私個人の好きな女優さんや、尊敬する女性は50、60年代に活躍された方に集中している気がします。
グレース・ケリー ・・・1929年11月生まれ
オードリー・ヘップバーン・・・1929年5月生まれ
ジャクリーン・ケネディ・オナシス・・・1929年7月生まれ
(「アンネの日記」のアンネ・フランクも1929年6月生まれ)
マリリン・モンロー ・・・1926年生まれ
マリリンがオードリーの「ジジ」の看板の前でポーズをとっていたりと考え付かないほどゴージャスな組み合わせ。
1960年代のファッション界を彩ったアメリカ合衆国のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディ。
彼女の洋服は、シンプルで上品、クラシカル、けれど今かつて新鮮さを感じることが出来るものばかり。フランスの血を引く彼女はシャネルをひいきにしていたそうですが、夫JFKが米国第35代大統領に就任した61年(ジャッキー31歳)から暗殺された63年まで、公式の場で着る洋服は必ずアメリカ製のものにしていたそうです。
専属デザイナーはオレグ・カッシーニ (Oleg Cassini) 。
ジャッキーは61年にケネディとともにフランスを訪問したとき、彼女はフランスからオレグ・カッシーニに電話をし「フランスの人たちに喜んでもらえるように、ジバンシーにドレスを一着お願いしようと思うの。どうかお気を悪くなさらないでね」と伝えたそう。
このオレグ・カッシーニはロシア亡命貴族の孫でグレース・ケリーが「泥棒成金」(1955)のロケを行なっていた頃、グレース・ケリーのデザイナーで恋人とも噂された相手でもあります。
2006年3月17日、NY・ロングアイランドの自宅で92歳の生涯を終えた彼はローラ・ブッシュ、ヒラリー・クリントンの服飾デザインも手掛けました。
グレースは1956年フランス政府からの招待でカンヌ映画祭に出席、そしてその時「パリ・マッチ誌」からモナコ大公との歓談を載せたいと要請があり、グレースはカンヌから車で2時間のモナコに訪れ、そして彼女はのちにモナコ公妃となります。
女優としてトップ(アカデミー賞受賞)を極め、人気絶頂の時に今まで培ったものをすべて区切りと別れを告げモナコ公妃となる決断力、妃、妻、母を、苦悩しながらも華やかに凛と最後まで演じ切った女性ですよね。
ファーストレディとプリンセスが一緒に写っている写真も残っています。
(ジャクリーン・ケネディ、モナコのレーニエ前大公、グレース公妃とJFK。)
オードリー、グレース、ジャクリーン、ともに上品さや、立ち振る舞いが本当に素晴らしいと思える女性です。マリリンもチャーミングで魅力的な女性です。少し前をたどるとヴィヴィアン・リー(1913年生まれ)もいますね。素敵な年代です。