第三回ココロキレイフェスタ 出展します!


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「愛と心理療法」シリーズ、昨日の続きです。



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   自我境界が元の場所に戻った時に恋は冷め

   この時点で恋する者たちは、

   関係を解消するか、本当の愛の作業を始めるかのどちらかになる、と

   昨日、書いた。



   「本当の」という言葉を用いたのは、

   恋に落ちた時に愛し合っていると感じるのが偽り、幻想という含みがあるからである。




   恋に落ちるのは意志の行為でも意識的な選択でもない。




   恋に落ちることは、自分の限界や境界を拡げることにはならない。


   おのれの限界を拡げるには努力が要るが、惚れ込むには努力は要らない。

   自我境界が崩壊するだけであり、自我境界が元に戻ると幻滅となる。


   限界が広がり伸びるとき場合は元に戻ることがない。

   本当の愛とは絶えず自分が広がっていく経験であり、恋愛の場合はそうではない。




   恋は、意識的に自分の精神的成長を培うこととは無縁である。


   恋に落ちてから冷めるまでの間、我々は

   「今や頂点に達した、これ以上昇りつめる必要性も可能性もない」

   と思う。





   我々の多くは、恋が終わってからが本当の愛の作業の始まりだということに気づかない。



   そして、それに気づかないとき、

   我々の多くは「一緒にいること」を、必要以上に、そして不健全に大切にしようとする。


   何かの機会につれ、つねに一緒に座り

   つねにお互い相手に代わって話をし、欠点をかばい合い、

   他のメンバーに対して共同戦線を張ろうとする。


   そういう結びつきが、

   自分たちの結婚が比較的健全であるしるしであり、

   それを改善するのになくてはならないもの、と思っている。





 

   それらの結びつきは、適度には、二人の絆を強める役割を果たすかもしれないが

   それらが必要以上に、そして不健全に強すぎると

   相手の成長を相互に妨げることとなる。



   真の愛の作業においての条件の一つは

   お互いが別々の存在であることを学ぶことであり、

   それを受け入れることが、成熟した関係が根を下ろし本当の愛が育つ土台となる。



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この項、あともう一回続きます(^_^;)

今回一回だけでは無理だった・・・



ちなみに、私はこの本から学んだこと、大事なことと感じたことを

こんな風に書いていますが、

恋愛、恋を否定しているつもりは全くありません。


むしろ大好きかも(*^_^*)



ただ、愛でないものを愛と思い込むことが

いろいろな弊害をもたらしている感も確かにあって・・・


その誤解を解く程度には、大切にしたいと思っているのです。