったからまた背中を向けて寝っ転がった。少しして首だけちらっとジャネの方に向けると、眩しそうに目を細めてぼんやりと遠くを見ていた。

ざあっ、と気持ちの良い風が頬を撫でる。
ジャネの顔は傍から見たら穏やかな笑顔に見えるのかもしれない。けれども、俺は何故かその笑顔のような、まどろんでいるような表情に言いようのない不安を掻き立てられた。

「……なぁ、大丈夫なのか?」

『大丈夫とは、何が?』

横になったまま声をかけるとジャネの顔がいつもの無表情に戻った。

「何がって……とりあえず他の救援に来た人と同じように依頼引き受けて回ってるけどさ、このままでいいのか?」

『と言うと?』

「別に依頼受けるのが嫌なわけじゃないけどさ……襲ってきた連中はほったらかしといていいのか?」

そう言うとジャネは考えるように顎に手を当て俯いた。少しあってこっちに顔を向ける。

『関係ないように思うかもしれないが、結局のところ、この世界の異変を解決する方が奴らを直接叩くより有効なんだ。無計画にふらふら歩いているのではないよ。』

「結論だけ言われてもわかんねーよ。お前は色々知ってるんだろうけど、俺は何も知らないんだからさ。…もったいぶらないでさっさと教えろよ。今日は“時間がない”って言い訳はきかねぇからな。」

今回は俺が先に釘をさしてやった。ジャネは、体を起こして伸びをしている俺を横目に見ていたが、おもむろに口を開いた。

『連中は“エピゾ”という企業の差し金で動いている。“エピゾ”は表向きでは鉄鋼業や天然資源の採掘を行う企業とされているが、主眼は武器生産と先端技術の研究開発だ。』

「なんかカモフラージュしてるあたり怪しさ満点の連中だなぁ。」

溜息混じりに軽く苦笑いをする。けれどもジャネは眉一つ動かさず、話を続けた。

『彼らがセルフォリーフに来ている目的は2つある。1つはお前と会った時に少し話したが、自分でもなんとなく察しがついているんだろう?獣人から変異したお前の遺伝子をお前ごと研究材料として確保することだ。』

「……。」

遺伝子が獣人と違ってるなんて言われても、故郷のダチと比べて変わったところはないし特別な能力も持っていない。周りの人どころか俺自身もそんなことは全く知らず、変化も刺激もないどうしようもなく平凡な毎日を、味がなくなったガムをいつまでもくっちゃくっちゃやってるみたいに過ごしていた。3年前、あの奇妙な島に行った時にお袋の口から初めて知らされた。
けれどもそれを知ったからといって俺にはどうすることもできないし、できなかった。だから気にしないで今まで通りにしてればいいと考えることにしていた。
自分の中では決着をつけたつもりだったのに、考える始めると面倒くさいもろもろをほじくり返された気分だ。

『…そして、もう一つは彼らが行っている救援活動に関係がある。』

「確か他の世界から武器を持ちこんでるんだよな。ここの人が異変で凶暴になった動物から身を守れるようにするためか?」

熊に追っかけられてひどい目に遭った帰り道にそんな話をちょろっと聞いた。

『救援活動とは言っても単なる慈善活動ではない。彼らには別の狙いがある。
単に身を守るためだけであればこの世界に元々ある武器や魔法で充分対処できるはずだ。救援に来ている人もかなりいるしね。』

「…それじゃあ、そいつらがやってることってあんま意味ねぇんじゃねぇの?」

連中が何をやりたいのかさっぱり分からない。ただの商売下手なんじゃないかと軽く拍子抜けしかかっているとジャネは横目でちらっとこっちを見た後、少し顔を俯かせた。

『武器が良く売れるのは人と人が積極的に争っている状態だ。』

「…戦争か。」

話が急にきな臭くなってきて顔をしかめる。

『これまでこの世界では特筆するような大きな争いは起きていないようだが、今は不安定な状態だ。原因の分からない世界の異変に人々の心には不安が募り、徐々に余裕がなくなってきている。
そこに異世界の比較的強力な武器を浸透させておいて興味を持ってもらう。持ちこんだ武器に味をしめてもらえたら、あとはなにかこの世界の住人同士でもめそうな火種を適当にでっち上げる。
…そうすれば戦場の1つや2つこさえることはそう難しいことではないだろう、と彼らは目論んでいる。』

