「八重の桜」第6話【会津の決意】〜/綾瀬はるか「鉄砲は撃てるのに…」という葛藤 | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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綾瀬はるか「鉄砲は撃てるのに…」という葛藤
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◎あらすじ(ネタバレあり)
脱藩した水戸浪士が井伊直弼(榎木孝明)を撃った「桜田門外の変」につき、処罰を問うた閣議で会津藩主・松平容保が発した「脱藩者が犯人なので、水戸藩を撃つのは筋違いだ」という発言が取り入れられ、容保の名は一橋慶喜(小泉孝太郎)達にまで知れるところとなった。

その頃会津の八重(綾瀬はるか)の周囲では次々と幼馴染の縁談が決まっていった。
「鉄砲を撃つ八重」の縁談を心配する母・佐久(風吹ジュン)だが、八重は知らぬ顔。

そんな時、八重の家に会津家老・梶原家の養子・平馬(池内博之)がやって来る。八重は銃の腕を披露するが、兄・覚馬(西島秀俊)を含めた国政の話に参加できず悔しい思いをする。

そして幕府では薩摩藩が朝廷を味方につけ、幕府への上洛することになった。
その頃、都に跋扈する浪士を鎮めるための「京都守護職」を誰にするかという話が一橋慶喜(小泉孝太郎)と松平春嶽(村上弘明)の間で持ち上がる。松平春嶽は容保に目をつけ、何とか京都守護職に就けようと策を講じる。
西郷頼母(西田敏行)たち家老が「京都守護職」を固辞するよう進言するが、松平春嶽の粘りにより、容保は自らの藩・会津を滅ぼす京都守護職を受ける形になってしまう。
そして会津藩からは1,000人の浪士を連れ、容保は上洛する。


◎みどころ

綾瀬はるか「鉄砲は撃てるのに…」という葛藤

◯おもしろポイント
綾瀬はるか「鉄砲は撃てるのに…」という葛藤
綾野剛(会津藩主・松平容保)が「京都守護職」に就任した。
荒みきった京で、その平定を任される面倒な「京都守護職」。自分の会津藩で手一杯なのに、財力、兵力を摩耗される「京都守護職」を任されてしまった綾野剛。
この京都守護職を任命するに当たって、暗躍(?)したのは小泉孝太郎(一橋慶喜)と村上弘明(松平春嶽)。力をつけつつある薩摩藩を警戒し、前回の「桜田門外の変」の処罰の裁定で目をつけた綾野剛に白羽の矢が立てた。

この「京都守護職」を巡って、会津藩はおおわらわ。綾野剛も何度か固辞し、家臣も引き受けるのを止めるように進言する。
そしてその話は綾瀬はるか(八重)の家である「山本家」にも及ぶ。
西島秀俊(兄・覚馬)や松重豊(父・権八)が話し合う姿を耳にするが「女だから」と話を聞かせてもらえない綾瀬はるか。悔しさを募らせる。

京都守護職の話と前後して、やって来た池内博之(梶原平馬)の前で鉄砲の腕前を披露するが、その後藩政の話を聞こうとしても、西島秀俊に追い払われてしまう。
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何とも虚しそうな綾瀬はるか

そして、周囲の幼馴染たちの縁談話が決まる中で、いつも通う薙刀道場で市川実日子(山川二葉)と勝負をすることになる。いつもは綾瀬はるかの勝ちだったが、その日は負ける。
池内博之との縁談が決まり、京に行くことになった市川実日子との勝負に負けた綾瀬はるか。
負けた後に市川実日子から「武家の嫁の覚悟」を聞かされ、何も知らない自分に不安と葛藤が生まれる。「鉄砲が撃てるだけでいいのか」「今何が起こってるのか知りたいのに誰も教えてくれない」という葛藤が。
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綾瀬はるかに生まれた葛藤

「ドラマ」の主軸は「葛藤」と「対立」で出来ていると言っても過言ではない。
今までも「女が鉄砲なんて」と散々言われたけ綾瀬はるかだけど、「それでも自分は鉄砲をやる」と撃ち続けてきた。
でも、ここでまた新たな壁が立ちはだかる。「鉄砲が撃てるだけでは何にもならない」という現実が。漫然と鉄砲を打ってきた綾瀬はるかには、それこそ自分が打ち抜かれるような衝撃である。
「女は鉄砲を撃つな」から「女は政には関係ない」と言われることが今後必至なんだろうけど、その葛藤をどう書いて、どう乗り越えさせるかが面白くさせるかどうかのキモ。



◯ツッコミポイント
今日はなし。



◎雑感
いよいよ動き始めた感じのした第6話
でも、立ち上がりが遅い。

職場で「大河見てる?」とか言う会話が聞こえたのでムフムフと耳をそばだてて聞いていた。(いや、手は動かしながら)そしたら「ううん~、2話位で止めた。話がもっと進めば面白いのかもしれないけどさ~」という返事が聞こえた。

そう、「ドラマ」は「冒頭で視聴者を惹きつける」事が出来なきゃ厳しい。(基本的に視聴率は「後から上がる」ドラマは少ない)
歴史モノだから史実にそって話を進めなきゃいけないので、立ち上がりが遅かったり、ナレーションが多かったり、内容が複雑だったりと結構厳しい。(脚本家自身がある程度勉強も必要になるし)
とは言え、ようやく6話目で主人公が動き出してくれたので、ここからがスタート。