12月26日(月)
みなさま
コンバンまー
いやー焦りましたよ、アメーバが退会状態になってログイン出来ないというトラブル…
これまでに書いた大切な記事が消えてしまったらどうしよう、って一時お腹が痛くなりましたよ
だからもう心配で心配で夜もぐっすり熟睡しました
そして早くも今朝、無事に復旧したので一安心◎
これで昼もぐっすり眠れます。 ああ、ヨカッタヨカッタ。
あはははは、ヨカッタヨカッタ
そう、今日は以前から書くつもりでなかなか書けなかった
永井敏己さんの記事を書きます。 やっと書きます。
SPECIAL GIGのライブに行って初めて“生”永井さんを拝んだのが先月末… (そういや引っ越しの前日だった。)
もう4週間も経ってしまいましたのだ
SPECIAL GIGは永井さん(b)、元アルフィーのサポートメンバーの山石敬之さん(key,vo)と長谷川浩二さん(dr)、
そして元CCBの米川英之さん(g,vo)という豪華な顔ぶれ!
どうりで観客の殆どが女性だったワケですね。(本当に女性客ばっかりで最初は焦りました)
もう最高のライブでした!
書きたいことは山ほどあるけど、長くなるので今日はやめておきますね。
実は永井さんは大好きなベーシストなんですが、ファンを名乗れるほどCDも持ってなくて…
しかしライブも観たことですし、これからはファンを名乗らせて頂きます。
僕が永井さんを知ったのは恐らく1990年頃のデッド・チャップリンだったと思います。
もしかしたらその頃にベースマガジンの記事でGRAYのベーシストとして知ったのかもしれませんが…
いずれにせよ大体その頃ですね。
DED CHAPLIN「ROCK THE NATION」
このベース、強烈でしょ?!
ドラムも凄い! そう、“手数王”こと菅沼孝三さんですね。
ただ、当時の僕はハードロック/メタルといえば様式美/ネオクラシカルしか受け付けなくて…
だからラウドネスが苦手だったのでデッド・チャップリンも聴かなかったんです。(おぉ勿体無いっ)
けどテレビとかでデッド・チャップリンを見るたびに「ベース、強烈だなぁ!」とかじり付いてました。
ようやく初めて永井さんの作品を買ったのが確か1992年だったか?
実はこちらのビデオなんです↓
永井敏己『フレットレス・ベース縦横無尽』(VHS)
教則ビデオです。
しかも20年近くも前に発売されたVHSソフトです。
教則ビデオといえば単に曲のフレーズの断片を実演で解説するだけの安直なものも多いですが、
本ビデオではフィンガリング、リズムの解説、そして勿論ソロもふんだんに収録、とても充実した内容です。
特に印象的なのが、永井さん特有のフィンガリング・システム。
多くのベーシストが1フレットにつき一指で、1ポジションで4フレットをカバーしています。
ジャコもジェフ・バーリンもそうで、さらに手の大きさを活かしストレッチを取り入れてます。
因みに1ポジション4フレットのフィンガリングを詳しく解説したビデオがあります↓
濱瀬元彦『エレクトリック・ベース・レクチャー - 基礎演奏技術論』(VHS)
フィンガリングをここまで合理的にシステム化した教材は他に無いでしょう。
ベーシストだけでなくギタリストにも参考になります。
しかし正直に言うと、手の小さい僕にはロー・ポジションでの1ポジション4フレットはかなり無理があります。
ところが永井さんはロー・ポジションでは3フレットのフィンガリング・システムを採用。
フレットレスであることと、欧米人ほど大きくない手のサイズ等のハンディを考慮した結果ですね。
そしてあらゆるフィンガリング・パターンを分かり易く解説されています。
先日のライブでもその完璧なピッチ、独特のフィンガリング・フォームを実際に拝見し感動しました。
1ポジション3フレットのフィンガリングは見た目はスムーズさに欠けるようでも実に理に適ってます。
さらにあえてフレット・ライン入りにしているのは耳だけでなく目でも確認できるためですね。
如何なるモニター環境であっても、SPECIAL GIGのような爆音の中であっても常にピッチは正確という訳です(笑)
そしてリズムに関する章では、ドラムに菅沼孝三さんを迎え実用的なリズム・パターンを実演解説。
まさに鉄壁のリズム・セクションのお二人による見ごたえある演奏です!
それに何といっても一番の見どころは、菅沼さんに和田アキラさんも加わってのスタジオ・ライブ!
これだけでもベーシストのみならず全ての楽器小僧必見ですね。
永井さん作曲の名曲「DANCE OF THE HARLEQUIN」もやってます!
この教則ビデオ、DVD化はされてないようですね。
内容が素晴らしいだけに、このまま埋もれてしまうには実に勿体ないっ!
今でも僕の宝物です。
永井さん関連作品で最初に買ったCDとなると… 随分と遅かったですねぇ
(以下、僕が所有する永井さん関連CDのほぼ全てを少ないですが紹介します。)
1995年発売のW.I.N.Sの1stアルバムが最初でした。
W.I.N.S 『W.I.N.S』
和田アキラ(g)、石黒彰(key)、永井敏己(b)、菅沼孝三(ds)の頭文字を取ってW.I.N.Sです。
この顔触れから想像が付く通りの、超絶技巧の応酬のとんでもない作品です!