連中の狙いが見えてくるにつれ、怒りと恐怖の入り混じった気持ちがふつふつと湧きあがってきた。

「……金儲けのために戦争起こさせるつもりかよ……なんで…なんでそんなこと平気でできるんだよ!どこまでも狂ってやがる…!」

思わず声を荒げるも、ジャネは俯いたままだ。その恐ろしく冷静な表情からはどんな感情の色も読みとれない。

『…だが、それで話は終わらない。住民同士で争って潰しあいが起これば、セルフォリーフ全体の自衛能力も低下するだろう。
そこを狙ってこの世界に土足で入り込もうとしているのが……ジナーフカスル。お前の祖国だよ。』

馴染みの懐かしい言葉が思いも寄らないところで出てきて喉がきゅっと締まるような感じがした。
風がざあっと音を立て、木々を、背中を呑みこんで駆けていく。ぞくりと寒気が走った。

「……なんで?…なんでうちの国、そんなことしようとしてんの…。」

『お前は恐らく、生活に困るようなことはなかっただろうが、中央や大きな都市に行けばスラム街が必ずある。あの国はそれほど貧しい国ではないが、それでも全ての民に不便のない生活を保障することはできない。』

「……でも、だからって……他の国に攻め込む前にやれることはまだあるだろ!なんで…!」

“なんで”しか言えなくなった俺を遮るようにジャネが口を開いた。

『もっと豊かになりたいと欲するのは人の本能だ。お前も言ってただろう。この世界は食うに困らないし自然は豊かで住むには最高だと。そういうことだ。』

自分の言葉が途端に全部薄っぺらく思えて何も言い返せない。どんな綺麗事を並べてみたってそこで生まれて今まで生きてきた以上、俺はジナーフカスルに属している。無関係とは言えない。

『…知らない方が余計な悩みを抱えずに済むと思って教えないでいた。』

黙り込んでいるとジャネがぽつりと呟いた。その一言で冷えていた頭が一気にカッと熱くなった。

「やめろよ、そうゆうの。そうやって“お前のために”って隠されんのが一番腹が立つんだ。確かにびっくりしたし…出来れば嘘であってほしいとも思うよ。でもさ…受け入れられないほど馬鹿に見えんのか、俺?それを知ったら自分でどうするか考えられなくなるほど弱く見えたのか!?なんも知らないでいて、後で手遅れになった結果だけ受け入れろって言われる方がよっぽど傷付くんだよ!」

湧きあがった記憶と感情に任せて怒鳴り、樹の幹を拳で殴りつけていた。ジャネは驚いた様子で目を大きく見開いた。

『……すまない。』

沈黙の後、ジャネはいつもより声のトーンを落として言った。

「……いや、ごめん。……なんかお前に関係ないことまで八つ当たりしちまった。」

俺も気まずくなって謝った。目を伏せるジャネがいつもみたいに無表情じゃなくてどこか悲しそうに見えた。

『…話を戻そう。“エピゾ”は単なる一企業ではない。後ろには国がついている。だから、個人が連中を直接叩いたところで痛くも痒くもないわけだ。それよりは異変を解決して、奴らがセルフォリーフに入り込む隙をなくした方が早い。異変の解決に向けて動いている人はボク達以外にも大勢いるからね。この世界が本来の安定を取り戻せば奴らも手出しは出来ないだろう。』

「それで依頼受けてたのか。」

ジャネは頷くように俯いた。少しの間があって、青い瞳をこっちに向けてまた口を開く。

『…これからお前はどうしたい?』

「…単純にはいかねぇ事情があるのは分かったよ……だけど、少なくとも俺はエピゾのクソったれ共のモルモットになるのはごめんだ。のさばられちゃ困る。…俺は元々この世界の救援のために来たわけじゃない。個人的にそいつらが気に入らないから追っ払う。それだけだ。やることは今までと変わらないよ。」

他に答えようがなかった。
ジャネは『そうか』とただ頷くとそれ以上は何も訊いてこなかった。

「……ジャネ、これさ、外に出るような情報じゃないよな?…疑ってるわけじゃないけど…お前は何者なんだ?」

その時、少し離れた場所から名前を呼ぶ声が聞こえた。そろそろ街へ移動するらしい。

『時間切れのようだ。』

軽く溜息をつきながらジャネが立ち上がる。一番訊きたいことを話そうとすると毎回のらりくらりとかわされてしまって歯がゆい。

『そうだな…それについては情報の対価を払うなら今度話そう。』

いつものさらっとした味気ない声で言うと俺を置いてすたすた歩いていく。

「は!?おい!対価ってなんだよ!自分が何者か説明すんのは常識だろ!自己紹介するのに金取るなんて話聞いたことねーぞ!!」

『個人情報は裏じゃ高値で取引されるじゃないか。まぁ、安心しろ。ボクは金なんか要らない。欲しいのは…マリオネット。お前が自分で作ったものだ。それなら簡単だろう?』

拳を振り上げて抗議する俺の方に振り返り、笑うようにすっと目を細めると、ジャネは踵を返した。

なんでマリオネットなんか欲しがるんだ?しかもなんで俺が作らなきゃダメなんだ?

