幻の天皇賞馬 | Bamboo Labo

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11月2日天皇賞。


晴れ&良馬場。


勝ちタイム1分57秒2は、
レースレコード。


日本中央競馬会の長~~~い審議の結果、
日本中央競馬会が出してきた判定写真によると
1位入線は約2センチの差でウオッカだそうな。


というわけで
ダイワスカーレットは
負けた。


『府中の最後の直線、牝馬2頭の壮絶な叩き合いは
競馬史上に輝く名勝負として語り継がれていくだろう・・』


こんな感じであっちこっちに書かれてはいるが
いくら名勝負だと語られても、後世まで残るのはウオッカが勝ったという事実だけ。
悔しい。


勝たせたかった。
本当に。


ということで悔し紛れに、本日の第138回天皇賞の
個人的実況、および私信をお送りします。  


お聞き苦しい点は
御容赦下さい。




素晴らしいスタートを切ったダイワスカーレットがハナを奪いました。 (いいぞ♪)

少々力みながらも快調に飛ばしています。
栗毛の馬体が美しいです。 (ペースを落とせ、アンカツ!)

向こう正面で何とライバルのウオッカと同厩舎の馬に突つかれて
1000mを58秒台で通過しました。 (何すんだペリエ、汚ねえぞ!)

4コーナーを回り最後の直線、馬場の状態が良くない内で
踏ん張っています。 (馬場が悪くてもこの馬はヘッチャラだもんね~)

しかし外からウオッカやディープスカイが追い込んで来ました。 (うわ、ヤバい!)

普通の馬ならここで終わりですが、ダイワスカーレットはその辺の馬とは違います。 
これまでかと思ったところでも粘り腰を見せて差し返せるのです。 (えら過ぎる! )

ゴール前ウオッカとの内外離れた叩き合いです!壮絶です!
 (おいコラっ、アンカツっ! 力を抜くなっ、横向くなっ!)

そのままゴール~~!
追いすがるウオッカを下して、ダイワスカーレットが先着のようです!


第138回天皇賞、勝ったのはダイワスカーレット!
兄・ダイワメジャーに続き、妹も天皇賞馬になりました!
晩秋の府中の杜、兄妹制覇を称える拍手が鳴り止みません!




あ~、虚しい。



でも、何回見ても
ダイワスカーレットが勝っていたように見えるんだけど。
気のせいですか?


気のせいですね。
すみませんでした。



あきらめの悪い女の独り言。


「この写真、本当にゴール前?」


horse5