朝から出発して、結局ロンボク空港に到着したのは夕方になっていた。
上陸すると、機嫌の悪そうな曇り空と強風が、手荒く歓迎しているようであった。
サーフィンしたいという衝動のみで、直前にチケットをかったため、
2月のロンボク島の風の強さと雨季をまったく計算していなかったのだ。
空港のATMで今回必要となるだろうギリギリのインドネシアルピアをおろし、
数あるタクシースタンドで料金を比べ、一番良心的なタクシー会社に依頼する。
やはり、人相とはよくいったもので、
はじめての場所での選抜基準は、
いつだって人相となる。