唐突なジャネの要求を飲みこめずしばらくぼんやりとその場に立ち尽くした後、慌ててその背を追った。
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【六命】焔の月 17日目

2012-05-12 05:04:42 テーマ:六命
久々に見たら3ヶ月近く放置していてびっくりしました\(^o^)/
結果更新を待っている間に日記を連続で放りこみに来ましたが書いてた日記は期間の割に少なかったですね。なかなかエンジンが掛からない時期でした。
もろもろの雑記は18日目の結果更新が来たら書きたいと思います。

17日目は短めでとり視点のモノローグ形式ですが、前々から日記で書きたいと思っていた、ヒドーさん、アレクさん、アーリャさんのお三方をお借りしました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨日は単独行動でやることがなかったから、同じくゾンビ退治に来た人が集まってた場所で料理と防具作製の仕事を受け付けていた。

欠伸を噛み殺しながらしばらくの間、シートの上に座っていると、不意に声を掛けられる。聞き覚えのある声に顔を上げるとエスタで武器に使うバールのようなものを作ってもらったヒドーさんだった。

ヒドーさんはぱっと見た感じでは、エルフの人だ。体はかなり鍛えてるみたいで服とか身につけてるものを見ると軍人っぽい。
でも、お仲間は軍人じゃなさそうだし、元軍人とか雇われたガードマンなのかもしれない。

ヒドーさんの仲間のアレクさんとアーリャさんとはエスタで武器を作ってもらってる間に少し話をした。

アレクさんは紫のタキシードを着ていて、男爵とか伯爵みたいな紳士なのかと思ったけど話してみると結構気さくな人だった。
人って言っていいのかは…よく分からない。というのは、アレクさんの頭はハロウィンでよく見るジャック=オ=ランタンだからだ。かぶりものじゃなくて、中は空洞になっていてちゃんと火が灯っている。ハロウィンの精霊とか妖精…なのかもしれない。
カボチャ大王のしもべって言ってたけど、カボチャ大王って何するお化けなんだろう。

アーリャさんは男の虎の獣人さんだ。時々珍しい言葉を話したり、見たことがない独特な動きの格闘技を練習していた。武道家なのかと思ったらエスタでは料理の露店を開いていたりして、どこか不思議な人だ。
アーリャさんの使ってた言葉は響きがなんかかっこよかったから俺もちょっと真似してみたい。


ヒドーさんには料理の仕事を頼まれた。エスタの時はタダで武器を作ってくれたからその時のお礼のつもりで引き受けたけれども、俺が黒石を探してるのを知ると、白石と交換してやるって言ってくれた。見た目はちょっと怖そうだけど、いい兄ちゃんだ。
材料の野菜を受け取り、早速調理に取りかかった。
エスタで隠し味の研究に買ったアーモンドオイルを使って材料の野菜とその辺を走ってた逃げるおにくのスライスを炒めて、豪快に盛り付けた後、仕上げにもう一回アーモンドオイルを惜しみなくかけた。かなりの自信作のつもりだ。

できた料理を渡しに行くと何故かヒドーさんが肩をぐりぐり回してピッチャーフォームで構えていた。

「コイツを受け取れ!」


ヒドーさんが全力で投げてきた何かは俺のみぞおちにクリーンヒットして意識が飛びかけた。見てみるとそれは交換を頼んでた黒石だった。

ヒ、ヒドーさん、いきなりひでーっすよ…チクショーハラショー…。




(ENo.1580 ヒドー・クライ・アイオさん、ENo.927 アレクサンドル・ジャコランタンさん、ENo.2713 オレーグ・カタナンドフさんのお三方をお借りしました!)

