大阪府大阪市、東高津宮。
東高津宮と書いて、「ひがしこうづぐう」と読みます。
扁額に記されている通り、仁徳天皇を祀っています。大阪のこの辺りは、本当に仁徳天皇の人気は根強いと感じます。高殿に昇って国見をした際に仁徳天皇が感じて行動されたことが有名な話で何度か聞いたことがあります。農家の家々の竈の煙があがっていないのを見て、民衆が困窮を極めていることに気付き、民衆から3年間にわたり、税を免除した。その結果、民衆の生活は豊かになって、倹約に努めた結果荒廃してしまった宮殿を民衆が改修したそうです。以前、似たような話を聞いたことがあります。戦後荒廃した大阪の歴史的な建造物等を民間の寄付などによって再建したという話。仁徳天皇と民衆の関係が今もなお、続いているような感じでしょうか。
境内に王仁神社があります。王仁博士を祀っています。仁徳天皇は王仁博士のような渡来人の技術をもって、治水灌漑工事を行い、その結果農業の生産性が飛躍的に向上したそうです。
下の写真、多分以前は白豊稲荷神社と称していたと思うのですが、現在は磐船稲荷神社となっており、御朱印もいただけます。
大阪府大阪市天王寺区東高津町4-8
仁徳天皇
磐之姫命