◆ 大きな出来事Part1①闘病生活はあずき大のしこりから始まった。
30歳の時、悪性リンパ腫ホジキン病とわかりました。
再発もせず生きてます。
今は治療による後遺症はあるけれど、元気で楽しく過ごしています。
アロマセラピストとして仕事を始めた 源 でもあります。
病気の家族や友達、同僚を持つ人が知りたいことって
助かる方法は?
自分にできることは?
こんなことだと思います。
本人が知りたいことは
どうして病気になったの?
病気になった人の話が聞きたい。
大きな大きな不安を抱えて日常生活を送るのは
エネルギーが必要です。
自分の経験がどなたかの役に立つのかもと思って
書き綴ることにしました。
闘病生活を
どんな風に過ごしたのか
どんな気持ちだったのか
周囲の人達はどうしていたのか
病院はどうやって決めたのか
少しでも心が穏やかになってもらえたら幸いです。
* * *
ひどいひどい肩こりでした。
自然と肩や首にいつも手を当てていました。
ある日、ちいさな塊を私の手がみつけたのです。
小豆くらいの大きさでした。
その頃、夕方になるとどっと疲れが出て1時間くらい横になる状態でした。
耳垂れが止まらなくなってました。
耳の穴に産毛がいっぱい。
朝、目が覚めたら足の指がなんだか痒い。
お昼には膝まで赤く腫れあがり、急いで皮膚科に行くこと度々。
お尻の仙骨辺りの皮膚がただれて、ずーっとずーっと痒くてかいてました。
小さなトラブルが起きるたびに
耳鼻科、皮膚科、内科受診。
左鎖骨にみつけた しこりは
筋肉の一部と言われました。
「ポパイがほうれん草の缶詰を食べて
力こぶができるのと同じだから大丈夫だ」 と。
その言葉を聞いてホッとしたのです。
知らないって怖いね。
別の病院で検査をしてもらうまでの数か月
徐々に体力がなくなってきてました。
久しぶりに会った友達に
「ひろみーーっ どうしたん!? 痩せてから」
と言われても、そうかなぁと気づかなかったのです。
実際には体重は41kgでした。
健康な時で48kgあったと思います。
身長156cmにしては少ないですよね。
その年の年末、実家で
ポパイの力こぶって言われてさ~なんて
肩をさわりながら面白おかしく話してたら
小豆をもひとつ見つけました。
超冷え性で寒がりなのに、暑い暑いと騒いだ私。
母が「年が明けたら別の病院に行ってみんさい」と。
今思うと母の心には、ザワザワ嵐が起こり始めていたのかもしれません。
年明け早々、近所の個人病院へ。
穏やかで優しそうな先生でした。
「心配ないよ。大丈夫。 大きな病院へ紹介状書くからね。いつ行く?明日はどう?連絡しておくよ」
って、変な先生と笑った私。
人生が変わる出来事がすでに起こってるって気づいてないんだもんね。
今ならわかります。
免疫力が低下してるから起きてたんだよね、小さなトラブル。
あっという間にひどくなるし、治らない。
でも風邪は引かなかったんですよ。
夕方は燃料切れなのに、残業して家事をやってる人はすごいな。
あたしも頑張んなくっちゃ!と栄養ドリンク毎日飲んでました。
近所の薬局のおばちゃんと仲良しになりました。
やっぱり体調崩れてたんですよね。
毎日栄養ドリンク飲むっておかしいもん。
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アロマテラピーサロン薫る人
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つくば市二の宮3丁目
井手ひろみ
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