●オーディションに合格するための『曲選び』Q&A①
お久しぶりです!
ボイストレーナーの不破です。
あなたは歌のオーディションで、『曲選び』について悩んだことはありますか?
実際、私に寄せられる問い合わせの中でも、曲選びについての質問は非常に多いです!
ということで、せっかくですので。
今日は、これまでいただいた質問の中から、『曲選び』について焦点をあててみます。
丁寧にお答えしたいのと、長文過ぎると読みづらくなってしまうので、1つの記事につき、Q&Aは1つとさせていただきますね。
今回お答えできなかったQ&Aについては、次回じっくりお答えさせていただきます!
ということで、早速『曲選び』のQ&A①です。
Q:
オーディションでは、どんな曲を選べばいいのでしょうか?
A:
これは最も多い質問です。
以前、【オーディションに合格する人の『曲選び』はコレです!】というブログを書きました。
※青文字部分をクリックすると、ご覧になれますので、そちらも参考にして下さいね。
では、ここで。
レッスン受講後、オーディション合格した人たちの『選曲例』を、いくつか挙げてみましょう。
歌スタという、オーディションに合格した人は、aikoの『カブトムシ』。
AKBグループのオーディションに合格した人は、Do As Infinityの『冒険者たち』。
他、別のアイドルグループの曲を歌って、AKBグループのオーディションに合格した人も複数います。
Sonyのオーディションに合格した人は、Beyonceの『Halo』。
Sonyの別のオーディションでは、Superflyの曲だったり、槇原敬之の曲で、デモ審査を突破した人もいます。
他にもビクターだと、MISIAの曲で・・・他にも・・・。
(※全て敬称略で失礼します。)
全部書き出すと、収拾がつかなくなるので、この辺にしておきますが・・・。
ちょっとは参考になったでしょうか?
つまり!
言いたいことは、こうです。
合格した人は『自分らしさ』と『選曲』が一致していた!
ということです。
上記の選曲例をみると、本当にバラバラですよね?
バラードだったり、アップテンポな曲だったり・・・。
邦楽だったり、洋楽だったり・・・。
AKB系列のオーディションだから、AKBの曲というわけでもないですし・・・。
SONYのオーディションだから、SONY所属の人の曲・・・というわけでもないです。
上手に歌える曲を選ぶのは、当たり前のことです。
むしろ、あなた自身が歌手志望なのであれば!
上手く歌うことは当たり前ですし、そのための努力も当たり前です。
それは、あなた以外のライバルも同じことです。
では、審査する側は、いったい何を審査しているのでしょう?
・ある人は、歌唱力の点数が98点で、『人間力』の点数は10点。
・もう一方の人は、歌唱力の点数が80点で、『人間力』の点数は90点。
上記2人のうち、どちらの人が合格しそうですか?
答えは後者の人。
審査員は、多少歌唱力が劣っていたとしても、『人間力』90点の人を選ぶことでしょう。
『人間力』とは、その人が持つ個性や魅力。
つまり『あなた自身』のことなのです。
『あなた』という存在は、こんなに大きな宇宙の中で、たった1つの存在です。
それは、あなたの発する声も、宇宙にたった1つのものである・・・いうことを意味します。
簡単な話、審査員は『歌』をとおして『人』を探しているわけです。
これで、あなたの答えが出てくるのではないでしょうか?
・将来、世界中で歌える人になりたいから、洋楽で勝負したいけど・・・。
邦楽のほうが印象良さそうだし、洋楽の選曲はやめておこうかな。
・自分に合うのはコレだ!と思って練習していたバラード曲だけど・・・。
バラードは不利だって聞いたから、やめたほうが良いのかな。
どちらもナンセンスな発想で、『あなたらしくない』ですよね?
そんな気持ちで選んだ曲は、いくら上手に歌えたとしても・・・。
うわべな人間力は、すぐに見透かされてしまうことでしょう。
評価は自分以外の人が決めるもので、決して自らが下すものではありません。
まず、大前提として
歌う際に『自分に嘘をつかなくて良い曲』。
あなたが『あなたらしい声で歌える曲』を選ぶよう心がけて下さい。
このことをふまえた上で!
あなたが『曲選び』で、できること。
それは『あなたという人間を、一番良く分かってもらえる曲選びをすること』です。
そんなふうに曲選びをする時は、自分を見つめ直す、良い機会にもなりそうですね。
私のレッスンでも、受講者の人間力と合致した曲選びを徹底します。
その人の『人間力』と一番リンクする曲を選ぶようにしています。
すると、当たり前のように、デモ審査だったり、歌唱審査を通過するようになるのです。
ぜひ、あなたらしく歌える曲と出会う努力をしてみて下さいね。
この世には、数えきれないほどの楽曲が、これまでに誕生していますよ。
では、本日はここまでです。
このブログが、少しでもあなたの役に立つなら幸いです!