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【六命】焔の月 14日目

2012-05-12 04:48:28 テーマ:六命
ホワイトデー日記。チョコを頂いたおかげで「バレンタインデー爆発しろ」と暴れることなく大人しくチョコ充してました。
マジパンの唐揚げ定食はスタリナさんが唐揚げを食べたいと常々話しているので。
でも、こんなふざけたお返しが届いてたら確実に唐揚げにされていましたね(ごくり)

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晩飯の予定だった一人焼肉は都合により一人ラーメンに変更になった。…まぁ、あんなことがあったから仕方ない。今度寄った時に食おう。



バレンタインでもらったチョコは宿でちびちび噛み締めるようにしておいしく頂いた。
これは裏切り者として爆破テロに遭ってもおかしくないレベルだと思う。でも、もう今は何が来てもいいや。
対戦車砲とか火の玉が飛んでくるぐらいならうちのパーティじゃ日常茶飯事だし。



…で、今日はホワイトデーなわけだけれども…


なんで俺はマジパンで鳥の唐揚げ定食なんか作ってるんだろう。
あれ、空が白んできた…。

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【六命】焔の月 13日目

2012-05-12 04:39:13 テーマ:六命
バレンタインデーと女賊さんが仲間になったのを絡めて、その上、熊に襲われました日記。
一応本筋の話に関わっています。
無理矢理感たっぷりなのはいい加減進めないとと思ったかr

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言ったよな?早く故郷に帰れって。
これ以上関わり合いを続けてたらお互いのためにならないから。
もう二度と会うことはないだろうって気持ちの整理がようやくついたのに。
…なんでまた来たんだ。






…紛らわしい前置きだけれどもバレンタインとは全く関係無い。でも嘘はついてない。

なんでいつの間にかついて来ることになってんだよ、この女盗賊!!
100歩譲ってまた襲われることはあるとしても、仲間になるなんて微塵も考えてなかった。俺の女難の相はとどまるところを知らないらしい。前世によっぽどまずいことでもやらかしたんだろうか。だとしても俺はそんなの知らねぇよ。理不尽だ。

その場になんとなく居づらいから、一人でこっそり抜けてギターの練習がてら散歩に行くことにした。あとはエスタに戻るだけでどうせ暇してるし、出発までに戻れば問題ない。

だだっ広い冬の平原をあてもなくぶらつく。この辺にはあまり人がいないらしく、音といえば、枯れ草を踏みしめる音と草原を奔る風の音と上で旋回して飛んでる鳥の鳴き声ぐらいだ。静かで単調な景色の中を歩いていると色んなことが頭の中を巡っては消えていく。
街で何を買い出しするかとか、晩飯はあそこの飯屋にしようかなんて些細なことから、これからどうなるんだろう、っていう形をなさない不安まで。

歩くのに飽きてきた頃、座るのに丁度いい切り株を見つけて腰を下した。ギターをアンプに繋いで適当に弦を弾く。音を合わせて軽く指を動かした後、CDで聴いたフレーズを真似てみたり、ひたすら速弾きしてみたり、思いっきり音を歪ませてみたり、ただ気の赴くままに掻き鳴らす。やっぱり外で弾くと解放感が違う。座っていられなくなって切り株を踏み台にしてビリビリした音の余韻にシビれてると、さっきまでうだうだ考えてたことがどうでもよくなってきた。気持ち悪いぐらいぐらいイイ笑顔してるのが自分でわかる。傍から見たら完全ドン引きだろうけど、そんなのもどうでもいい。


気分が乗ってきたところで真面目に練習しようと座りなおした。すると、不意に背中に違和感を覚えた。
ここに来る前、妙な連中にいきなり追っ掛けられた時に感じた、あの寒気だ。
立ち上がって辺りを見まわしてみる。人影は見当たらない。後ろの木立も注意深く見てみたけれども、やっぱり人らしきものは見えなかった。

気のせいかと思い始めたその時、木の間を動く黒い影が見えた。
熊だ。なんでこんなところに。隣の森から来たのか?
距離は大体30mぐらい離れてるけれども、こっちを見て近付いてきてる。
ほら、やっぱり嫌な予感って当たるんだ。

体が勝手に逃げる体勢に入っている。今すぐ逃げたい。
けれども背中を見せて逃げたら確実にターゲットにされる。飛んで逃げるにしても追っかけられたら飛ぶ前に捕まるかもしれない。やっぱり後ろには退けない。かといってこのままつっ立ってるわけにもいかない。そうなると道は一つだ。今は他に逃げ方が思いつかない。

震える足を踏み出し熊に向かって走り出す。勢いがついたところで翼を広げて急いで飛びあがった。
熊がちょっと怯んだおかげでなんとか接触する前に空へ逃げられた。このまま少し飛んでいれば見失って帰ってくれるだろう。

