戦跡ガイド勉強会~赤山(地下壕)頂上の戦跡フィールドワーク | Blog 安房国再発見

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NPO法人安房文化遺産フォーラム では、平和学習の戦跡ガイド勉強会の第一弾として、

ガイドメンバー21名が館山海軍航空隊赤山地下壕 の頂上一帯を踏査しました。


赤山地下壕 は、2004年に館山市指定文化財になっていますが、

その範囲は、一般公開部分を含んだ地上部から入っていく全長1.6kmの地下壕です。

しかし、赤山の頂上一帯にも貴重な戦争遺跡が残っています。

かつて公園化計画があったといわれる場所ですが、ほとんどの市民に忘れられています。


原生林さながらのヤブを刈り拓きながら、まるで、レンジャー訓練のように、

平均年齢70歳の“創年探検隊”は突き進みます。


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写真は撮影できませんでしたが、直径20~30mの吹き抜けの竪穴を上から覗きこみました。

私は小学生時代、下から探検で入ったことがありますが、今はふさがれています。

終戦直後と思われる空撮では、山頂にぽっかり開いた2つ穴が確認できます。

米占領軍への引き渡し調書によれば、Akayama Oil Tank Base つまり燃料タンクのようです。


赤山地下壕の見学コース最終地の箇所で、天井を見上げると、

小さな穴があり、その向こうに草葉の隙間で空を見ることができます。

いったい、この上はどうなっているのだろう?

と思っていたガイドメンバーのナゾが解けました。

それが、下の写真です。大発見!

山中に、煙突のようなパイプ管を見つけました。
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倒され放置されてあった「海軍用地」の標柱も見つけました。
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  けれども、このブログを見た方、

ドンッ どうか個人では行かないでくださいね。


事前に、NPO法人安房文化遺産フォーラム の愛沢伸雄代表が下見をして、草やヤブを刈り、

メンバーが安全に踏査できるように配慮しています。


叫び 現に、先に帰ろうとしたメンバーは、山中で迷子になり、

   本隊よりあとからの下山になってしまいました。


NPO法人安房文化遺産フォーラム は、

戦争遺跡を文化遺産として後世にのこす保存運動を20年近く続けています。

戦跡めぐりや平和学習の希望者は、団体としてスタディツアーガイド をご依頼ください。

保存・活用にご賛同いただける方は、ぜひNPO会員 になってお力を貸してください。