枝桜 | のんびり田舎生活

枝桜

先月、ピアノのレッスンで実家へ帰った時の事、以前から気になっていた白生地やさん にて帯揚げを染めてもらう事をお願いしました。そして先週染め上った帯揚げが届きました。


帯揚1

デジカメ画像の色が余りよくないのですが、クリーム色です。私の付け下げ と似た色です。


白生地やさんのHPで色々な柄 を拝見していた時に「絶対源氏香の柄で浅葱色(うすいブルー)に染めてもらおう」と思っていたのですが、それは色々な柄の白生地を見せて頂いてさんざん迷った挙句、どうしても女心を捉える「枝桜」にしました。ご一緒頂いたお友達と同じ柄を選びました。お友達はきれいな桜色を選びました。


柄だけでなく色もすごく迷ったのですが、花紺の小紋 に合わせてみたいと思ったので、色見本を見ながら白生地やさんのご主人のアドバイスも頂いてクリーム色にしました。
帯揚2

柄がわかるように撮ってみましたがイマイチの腕前です。


枝桜

先日、原谷苑さんで父が撮った枝桜の写真です。

父はデジカメが苦手で、今でもアナログカメラを使っています。昔はカメラが好きでけっこうたくさん写真を撮っていました。最近は元気がなくてあまり写真も撮っていなかったようですが、この写真なかなかよく撮れていました。


白生地やさんは伯父に色無地を染めてもらう事をお願いした 後、白生地について調べていて偶然たどりついたHPで、奥様が書かれているお仕事日記を拝見すると、Shuの物作りに通じる所があって手仕事のおもしろさを感じて、お仕事日記は思わずほとんど読ませて頂きました。


この日は、長襦袢の白生地もついでに見せて頂いて、丹後縮緬の菊の地紋の素敵な白生地とその染め上った反物なども見せて頂きました。それから、染め上がりのAB反(少しキズがあるけれど、キズを避けて仕立てれば問題が無い)のお買い得の長襦袢の反物をいくつか見せて頂いて、ちょうどもう一枚長襦袢が欲しかったのでお願いしました。シロウト目にはどこがAB反になるのかわからない位きれいな生地でした。仕立て上ってくるのが楽しみです。


それから、塩瀬の帯地も見せて頂きました。エメラルドグリーンに染め上った帯地はこれから刺繍屋さんに回るそうですが、どんな帯に仕上がるのか、想像するだけでも楽しかったです。着物の世界は分業なので拝見できないのが残念です。白生地やさんのご主人にお話を伺うと、下絵を持って行ったら帯も下絵の通りに染めて頂けるそうです。今すぐにではないですが、ちょっとした考えがあってそのうちお願いしたいと希望は膨らむばかりです。


さて、そろそろ初夏になるので、この帯揚げが活躍するのは秋からになります。ここしばらく着付けの練習ができていませんでしたが、秋になってまた一からというのでは困るので練習しないといけません。それにしても着付けを始めてからオススメの本を教えて頂いたり、着付けのDVDを送って頂いたり、「紐を一本締めるたびに衣文のチャック」とバッチリと頭に入る言葉を教えて頂いたり、「着付けは慣れだから大丈夫よ!」と励まして頂いたり、ありがたい事ばかりです。本当に皆様に感謝しております。