しばらくの間上空を適当に旋回した後、枝が太くて頑丈そうな木の上に降りた。枝に腰掛けてようやくほっと一息つくと、強張っていた体から一気に力が抜けた。心臓はまだドキドキうるさい。息が整って落ち着いたら戻ろうと思って木の幹に寄り掛かった。
ぼんやりと空を見上げる。雲が少し浮いてるけれども日差しはあったかい。
少しの間、うつらうつらしていると、また風が吹き始めた。寒くなって目を覚ますと下の方で何かガサガサ音がするのに気付いた。
音のする方にちらっと視線を向ける。目に飛び込んできたものに息を呑んだ。一気に目が覚めて汗が噴き出す。

木の根元でさっきの熊がこっちを見上げていた。
俺と目が合うとゆっくりと立ち上がって、木に前足を掛ける。登ってきやがった。爪を勢いよく木に突き立ててその巨体を動かす度に木が揺れるもんだから、足場が不安定で飛べそうにない。熊はこっちの様子をうかがいながらじわじわと距離を狭めている。
おい、嘘だろ。なんでこいつはこんな執念深く追っ掛けてくるんだ。どうすりゃいい。ああ、ダメだやばいやばいやばいやばいやばいやばい…!

もうなんでもいいからとにかく追っ払おうと近くの枝を折って投げつけようとした時、突如大きな破裂音が響いた。銃声だ。
散弾が当たったらしく熊の動きが止まった。ずるずると下に降りていき、一目散に木立の方へ走っていく。後を追うようにバンッバンッバンッと立て続けに銃声が聞こえた。5,6発近く続いて、ようやく止んだ。


「おーい、ボウズ大丈夫かー?」


降りるタイミングを逃して木にしがみついてるとしゃがれた低い声が聞こえる。見てみると木の下に熊みたいにがたいのいいおやっさんが立っていて、手招きしていた。
降りて話を聞くと、あの熊は前に仕留め損ねた手負いの熊だったそうだ。おやっさんはここの近くの小さな村に住んでいるらしい。質素な身なりをしているけれども、手に持っている銃は猟銃じゃなくて兵隊が持ってそうな威圧感のあるゴツい銃だ。
なんで軍人でもない普通の人がこんな銃を持ってるのか、少し違和感があったけれども、とりあえずおやっさんには礼を言ってその広い背中を見送った。

『一人で出歩くなと言ったろう。』

おやっさんの後ろ姿が見えなくなると、すぐ後ろで聞き慣れた声がする。いつの間にかジャネが木に寄り掛かって立っていた。

「…お前、一部始終見てたのかよ。」

こっそり後をつけられていたのは気に食わないけれども、見てたんなら助けろよ。

『いきなり飛んだりするからついていくのが大変でね。やっと追いついたんだ。まぁ、それも徒労だったようだけど。』

俺が恨めしそうにジャネを見ると手ぐしで髪をすきながら淡々とした声で答えた。

「…そういや、あの熊は?」

気になって尋ねるとジャネは少し離れた茂みを指差した。

『あそこに放置されてるよ。彼は猟師ではないようだ。あんな銃を使ったら肉が荒れてしまうからね。ちょっとでも食べられそうなところを探して持って帰るかい?』

「……いや、いい。」

風に乗って生臭い臭いが鼻をついた。思わず吐き気がして口を押さえる。

『……どうした?キミの腹の中にも同じものが詰まってるっていうのに。それとも、殺し方がむごいって言うのか?だが、彼が仕留めてくれなければ、キミが熊に八つ裂きにされてああなってたわけだ。
…それは何に対する吐き気なんだ?』

ジャネの目つきがいつもよりどこか冷ややかなような気がして何も言えなくなった。

『…別に説教しようっていうんじゃない。単純な興味だ。まぁ、今は呑気に問答をしている場合ではないな。戻ろう。』

一つ溜息をつくとジャネは踵を返し、すたすたと歩いていく。

「…なんで?なんかマズいの?」

置いていかれそうになって慌てて追いかけた。

『彼が持っていたあの不釣り合いな銃はこの世界のものじゃない。他の世界から最近持ち込まれたものだ。キミを捕まえようとした連中によってね。』


ここに来た雨の夜、暗闇の中でぎらついていた二つの眼が頭をよぎる。あれから何にもないしもう心配しなくても大丈夫な気がしてたけれども、やっぱりそうはいかないらしい。


『彼らは表向きにはこの世界の救援依頼を受けて援助を行っている。主な内容は凶暴化した動植物や治安の悪化による危険から身を守るための武器類の提供と使用方法の指導だ。近くにいる可能性があるから早く離れた方がいい。』

