真実を求めて | あ~どうしたものか

あ~どうしたものか

社会問題=PTSD現象。

“郷土なくして人生なし”
ということで[複合汚染]時代をサバイバル、平穏死を子々孫々繋いで生きましょう。

真実があるところ
――哲学でいう “the principle of charity”

グレゴリオ聖歌から一節

Ubī cāritās est vēra, Deus ibī est.

ubī 関係副詞 「……するところに……」
cāritās 第三曲用(女性)名詞の単数主格 「カリタス」「アガペー」「神の愛」
charity ―― cāritās ―― ἀγᾶ́πη (agapē)
est 存在動詞 sum の能動相直説法現在三人称単数形。「…である」
vēra 形容詞 vērus の女性形単数主格。「真実の」「真実である」
ニュートンの言う “vērae causae” (自然現象に観察される因果律のなかで、真の原因となっているもの)に出てくる vērae (形容詞 vērus の複数女性形)。
Deus 第二曲用(男性)名詞の単数主格。「神」。アウグスティヌスによれば「ロゴス(ギリシャ語 λόγοζ 、ラテン語 verbum)」でもある。
ibī 副詞。「そこに」
est 存在動詞 sum の能動相直説法現在三人称単数形。「…いる」

というわけで、
Ubī cāritās est vēra, Deus ibī est.
は、
「カリタス」が真実であるところに神はまします。
ですが、
“the principle of charity”が真実であるところ、ロゴス(真実の言葉、言語で表現された真実)がそこにある――と私には読めてしまいます。

まさにそれ、“the principle of charity” をもって、書かれたことを読めば身になるでしょう。新刊書

発達障害は治りますか?/神田橋 條治

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も同じです。

2014年9月27日追記:
この本は、
「記憶の上書き保存」
=「[トラウマ]の書き換え」
ができる可能性を示唆している点で
根本的に間違っている。

http://amba.to/WgxY0V
「『笑いもするし
仕事もするが
悲しみは生涯ついて回る』
に持っていくことである」

http://ameblo.jp/aya-quae/entry-11911951314.html
に書いた。


“the principle of charity” 「思いやりの原理」については、よろしければ

哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))/伊勢田 哲治

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をご参考にどうぞ。


なお、これが
Ubī cāritās et amor, Deus ibī est.
になっていることもあります。
amor 第三曲用(男性)名詞の単数主格。「愛」
これだと、
「カリタス」と「愛」あるところに神はまします。
になってしまい、ロジカルでないと私は思うのですが、いいのかなあ――こういうことに引っかかっていると AS って言われるんですよね。だから、日常生活では黙っていて、ここに書くのです(笑)。



歌詞と楽譜あり:




ラテン語歌詞で vēra になっているもので英訳を付けたウェブページがあります。
http://home.earthlink.net/~cantanima/Cantus/UbiCaritas.html
英訳をつけた人は数学の先生。
歌のお好きな方は、ご一緒にどうぞ。