ドライブレコーダーは、6年ほど前から設置していましたが、今まで使用していたパナソニック製の調子が悪くなったので、今回初めて、前方と後方撮影に対応したドライブレコーダ、いわゆるドラレコを取り付けてみました。
取り付け作業は昨日(5月29日)実施。コード埋め込みなどは初めての作業だったことから、所要時間は1時間弱ほどでした。たぶん、道具が揃っていて、慣れてくると30分以内に終わる作業と思われます。
当初、後方カメラからの配線は、完全に屋根裏等に隠す予定でしたが、今までの経験から、ドラレコは数年で買い替えているので、面倒な配線作業とドラレコ運用期間を比較すると、費用対効果が小さいように感じたので、簡易な配線としました。
設置したのは、JVCケンウッド製のDRV-MR450です。駐車中の録画もできるようなのですが、別売りの専用配線が必要なので、今回は設定を見送りました。
というわけで、後方カメラからの配線を簡易に行った設置となります。
まずは、近所のホームセンターで工具類を購入。
買った工具類はこれだけ。このうち、×印のラチェットドライバーは使用していません。
左端は、配線通し。これ、配線をボディーの内部を通すときに便利です。これが無くても、針金等で代用はできます。
右端は、内張はがし。ウェザーストリップなどの取り外しの時便利です。これも何かで代用はできそうですが。
中央下は、絶縁テープです。これは絶縁用というよりは、垂れ下がったコード類をダッシュボード等への固定用として利用しました。
1 助手席側Cピラー(後部のピラー)から着手
まず、写真の1の箇所のウェザーストリップを外します。
そこから、配線通しを挿入し、2のシートベルトの穴から出します。
配線通しに、コード(後方カメラに接続する部分)をテープで巻きつけて、2の穴から出るまで引っ張ります。写真では、コードを引き出した後に、写真撮影していなかったことに気づき、コードが貫通した後から、配線通しを入れて写真を撮りました。あしからず。
シートベルト穴から引き出したコードは、後方カメラ設置予定箇所まで、引き伸ばしておきます。
2 前方に向け、後部ドア上のウェザーストリップ沿いに配線をする
前後のドア上部のウェザーストリップと天井パネルの隙間にコードを埋め込んでいきます。
ウェザーストリップの引き出しと埋め込みは、素手で十分できました。
3 Bピラー(前部座席と後部座席の間のピラー)と天井パネルの隙間へのコードの埋め込み
後部ドア上部へのコード埋め込みを終えて、Bピラーと天井パネルとの隙間にコードを埋め込んでいきます。この箇所はピラーのカバーが硬いので、内装はがしで押し込んでいくと作業は楽です。
Bピラー上部への埋め込みを終ました。ここから、前方ドア上部のウェザーストリップを外しながら、さらにコードを埋め込んでいきます。
4 前方ドア上部への埋め込みを終え、Aピラー(フロントガラス脇のピラー)内への埋め込みから、コードを助手席床部分に下ろす
前方ドア上部への配線を終えたところ。ここから、Aピラーのウェザーストリップを外して、Aピラー内部に配線します。
ここからAピラー内にコードを入れていきます。
Aピラー内への配線が終わったら、ダッシュボード脇のプラスチックの蓋を外します。
ここから、コードを助手席の床まで下ろします。
5 配線通しを使って、コードを再びAピラーまで配線
このとき、電源コードも一緒に配線
よって、ここから前方カメラまでは、後方カメラ用コードと電源コードの
2本のコードを一緒に配線することになる
コードが助手席の床まで来たら、コード先端を配線通しとテープで繋ぎます。
配線通しコードを絶縁テープで接続したところ
助手席床からダッシュボード脇まで、配線通しを入れます。このまま引き抜けば、コード先端が取り出せます。
配線通しを引き抜き、コード先端が出てきたところです。
ここから、再び、コードをAピラー内に通していきます。
6 コードを前方カメラ設置位置まで、Aピラー内部からフロントガラスに接する天井パネル内を通す
今度は下からフロントガラス上部に向かってコードをAピラー内に配線していきます。
Aピラー上部付近まで配線できたら、フロントガラス上部に向かって配線していきます。
このとき、内装はがしを使うと楽に作業できます。
フロントガラス上部の天井パネル内に配線を埋め込み、前方カメラ設置予定場所まで配線が終わった状態です。