連中が何者なのかようやく話してくれたけど、これだけじゃいまひとつピンと来ない。その輪郭のごく一部をおぼろげに垣間見た程度だ。俺となんの関係があるのは相変わらずわからない。
正直なところ、連中よりもジャネ自身が何者なのかの方が気になる。今話したこと以外のことも色々知ってそうだし、あいつらと無関係ではないだろう。

「………でも、あのおっちゃん、軍人でも警察でもないぞ。普通の人が身を守るためにしちゃ強力過ぎんじゃないの?猟銃ぐらいなら別におかしくないけどさ。」

ジャネのことは訊いても『今はそれを話せるほどの時間はない』って突っぱねられるだろう。とりあえず歩きながら話せそうなことを尋ねてみる。

『新しい玩具を与えられたら使いたくなるだろう。人っていうのは。そして、その威力が強力だと快感を覚えて勝手にのめり込んでいく。彼らの目的は援助のその先だよ……おや。どうやら、お客さんが来てるようだ。』


ジャネの視線の先を見ると、パーティの集合場所がなんか賑やかそうだった。スタリナさんとレイラちゃん、リンゴ野郎に多分野生の逃げるおにくと……女賊が3人。増えてやがる。1人は一応味方だけども。

またか、またなのか。

頭をもたげ始めた疑問や不安は目の前に迫る脅威に全部吹っ飛ばされてしまった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【六命】焔の月 12日目

2012-02-24 20:13:13 テーマ:六命
13回目の更新日ですが、珍しくチキレを回避できたので今更ですが12日目についてあれこれと。
12回目更新のちょっと前なんですが、レイラちゃんのPLのえいりさんからプロフ絵の完成版を頂いて差し替えてました(*´∀`*)
プロフ絵のサイズだと切れてしまう部分が多いので、この場でフルサイズを掲載させて頂きます。

$中二病棟24時 ~中二病は保険適用すべき~-ユーグレプロフ絵フルサイズ(えいりさん作)

(えいりさん作)


後ろの文字は“Addicted to Hard Rock”と書いてあります。CDジャケットな雰囲気で嬉しいです。内容物は差し替えた時ニヤニヤしてうへへとか夜中にアレな笑い声を漏らしていました(ノ∀`)
腕の皮バンドは内容物の「なんか風でなびきそうなヒラヒラ的なものがほしいです!」という曖昧極まりない注文にこたえてデザインしてくださいました。

えいりさん、フィーリング全開の無茶なお願いが多いにも関わらず、キャラの性格や雰囲気を汲んだイラストを描いてくださっていつもどうもありがとうございます。

12回更新ですが、通常戦が女賊ではなく野盗だったのでとりの態度がでかくてうざさ3割増しです。
女賊とパーティ内でのストレスを全部ぶつけに行ってて野党側のチンピラの一員でもおかしくないぐらい。
折角爽やかギターあんちゃんに描いてもらったのにプロフ絵詐欺っぷりがひどい。必殺技絵の笑顔もなんか黒い笑顔に見えr(ry
動かすのが内容物なんでどうしようもできないんですすみません\(^o^)/

うざさ全開のとりですが、ヒナキさんから可愛いバレンタインチョコを頂きました。ヒナキさん、どうもありがとうございます。おかげさまで「バレンタイン爆発しろ」と騒いでスタリナさんに焼き鳥にされるBADENDを回避できました。食べるのもったいなくてじっと見つめてそうです。


そういえばスタリナさんのPLの皇帝ぺんぎんさんがスタリナさんが社長のブラック企業の名前はSSS(スタリナ・サポート・サービス)って言ってましたが

どう考えてもスタリナさんのスタリナさんによるスタリナさんのための会社ですよね本当にありがとうございました!
気合が足りないとパーティ名でお叱りを受けてしまったので前衛肉壁として精進しないと色々厳しそうです。どう転んでもサンドバッグの運命からは逃げられない。

余談ですが、この記事を書いてる時のBGMが



↑だったんですが、これで六命の紙芝居的なネタやりたいなと。
いい加減他力本願のやるやる詐欺もどうかと思うのでゆっくりでもいいからちまちま描いてみよう。

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