[2016年6月11日(土)]

日曜日に群馬で所用があったので、秘湯スタンプ集めがてら1泊2日で群馬旅行に出かけました。
初日の目的地は、2014年6月に世界遺産登録された「富岡製糸場 」。


世界遺産直後のフィーバーは落ち着いたと思いますが、土曜日の14時過ぎでもツアー客などが多かったです。
以前は400円だった入場料も今は1,000円と値上がりしています。



富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場。
産業や科学技術の近代化のための資金源として生糸の輸出に力を入れ、品質改善・生産向上と技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場を設立しました。



場内マップはこちら。



まずは、展示室をざっと見ます。



これが、生糸の原料となる繭を作る蚕(生きてます)。



営繭中の様子。



繭を煮出して生糸を取り出す様子の実演、希望があれば体験をすることもできます。
煮た繭をハケのようなものでつつくと糸口が見つかる様子を見せてもらいました。



続いて、繭から糸を取る作業が行われていた繰糸所(国宝)。
長さ約140mの巨大な工場で、創設時にフランスから導入した金属製の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の器械製糸工場だったとのこと。



現在は、ニッサンHR型自動繰糸機(煮た繭から目的の太さの生糸を繰糸する全行程を自動化した機械)が置かれています。
昭和39年に開発され、富岡製糸場には昭和41年頃から順次設置され、昭和62年3月の操業停止まで稼働していた機械です。

繰糸所には、1セットで480本の糸を巻き取ることができるニッサンHR型自動繰糸機が10セット設置されています。
人が行う作業は繰糸全体の管理・調整や枠の交換などだけで、100年の間に作業場の様子は大きく変わったのだと思います。


メインの繰糸所以外にも、敷地内にはいくつかの国宝や重文指定の建物があります。
女工館(重要文化財)は、日本人工女に器械製糸の糸取の技術を教えるために雇われたフランス人女性教師の住居。



首長館(重要文化財)は、指導者として雇われたフランス人ポール・ブリュナが家族と暮らしていた住居。
ブリュナが去った後は、工女の寄宿舎や教育・娯楽の場として利用されていたそうです。



東置繭所(国宝)は、富岡製糸場が操業開始した明治5年に建てられた繭を貯蔵していた建物。
木骨煉瓦造で2階は繭倉庫、1階は作業場として使われていました。
窓がたくさんあるのは、乾燥技術が発達するまでは生乾きの状態で繭を2階に貯蔵し、天気のよい日に風を通して乾燥させていたからとのことです。



写真スポットは、東置繭所の裏らしい…?



乾燥場は2014年2月の大雪で半壊の被害を受け、できるだけ早期に復旧するとのことでした。



最後に、社宅群とお富ちゃん。



富岡製糸場の滞在時間は1時間弱でした。
専用駐車場はなく、HPには近くの市営駐車場( )が案内されています。
(徒歩10分のP1は100円/30分(最初の30分は無料)、徒歩20分のP4は無料)

でも、どちらも遠いので門の目の前にある信州屋さんの駐車場を1時間500円(以後100円/20分)で利用しました。
富岡製糸場は世界遺産ということで一度行ってみたいと思っていたけれど、一度行けばいいかな…というのが率直な感想です。


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