トリノフイコライザーデモに行ってきた、カフェジャレットにて、、 | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

トリノフイコライザーデモに行ってきた、カフェジャレットにて、、

あたしの行きつけの熊本で最高のオーディオ機器を備えたてジャズ喫茶「カフェジャレット」のマスター 堀江さんから連絡があって24日に近所のオディオ好きを集めて、デジタルイコライザーのデモやるから来ませんか、、とのお誘い。


こういうお誘いを断ってはオディオ馬鹿一代の名に恥じると、それにイコライザーに最近興味が出てきたので、いい機会と行ってきました。


機器は福岡のM店から担当者の方が持ってこられたフランス製・トリノフのデジタルイコライザー「サウンド・オプチマイザー ST2 HiFi 』 がそれ! 

イコライザーというと、まず思い浮かぶのはアキュのDG-58なんだけど、今回はフランス製のこの機械。




2時のスタート予定で、開始時間をちょっと過ぎると店内には10人以上のお客様、、堀江マスターによると、中にはアバンギャルド使いの方や、市内のビル1フロアー一杯にオディオ機器を置いている方もいられるとのこと、、あたしどころのレベルぢゃない人たちばっかりなんですね(笑)。


といういう訳でM店の担当の方が本器を接続(今回はプリとパワー間にかます)。先ずは、専用の3Dマイクで部屋の音響を測定して、フラット化する(これをヴォイシングというのか?)。


そうして、今回は本器プレセットされたモードを測定結果に当てはめて補正する(このような説明でいいのか不安だけど)。


DG-58の記事とかみると、この機器も測定結果に独自の解析をしてスムーズにする機能とかがあるみたいだけど、トリノフのこの機器には、コムフォート、ナチュラル、プレシジョン、ニュートラルなどいくつかのモード設定が自動でできるようになっておりました。


その他にもさまざまな設定ができるらしいのだけど、今回は、カフェジャレットの測定値に、トリノフのプリセットモードで切り替えて音の違いを聞くということになりました。


一端スルーにして、その後にそれぞれにモードを切り替えて聞くという方法で音を出してもらいました。


聞いたのは女性ボーカル、ビッグバンド、ヨーロッパ系のジャズ(ピアノトリオ)、オペラのような声楽、そうしてイーグルスのホテルカルフォルニアその他、、


スルーをまずフラットモードで聞くと、確かにいやな付帯音みたいなのはなくなるのだけど、どうも音が固くなって、活き活きしたところとかがなくなって、素っ気ない音でしたね。


しかし、こいつをコンフォート(ここちよいという意味ですか)モードにすると、、ちょっと低中域があがって、高域ものびやかになって、

スルーの際に、低域でびりついていたピアノの振動がなくなって、全体に大変聞き心地の良い、アナログを聞いているようなまさにコムフォート! 


次にナチュナルモードすると、全体的にバランスが取れた音。これだと楽器の質感とかもはっきり分かって、分離がすごくよくなって、しかも音がまろやか、、


ニュートラルモードはちょっとそっけない、プレジションはきつすぎる、そんな感じがしました。


あたし的には今回のデモでは、ナチュラルモードがベスト。声楽では、このモード以外でははっきりいってきつすぎて聞けなかった。でもこのモードだと、大音量再生だったけれども、それぞれの音が分離して、きれにとけあって、破たんするこもなかった。


お客さんの一人がもってこられたデンオンの無響室で録音されたオケのCDをちょい聞きしたのだけど、この盤を聞くと、イコライザーをON・OFFの違いははっきりして、ONにすると楽器の質感や響がはっきり聞こえて、しかも音そのものが気持ち良い。エベレストってクラッシックもいけると確認しました。


スルーの音もしかし、悪くはなかったのでした。ちょっと高域が細くなることがあるかもしれないけれど、これはこれでちゃんと聞ける音だなあと思いました。でも、イコライジングをかけると相当に変わる、、


あたし的にはイコライジングを入れたときの方が、やはり音全体のやわらかさとか響とか楽器や声の質感、瑞々しさが出て、好ましいと思いました。


だけども、フランス製なのか、どこか不安定なところもあるのかとかんじましたけど、、


いや~イコライザーって相当に使えることを学びました。




(マスターと奥様)


堀江マスターに感謝!