注意事項:コードを助手席床まで持ってきた段階で、この床から前方カメラ設置予定位置までのコードの長さをおおよそ検討をつけてから配線していく。余ったコードは後でまとめでコンソールパネル裏に収納します。
7 シガープラグを差し込む
シガープラグを差し込みます。
8 後方カメラコードと電源コードの余った部分をそれぞれ束ねて、ダッシュボード中央下部裏側に収納
後方カメラ接続コードと電源コードをそれぞれ、束ねて結束しておく。
結束した各コードをダッシュボード中央下部の裏側に収納する。
収納したコードからAピラー下部までの間のコードは、床に垂れてしまうので、テープ等で留めておく。
前部の配線が終了したら、ダッシュボード脇の蓋を戻しておく。
黄色が後方カメラ接続コード、赤色が電源コード。
こんな感じの配線です。
9 後部カメラの取り付け
後部カメラ設置個所を清掃します。最後に油分を除去するため、アルコールで払拭しました。
後部カメラを取り付けます。私の場合、リアウインドウのハイマウントストップランプの直下に設置しました。シールをはがし。粘着面をガラスに貼り付けますが、気泡が入らないように、片側から徐々に貼り付けていきます。
10 後部カメラと後部カメラ用配線との接続と周辺処理
後部カメラが設置できたら、後部カメラ用コードと接続します。
私の場合、カメラからのコードは、直下のリアゲートのウェザーストリップないに入れ込み、左脇から再びコードを出し、シートベルト用の穴までは室内の内装面を這わせました。
後方カメラからウェザーストリップまでの間と、ウェザーストリップ左端からシートベルト穴までの間は、コードがむき出しになります。
ここが気に入らない方は、この方法は止めた方が良いでしょう。
リアゲートのウェザーストリップから出したコードは、最初に取り付けたシートベルト穴までの間は、内装側面を這わす。いわゆるコードむき出しです。
これで後方カメラの取り付けは完了です。
あっ、今、気づきましたが、最初から、シートベルト穴からコードを出すのではなく、リアゲートのウェザーストリップまでコードを内装の内側を這わせれば、この間のコードは、むき出しにせずに済みそうですね。
来週、時間があれば配線しなおしてみます。
このことについて、2021年6月6日追記しました。最下部にあります。
11 前方カメラの取り付け
前方カメラは、助手席側のフロントガラス上部中央付近に取り付けました。なお、取り付け箇所は、レンズ正面がワイパーで雨水等が払拭できる範囲内にする必要があります。
シールを剥がして、粘着面に気泡が入らないように、片面からゆっくりと貼り付けていきます。
貼り付け後、電源コードと後方カメラコードを所定の箇所に接続します。
前方カメラと接続したコードは、写真のとおり、天井パネルの隙間にはめ込んであります。
SDカードを挿入し、エンジン始動して、動作確認を行います。
以上でドライブレコーダーの設置は完了です。
少々配線がむき出しでも平気という方向けの方法です。
この後、近所をぐるっとドライブして録画を再生してみましたが、前方・後方とも、後続車等のナンバープレートも読み取れ、実用上問題ない感じでした。
以上、おわり。
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以下追記(2021年6月6日)
バックドアへコードを配線する際に、若干、コードが表面にむき出しになっていましたが、これを内装の内側に入れて、コードのむき出し部分を減らしてみました。
作業開始前です。
バックドアのウェザーストリップ内にはめ込んでいたコードを全て引き出します。
引き出したコードは、後部シートベルト穴まで引き抜いて戻しておきます。
バックドアの左斜め上あたりのウェザーストリップを剥がします。
後部座席のシートベルト穴から、あらかじめ剥がしておいたバックドアのウェザーストリップまで、配線通しを通します。
バックカメラへの配線を配線通しにつなげて、シートベルト穴からウェザーストリップまで通します。
このようにウェザーストリップまでコードを引き抜いていきます。
シートベルトの穴から出していたコードは、すべて内装内部に隠すことができました。
バックドアのウェザーストリップから出したコードを、バックカメラ付近まで、ウェザーストリップと天井板との間にはめ込んでいきます。
コードをバックカメラ直下まで、天井板内部にはみ込んだところです。
最後に、コード先端をバックカメラに接続します。
作業終了です。
これで、後部座席のシートベルト穴からはみ出していたコードを隠すことができました。
以上です。