有山麻衣子さんのCDを聞く ホールの音そのまま、その音のすごさ! | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

有山麻衣子さんのCDを聞く ホールの音そのまま、その音のすごさ!

超高音質録音であってしかも音楽的に高い評価を受けている有山麻衣子さんのCDをだいぶ前に入手していたのだけど、システム変更のドタバタで落ち着いて聞く時間なかった。で、昨晩やっとゆっくり聞くことができたので、その感想を。



なにしろ、あたしのまわりの音もだちからは、このCDはともかく音が良い、そのうえ音楽が良いと聞いていたものだから、一体どういう具合なんだろうかと興味深々で変更したうちのシステムで聞いてみた。


あららなんて「ふつうの音」なんだろうか、、まずホールの暗騒音というか空気のうごきというか、ホールのさわさわとして雰囲気が伝わってきて、ステージの上のピアノがそれこそふつうの音で鳴りだして、いよいよ有山さんの歌が始まる、、実にきれいな声、、、丁寧で自然な歌、、本当にふつうの音です、、


でもね、ここでいうふつうの音っていうのは、あたしが実際コンサートホールにいって聞ける音楽の音っていうことだから間違えないでほしい。まさに生の音を彷彿とさせる録音ですね、これは、、「ふつうの音」で録音できるっていうのは、実はすごいことではないだろうか、、


聞き進むほど、本当にホールでリサイタルを聞いている感覚、、


実は、このCD、うちの802DSを設置した初期レイアウトの頃、一回鳴らしたことがあるのだけど、昨晩ほどの感銘はうけなかった。

やっぱり奥行というか音場が狭かったし、これほどの録音のクオリティとはわからなかった。


でも、下の記事で書いたようにいろいろと調整を行ったので、とってもいい気分でこのコンサートを聞くことができた。


もういちど書くけど、コンサートでふつうに聞こえる音で録音できているっていうことは実にすごいことですよ!


でも、逆にいうとコンサートで生音をあまり聞いた体験の無い人だと、このCDの真の良さを理解するのは難しいのかもしれないですね。


有山さん歌もいいけど、とてもかわいいお嬢さんですね、、


ただ、このCDの曲目の多くが日本の音楽(童謡とか)なのだけど、

とても申し訳ないけど、あたしの好みではなかった、、この日本の旋律がどうしても受け付けられない、、悪くないと思うのだけど、

どうしてもこれらのさびしい旋律を聞いていると、小さい頃に住んでいた父の実家の農家のくら~い家のことを思いだしてしまってねえ、、いまだに畳の部屋は好きではないし、仏壇とかもあまりしっくりしないし、、、曲そのものを楽しめるようになるには、もっと時間がかかるかもしれない、、すいません。


そう意味ではCD最後の方のモーッアルトが一番楽しく聞けた。


有山さんもう歌わないんだろうか、、ラベルとか、RVWとか歌ってもらったらすごくいいと思うのだけど、、


さて、このCD なんとインフラノイズの機器を使用して録音されたらしい。あたしのシステムの核となっているのがクロック GPS-777であるので、相乗効果でこれだけいい音で再生できるのだろう、、 


もしできることなら、インフラノイズにはジャズ(ピアノトリオとか)を録音してもらいたい。地元大阪にも素晴らしいミュージシャンがたくさんいられると思うのだけど、、


ともかくホールの音をふつうに(言い換えればそのまま丸ごと)録音できたっていうのは、すごいことだ! 


このCDはオデイォ好きな方だったら是非持っていてしかるべき盤と思う。チェックにも使えるし、音楽もすばらしい(好みに合う合わないは別にして)。