母の庭
先日実家に帰った時に咲いていました。
このバラはアンネのバラと呼ばれていす。
西宮市にアンネのバラの教会 という教会があります。アンネフランクの生誕50周年に計画され翌年に建てられた教会だそうです。このバラはアンネのお父さんのオットー・フランク氏が「アンネの形見のバラ」と呼ばれるバラを友情のしるしとして教会に贈ったそうです。
今から10年ほど前に姉とアンネのバラの教会を訪れました。ちょうどバラが一面に咲き乱れる美しい季節でした。教会の中には「アンネ・フランク」の資料館があり、ホロコーストの写真も展示されています。
姉とこの教会を訪れ、ホロコーストの恐ろしさと平和の大切さを実感しました。バラが美しかっただけに印象に残りました。
それからしばらくして、中学校の同級生に会った時にこの時の話をしました。「バラが本当にきれいだったよ」と言うと、偶然彼女のお母さんはこの教会につながりのある教会の関係者で、「バラの苗を分けてもらったから」と私にも苗を分けてくれました。
はじめは小さな苗でしたが、母が丹念に面倒を見てくれてようやく少し大きな木に育ちました。秋咲きのバラなので少し小ぶりですが、今年も美しい花を咲かせました。この花を見ていると「平和の大切さ」を思わずにいられません。