月～土 ８：００～８：１５
（再放送 月～土 １２：４５～１３：００）
NHK BSプレミアム
月～土 ７：３０～７：４５
（再放送①月～土 ２３：００～２３：１５、再放送②土 ９：３０～１１：００）
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届いた！武田鉄矢の思い！
亡くなった武田鉄矢の気持ちを受け取った夏菜
◎あらすじ（ネタバレあり）
父・善行（武田鉄矢）を喪い、傷心の純（夏菜）。そんな時に母・晴海（森下愛子）の退院が決まる。
善行の死を知らない晴海へ「善行の死をどう伝えるか」をどう伝えるのか悩む純、兄・正（速水もこみち）、弟・剛（渡部秀）。
とうとう迎えた晴海の退院日に、兄・正は「純が晴海に事実を告げるべきだ。この家の長男は俺ではなく純だ。性別も年齢も関係なく、この家を引っ張っていけるのは純だ」と告げる。
正の思いを受け止めた純は、晴海に善行の死を告げる。
事実を知った晴海は「泣けない。肩の荷が下りた。心の中の大事なものが抜け落ちた気がする」と言い出す。
呆然とする純に、剛が機転を利かせ、家族全員で善行の好物だった「だし巻き卵」を食べる。
その後帰宅した純と夫・愛（風間俊介）。愛は死の際の善行から「純を頼む。純を愛が結婚して本当に良かった」と言われたことを純に告げる。
◎みどころ
届いた！武田鉄矢の思い！
◯おもしろポイント
届いた！武田鉄矢の思い！
父・善行（武田鉄矢）の死を知った母・晴海（森下愛子）。
純（夏菜）から聞かされた言葉と、遺影を見ても何だか実感がわかないのと、生前の善行に困らされたことから「泣けない。肩の荷が降りたような気がする。」と言う。
そして晴海は泣けない自分自身にも困惑する。「泣けない自分はおかしい。どこか欠落しているのだろうか」とか。
そこで悩むのは純。事実を告げた責任感でどうしようとか困惑する。
と、そこに助っ人が入る。弟の剛（渡部秀）が「おなか空いたよ～お父ちゃんの好きなだし巻き卵が作ってよ」と言って、その場を一旦切り替えさせる。
で、晴海はだし巻き卵を作り、家族全員でご飯を食べながら善行の思い出話をする。
武田鉄矢の象徴の「だし巻き卵」で繋がる夏菜家族
話をするうちに、「善行はもういないんだ」と純たちは認識し、涙を流しながら「だし巻き卵」を食べ続ける。遺影を前にしても泣けなかった晴海も、そこで初めて涙する。
その後帰宅した純と夫・愛（風間俊介）。
愛はそこで善行からの今際の際のメッセージを純に告げる。
「これからも純を頼む。純は愛と結婚してよかった」と。
純と愛の結婚式で「自分を純の夫として認めてもらう」事が目標だった愛。その目標が叶い、「家族」として認めてもらえた愛。
「家族」と認められた風間俊介！
善行から愛への「死に際メッセージ」があったのは予定調和すぎて何とも言えないけど、「だし巻き卵」の使い方が巧かった今回。（数週間以上かけて張った伏線だから当然だけど）
あと、晴海の「泣けない」も巧い。唐突の事実に人は「泣く」ことすらままならない人間が多いし、
「長年介護していた親が死んだ時に、子は”解放された”感が出る」のもよくある話。葬式でワンワン泣けるのは故人に対してそこまで大きな関わりを持てなかった人のほうが多い。（大きい関わりがあった人は、後から実感して泣くのが多い）
あと、「善行は”おじい”と一緒に純の中で生きている」という愛のセリフに遊川和彦の死生観が伺えた今回。「肉体は滅んでもその魂は人に受け継がれる」って感じで考えているのかなー。
◯ツッコミポイント
今日はないかな。
◎雑感
武田鉄矢の思いが届いた週末の朝。
善行（武田鉄矢）は死んでしまったけど、その生前の思いが家族にキッチリ届く形で締めたので、半年ドラマのクライマックスはまだおあずけっぽい。
それにしても、第二部（一家が大阪に越してきてから）でのご飯や料理シーンで「だし巻き卵がやたら多いな」と思っていたら、今日持ってきたのが「だし巻き卵」。
何という基本的で王道な小道具の使い方！
つぐづく遊川和彦って王道だな～と。
ま、もしかしたら１部から「だし巻き卵」を使ってて、私がその頃今よりも見る目が甘かったのかもしれないけど。
さてさて来週は予告では、「里や」が閉店の危機らしい。そしていつも漢字２字しか喋らない宮里羽純（朝倉あき）がフォーカスされるっぽい。
どうなることやら。