ついに昨日
正式に発表された。
残念なことには違いないのだが、
今回の件は実はそれほど衝撃ではない。
なぜかというと、もともと昨年末の有馬記念をもって、
引退すると思っていたからだ。
3歳時にクラシックを獲って、
昨年4歳になって牡馬相手に完璧なレースをし、
結果、グランプリも獲った。
ここで引退すれば、消耗を最小限にして
北海道での繁殖生活をスタートできる、と。
だから、5歳になる今年、引退はおろか
昨年成しえなかった海外挑戦に再チャレンジすると聞いた時、
期待する思いが沸々と湧いてきたと同時に、正直「どうなんだろう」という
気持がどこかにあったことは確かなのだ。
結局、海外挑戦することなく競走馬人生の終焉を迎えてしまったが、
大きな故障もなく無事繁殖に上がることができて本当にホッとしている。
もちろん、ドバイやフランス、イギリス、そしてもしかしたら
祖父さんの故郷アメリカでブリーダーズカップを狙うなんてことがあるかもしれないと、
パスポートをゴソゴソ出してきたことは確か。
しかし、これで良かったと思う。
もう最初の交配相手も決まっていて、
そうなると来年の春には初仔が生まれる。
いったいいくらの値がつくんだよ、と
今度はそういった話題の中心になっていくわけだ、
華麗なる血族・スカーレットインク系の一員として。
さて、そうなると残る問題は、
私のPAT残高における連対率100%だった彼女のベホマを
今度はいったい誰に唱えさせるかっすね。
脚質的には、先頭もしくは
先団に取り付いてペースを作れる馬。
で、後続、特に有力どころになし崩しに
脚を使わせることができる馬。
でもって、さらにその後方からオッズ的に美味しい馬を
突っ込ませることができる馬。
・・・って
要するに
ダイワスカーレットじゃん。
あ、何か、あらためて
喪失感に襲われております。