先程の動画の曲「DANCE OF THE HARLEQUIN」が1曲目に収録、アルバム1枚を一気に聴かせてくれます。
2008年には突如として発掘ライブ音源がリリース↓
W.I.N.S 『A Sound Lump』
1995年と96年のツアーを収録。 こちらも必聴!
W.I.N.Sの1stアルバムと同じ頃にリリースされた和田アキラさんのソロ↓
和田アキラ・ウィズ・ブロゥスキー・リディム・セクション『プライア』
アトランタ・リズム・セクションをもじったような名前の通り(?)、AORっぽい作品。
ホール&オーツ「サラ・スマイル」、M・フランクス「アントニオの歌」、C・キング「イッツ・トゥ・レイト」他…
ポップスのスタンダード曲のカヴァー中心の、普段の和田さんとは違ったリラックスした作品。
永井さん、富倉安生さん、Asada Takashiさんの3人のベーシストが参加。
(恥ずかしながらAsada Takashiさんという方を存じ上げず漢字表記が出来ませんでした。 すみません)
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」で永井さんの美しいフレットレスのメロ弾きが聴けます。
永井さんのHPのディスコグラフィーによると、
「夜中の12時に呼び出されスタジオ入りしたが、和田師匠の姿はなく、一人寂しくダビングした。」
とのことです(笑)
永井さんと和田アキラさんといえば…
現在も活動中のこのスーパー・グループ↓
ExhiVision『ExhiVision』
和田アキラさん、難波弘之さん、永井さん、長谷川浩二さんというこれまた凄い面子のまさにスーパー・グループ!
ExhiVisionの2004年リリースの1st。
畳み掛ける超絶技巧が痛快なプログレッシヴ・ハードコア・フュージョンとでも呼びたくなるサウンド。
キーボードが難波弘之さんではなく石黒彰さんですが…
代表曲「SCENT OF NOVA」の動画がありました↓
永井さんの作曲です。 名曲です。
ExhiVisionは現在のところ3枚アルバムをリリースしていますが…
2nd『OVEREXPOSURE』を買い逃してしまいました
Amazonを見たら物凄い高値が付いててとても買えません。
3rd『Beyond The Earthbound』ならメジャー流通で、現在メーカーにも在庫あります。
欲しい人、無くなってから欲しくなっても遅いのです
ExhiVision『Beyond The Earthbound』
2008年4月、吉祥寺シルヴァー・エレファントでのライブを収録。
そういえば昔、永井さんはテレビ番組にレギュラー出演していましたね!
そう、『タモリの音楽は世界だ!』です。
悪魔のRXのお二人に対し、天使のお二人がとてもお茶目です
実は僕、斉藤ノブさんのノブ・サンズの頃(ベースは故・青木智仁さん)は観てたんですけど…
是方博邦さんのKORE-CHANzになってからは、仕事で時間が合わなくなって観なくなったんです。 う~。
KORE-CHANzはCDも出てましたが現在は生産中止。
そして、永井さんの現時点での最新作はこちらです↓
TOSHIMI PROJECT『1ST GEAR』
今年4月発売されたTOSHIMI PROJECTの1stアルバム。
先日のSPECIAL GIGのライブでの物販で購入しました。 サインもらえばよかったなぁ…
長谷川浩二さん(ds)、そして元WANDSで現在abingdon boys school等でおなじみ柴崎浩さん(g)とのトリオ。
これまた凄い顔ぶれでトリオということもあり各パートのソロもふんだんにフィーチャーされてます。
この手の音楽の好きな人、そして全ての楽器小僧は問答無用でマストです!!
そして今度、SPECIAL GIGのライブDVDが発売されるそうです!
流通に関しては分かりませんが、来年3月のツアーでの物販では買えるそうです。
ただ、ツアーは大阪は入ってないみたいで… う~
京都には来てくれるみたいなので、行けたら行きます。
最後に、一番最近入手したCD…
ヴィエナ『OVERTURE = 序章』
たまたま覗いた中古屋で発見! モッチロ~ン!喜んで購入
長らく廃盤状態だったので喜んで買ったのですが、あとで調べたら9月に紙ジャケで再発されてました
ジェラルド、アウターリミッツ、ノヴェラ、アフレイタスからメンバーが集まって結成されたViENNA。
まさに当時の日本プログレ界におけるスーパー・グループだったようです。
本作は1988年リリースの1st。 永井さんのメジャー・デビューとなった記念すべき作品です。
まだ現在のようにフレットレス・オンリーではなくフレッテッドも弾いてます。
1988年当時といえば、僕はプログレはまだ聴いていなかったですね。
クリムゾンやピンク・フロイドとかは聴いてたけど、あれはプログレの枠を超えて有名ですからね。
だからViENNAは最も復活して欲しいバンドのひとつですね。
僕が永井さんをリスペクトする理由は、勿論そのベース・プレイそして楽曲の素晴らしさにありますが
それとフレットレスに専念している点、多弦ベースに頼らないという点にもあります。
そういった制約から生まれるものもあるはずで、それがあの強烈な個性と魅力に繋がっているのだと思います。
以上です。 本当にダラダラと長くなってすみません。
最後まで読んで下さって有難うございます。
あっ、そうそう…
古川兄弟のアルバムも載せようと思ってて探してたんですが、結局見つかりませんでした。
その代わりに羅麗若(られいにゃ)のCDが出てきました。
どうやら古川兄弟は持ってなかったようです。
羅麗若と勘違いしていたようです
まー。
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